あんなにきらいだったのに

CAST髙橋 快空髙橋 快空

作者:カボチャプリン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.12.05

私は、カイラ。
実は、委員長をやっているの。





自分はよく真面目とか
性格も良いとか
言われるんだけど、
最近困ったことがあるんだよね。





先月転校してきた
ハルトっていう、
男子なんだけど・・・





いつも宿題を忘れてきたり、
忘れ物をしてきたり、
とにかく忘れっぽくて。





だから、
私がいつも宿題するように
声かけたり、
教科書貸してあげたりって
超大変。





だから、私が今
1番嫌いな人なの。





今日も
声かけにいかなきゃ。





あー、面倒くさい。





カイラ「ほら、
宿題ちゃんとやって!」





ハルト「わかってるってー」





カイラ「本当にわかってるの?
何回言えばいいのよ!」





ハルト「わかってるって。
それより、委員長
ちょっとこっち来て」





カイラ「なによ!
良いからやってってば」





ハルト「少しで良いから!」





カイラ「しょうがないわね~」





しょうがないから、
行ってあげることにした。





カイラ「キャー!」





ハルト「委員長どうしたの?」





カイラ「転んだ」





ハルト「大丈夫?
ていうか、あれ?
あなた、委員長?」





カイラ「そりゃそうでしょ!
ってあなた、ハルトくん!!」





ハルト「それこそ、
そりゃそうでしょ!」





私は、驚きが隠せなかった。
転んだことで、
タイムスリップをしてたのも
そうだけど、
ハルトは私の初恋の人、
ハルトくんにそっくりだったから。





カイラ「そうだったんだ。
ハルトって、
ハルトくんだったんだ」





ハルト「委員長、何言ってんの?
大丈夫?」





ハルトくんは、同じ中学校で
2年のときに
同じクラスだったのだ。





それも、私の初恋の人。





タイムスリップしなければ、
気づけなかった。





あの時は、恥ずかしすぎて
気持ちを伝えることはできなかった、





ハルトに対する気持ちは、
大嫌いから、大好きに一変した。





この恋心を伝えるなら、今だ。





カイラ「私、ハルトが
中学のときのハルトだと
思ってなかった。
実はね、私、
ハルトが初恋の人なの。
もし良かったら、その・・・」





ハルト「それから先は僕に言わせて。
実は自分も、
委員長のことが好きです。
委員長に構ってほしくて、
わざと宿題忘れたり、
忘れ物したりしてました。
こんな僕だけど
付き合ってください!」





カイラ「私こそ、
こんな私だけど、
それでも良いなら、
よろしくお願いします!」





私たちは今、クラス公認の
仲良しカップルとして、
付き合っているのだ。





タイムスリップしただけで、
あんなに気持ちが変わるなんて。
タイムスリップってすごいな。







*end*

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