かいらはキレイだった

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:あゆゆ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.07.23

あっ、こんにちは!
私、かいらだよ!





ニコラモデルだけど
最近、全然撮影に
呼ばれない。





なんの取り柄もない
中学2年生。





でもね・・・
好きな人はいるんだ。





それはコウショウ。





でも今はもう
ここにはいないんだ。





実は・・・













*+*+ 小学校5年生 *+*+





かいら「めありおはよー!」





めあり「おはよー!」





クラスメイト「あっ、かいら
昨日のインスタ見たよー!」





かいら「ほんと!?
ありがとー!」





そう、この時は私も
学校生活が充実していた。











*+ 帰り道 *+





私は衝撃の場面を
目撃した。





男子達「お前じゃま。
避けろよ」





??「ごめん・・・」





男子達「ちょっと
こっち来いよw」





あれって・・・
コウショウ!?





かいら「ちょっと男子
何してるの!?」





男子達「チッ、帰るぞ」





かいら「大丈夫?」





コウショウ「ありがと・・・」





かいら「もう・・・
これからは
私がコウショウを守るね!」





コウショウ「・・・うん!」





私たちはずっと
一緒にいた。





だけど・・・













*+ 1週間後 *+





コウショウ「かいらごめん、
俺アメリカに
行くことになった」





かいら「えっ、じゃあもう
会えないの!?」





コウショウ「でも、
帰ってくるから!
それまで待ってて」





かいら「・・・分かった。
絶対戻ってきてね!」





コウショウ「うん!」





かいら「バイバイ!」













*+*+ 今 *+*+





いつか
帰ってくるかな・・・





先生「はい、
みんな座ってー」





そうだ、
今学校にいるんだった。





先生「今日は転校生を
紹介します!」





こんな時期に?
どんな人かな・・・





先生「じゃあ入ってきてー」





転校生「こんにちは!
アメリカから来ました
トベコウショウです。
よろしくお願いします!」





えっ・・・
えーーーーーーー!





トベコウショウって
あの戸部光翔!?





あんな陰キャだった
コウショウが
こんなかっこよく
なったの!?





信じられない・・・





先生「じゃあ、
あそこのかいらさんの
隣に座ってね」





コウショウ「はい」





うわっ、
こっち来た・・・
どうしよう!!





コウショウ「よろしくね!」





かいら「あっ、はい」





隣の席なんて
緊張して無理だよ・・・













*+*+ 放課後 *+*+





かいら「めありー
どうしよーーー」





めあり「どうしたの?」





かいら「ほら、
今日来た転校生、
私の幼なじみなの!」





めあり「ほんと!
再会できて
よかったじゃん!」





かいら「でも・・・」





そう、私はもう
あの頃と違う。





コウショウが知ってるのは
クラスのみんなから人気で
モデルをやるほど可愛い私。





今の私はブサイクで
モデルの仕事も
もらえない。





かいら「どうしよ・・・
そうだ!
めあり一生のお願い!!
私のふりをして!」





めあり「かいらのふり!?
そんなの無理だよー」





かいら「お願い!
めありかわいいし、
1日だけでいいの!
その後は会わないように
してくれれば!」





めあり「しょうがないなー。
かいらのためだもんね!」





かいら「ありがと!!」













*+ 次の日 *+





めあり「コウショウ・・・?
私かいら、
覚えてる?」





コウショウ「かいら!?
良かった会えて・・・」





めあり「う、うん。
元気だった?」





コウショウ「うん!
かいらも元気そうで
よかった!」





よかった・・・
上手くいってる。





これでいいんだよね。





今の私を知ったら
コウショウはきっと
絶望する。













*+*+ 放課後 *+*+





かいら「めありーー」





コウショウ「あっ、かいら!」





えっ、私?





めあり「・・・あっ、コウショウ」





そうか・・・
コウショウの中のかいらは
めありなんだった。





コウショウ「今日さ、
あそこ行かない?
俺たちの思い出の場所」





めあり「思い出の場所・・・?」





やばい!?
思い出の場所のこと
教えてなかった!





そうだ!
LINEで!





『にこらこうえん』





コウショウ「あれ・・・
覚えてない?」





めあり「えっと・・・
ニコラ公園だよね!」





コウショウ「そう!
そこ行こ!」





あっ、歩き出した。
ついて行っていいよね?













