3番線の君

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:あめのしずく

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.04.23

初恋をした。





毎朝同じ3番線の
ホームの電車から
乗る君に・・・







○*○*○*○*○*○*○*





私は林芽亜里。
今日からニコラ学園に通う
高校1年生になる。





特に可愛いわけでもないし、
男子は苦手。





でも、そんな私も
恋をした。





毎朝同じ時間に
同じ3番線ホームから
電車に乗る男の子に。





背が高くて、
少し日焼けした肌。





でも、彼を好きな理由は
もう1つある。





それは、同じ
レモンソーダを
飲んでいたこと。





まさに理想の男の子。





しかも制服からして
同じ学校だと分かった。





メアリ(どうしたら
近づけるのやら・・・)





そんな考え事をしてたら・・・、
いつの間にか電車が来てた!





メアリ「やばい・・・!
乗り遅れる!」





もう少しで
入れなくなりそうになった時、
誰かが私の腕を掴んで、
ギリギリ電車の中に
入らせてくれた。





メアリ「あ、
ありがとうございます」





ぺこっとお辞儀をして
顔を上げた。





でもその相手は・・・





(え!?)





レン「いえ。
そういえばいつも
同じ時間に
電車乗ってたよね?」





なんと、彼だった。





しかも、私のこと、
覚えてた。





この人は神だ・・・





興奮してたら
勢いでこんなことを
言ってた。





メアリ「あの、
また改めて
お礼言いたいので、
メ、メアド交換して
もらってもいいですか!?」





つい大声を
出しちゃった。





まだガラガラの
車内だったから
良かったけど。





レン「ん、いいよ」





メアリ「あ、ありがとう・・・!」





(わー交換しちゃった~!
レン君って言うんだ~!)





もちろん嬉しかったけど、
同時に誰かに
見られてる気がした。













○*○*○*○*○*○*○*





それから私達は
車内で学校のことや
友達とのこととかを
よく喋るようになった。





レモンソーダのことも話したら、
もっと仲良くなれた気がした。





(楽しいなぁ)





レン「あのシリーズさ、
新しい味出るって知ってる?」





メアリ「うん、
美味しそうだよね!
早く発売されないかなー」





レン「そうだね。
今度一緒に
買いに行かない?」





メアリ「えっ」





待って待って
これってデートみたい・・・?





メアリ「いい、よ」





レン「じゃあまた連絡するわ」





メアリ「うん」





この時も私は感じた。
誰かの視線を・・・













○*○*○*○*○*○*○*





いつも通り3番線の
ホームに着いた。





いつも通り、だ。





・・・さっきまでは。





コウショウ「ちょっといい?」





話しかけてきたのは、
他校らしき男の子。





メアリ「私、ですか?」





コウショウ「俺、君の学校の
隣町にある、新潮高校に通う
戸辺コウショウっていいます。
ほんと突然だけどさ、
俺と付き合ってください」





メアリ「・・・へ?」





これって告白、
ってやつだよね??





私、告白された・・・?





動揺してると、
戸部君は私に言った。





コウショウ「・・・もしかして
好きな奴いる?」





カァァ・・・
頬が熱くなるのが
自分でもわかった。





コウショウ「いつも
喋ってる奴だよね。
でも俺のことも見てほしい」





・・・戸部君は真剣だ。





人生初告白。
もちろん嬉しい。





でも、やっぱり私は
レン君が好きだ。





メアリ「ごめん、なさい。
戸部君とは、付き合えません。
す、好きな人がいるので・・・」





かなり時間が
経った気がする。





しばらくして戸部君は
口を開いた。





コウショウ「そっか。
返事くれてありがとう。
あいつに告白、頑張って。
一応言うと、
あいつ俺の幼馴染だよ」





ハハッと笑顔で
笑ってくれたことが
私にとっては嬉しかった。





(さっぱりしてる人だなぁ・・・)





メアリ「あ、電車来ちゃった・・・
本当にごめんね。
でも、告白してくれて、
ありがとう。
でも、これからは
友達としていてほしい。
ダメ、かな・・・?」





コウショウ「え、むしろいいの?
じゃあよろしく!
じゃあね」





私は電車に乗った。
私のやることは、
もう分かった。





メアリ「レン君、
新発売のやつ、
明日発売だよね?
何時に集合する?」





レン「おはよう林。
じゃあ11時に
この駅でいい?」





メアリ「分かった」





私がしなきゃいけないことは、
告白。













○*○*○*○*○*○*○*





いつもより見た目に
気合を入れてみた。





メアリ「・・・変じゃないよね?」





いつもより
そわそわする。





メアリ「あ、レン君。
おはよ」





レン「おはよ。
行こうか」





メアリ「うんっ」













○*○*○*○*○*○*○*





2人「いただきます」





プシュッ





炭酸飲料の
聞き慣れた音。





でも香りが違う。





ゴクゴク





メアリ「美味しい~!
ぶどう味はぶどう味で
美味しすぎる~!!」





レン「お、すげー美味しい。
買いに来たかいがあったわ」





しばらくいつも通り
喋ったけど、
もう告白するなら
今しかない気がした。





メアリ「・・・あのさ、レン君、
ちょっと聞いて。
わ、私、レン君が好き、
です」





大好きなレモンソーダと、
グレープソーダと
同じくらい
甘酸っぱい感覚がした。





レン「うん、俺も
林のこと好きだよ。
俺と付き合ってください!」





メアリ「はい!」





残ったソーダを
飲みほした。





シュワッとした
ソーダの味は、
青春の味がした。







○*END*○

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