*+ ニコラ公園 *+





コウショウ「あの頃を思い出すね」





めあり「う、うん」





コウショウ「ほら、
ここでブランコ乗ったの
覚えてる?」





えっ、そんなことまで
覚えてたの・・・





私が雑誌の撮影
上手くいかなくて
悩んでた時
コウショウが
励ましてくれた。





そのおかげで私、
頑張れたんだよ?





めあり「あぁ、
覚えてる覚えてる」





めありがんばれ!





コウショウ「そうだ、
手繋がない?」





めあり「えっ、えっと・・・
うん、いいよ」





えっ、
手繋いじゃうの・・・





コウショウ「なんか照れるな」





コウショウ「でも、
かいらがずっと
綺麗でいてくれて
よかった!」





・・・





やっぱりこれで
良かったんだ。





かいらとして
会わなくてよかった。













*+ 次の日の放課後 *+





めあり「いやびっくりしたよー
かいらはコウショウ君のこと
陰キャって言ってたけど
イケメンじゃん」





かいら「・・・うん」





めあり「どうかした?」





かいら「あのね・・・
私、きれいになりたい!」





めあり「うん」





かいら「そして、
コウショウに
私があの時一緒にいた
かいらって言いたい!」





めあり「よし、
よく言ったー!
そうと決まれば、
まずは・・・」





かいら「なに?」





めあり「髪切ろう!」





かいら「えっほんと?」





めあり「よし、
行くぞー!」













*+ 髪切り後 *+





かいら「うわぁ・・・
ほんとに私?」





めあり「次は・・・
メガネ外そ!」





そんなこんなで私は
メアリに
プロデュースされた。













*+ 次の日 *+





コウショウくんになんて
言われるかな・・・





いや、心配しない!





私は生まれ
変わったんだから!





かいら「コウショウ君
おはよう!」





コウショウ「おは・・・あれ?
雰囲気変わった?
なんかどっかで
見たことあるような・・・」





かいら「あの!
放課後会えない?」





コウショウ「あぁ、いいよ!」





やった! 誘えた!





めありも
喜んでくれてる!













*+ 放課後 *+





私は待ち合わせした
ニコラ公園で待っていた。





あの頃と同じように。





コウショウ「お待たせ」





かいら「あっ、大丈夫だよ」





コウショウ「今日なんで
誘ってれたの?」





かいら「あっ、あのね」





落ち着け・・・





かいら「私・・・
かいらなの!」





コウショウ「えっ、知ってるよ?」





あっ、失敗した・・・





かいら「違う・・・そのー
小学5年生の時
一緒に遊んだ
かいらなの!」





コウショウ「えっ、お前が・・・」





かいら「そう!」





コウショウ「えっ、じゃあ
俺が前あった子は?」





かいら「あの子はめあり!
私の親友で私のふりを
してもらったの!」





コウショウ「そうだったんだ。
ごめんね
気づいあげられなくて」





かいら「私こそ
嘘ついててごめん!
でも、今言えて良かった!」





コウショウ「俺も本当のかいらに
会えて良かった!」





かいら「そうだ!
あのブランコ
乗らない?」





コウショウ「いいよ!」





私たちはブランコで
色々な思い出を話した。





コウショウ「ねぇ、かいら」





かいら「なに?」





コウショウ「あの時
言ってくれたよね?
俺を守ってくれるって」





かいら「あぁ、あれね!
なんか恥ずかしいな・・・」





コウショウ「てことはさ・・・」





あれ、なんかコウショウ
にやにやしてる?





かいら「・・・なに?」





コウショウ「それって、
ずっと一緒にいてくれるって
ことだよね?」





かいら「・・・(赤面)」





コウショウ「ほら!」





かいら「あぁ、もう!
私、コウショウが好き!
あの時からずっと!」





コウショウ「うん」





かいら「だから・・・
私と付き合って」





コウショウ「うん!」





そういうことで
私たちは
付き合うことになった。





そして、ニコラの撮影にも
呼ばれるようになった。





なんとコウショウも
ニコラのメンモに
なったのだ!





えっ、
めありはって?





めありは今も
私の大親友!





私がもっと
可愛くなれるように
サポートしてくれるんだ





もう、
みんな大好き!!







*end*

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