透明人間!?

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:さや

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.08.22

はじめまして!
私、林芽亜里!





高校生で毎日
アオハルしてます!





今日は早く起きたし、
いつもよりも早い
電車に乗ろ!











*。・ 電車のホーム ・。*





ドンッ!





メアリ「あ、すいませ・・・」





え、中学生くらいじゃない?
全身黒の服って・・・





メアリ「当たりましたよね?
ごめんなさい」





中学生「・・・いえ」





その子は無言で
電車の端に行った。





メアリ「変な子・・・
あ! ココハいた!」





そっか、ココハ、
この電車か。





よし、驚かせよう!





メアリ「わ! おはよ!
驚いた?」





ココハ「・・・」





・・・あれ?
無反応?
無視されてる?





メアリ「なんで無視してるの?」





あれ?
なんで?





メアリ「あの~、すみません」





隣の人にも
話しかけたけど・・・
反応なし。





なんで!?





もしかして・・・
見えてない!?













*。・ 学校 ・。*





先生「じゃあ出席とるぞー、
阿部ココハ・・・」





はぁ、なんで?
みんな見えないのかな?





先生「・・・野崎奈菜、
平澤遥・・・」





メアリ「先生!
私とばしてます!」





先生「・・・湊胡遙・・・」





なんで気づかないの!?













*。・ 数学の授業 ・。*





先生「じゃあ
この方程式解ける人!」





これはこの前
予習したところ!





メアリ「はい!」





先生「誰もわからないの?」





あ、そっか・・・
やっぱりみんな
見えないんだ・・・





?「え、先生、
あげてる人いますよ?
メアリさんが」





先生「?
レンさん、授業に集中して!
メアリさんって誰のこと?」





え!
存在そのものが
見えないの!?





・・・というか、あの人
私が見えてる!?





ええと、誰だっけ?





たしか・・・
同じクラスの内田蓮。





地味男すぎて
覚えてなかった・・・





なんでレンくんだけ
見えるんだろ・・・













*。・ 休み時間 ・。*





メアリ「レンくん!」





レン「あ、メアリさん!
さっきの授業、
おかしかったですね。
なんか・・・みんな
メアリさんを忘れてるみたい」





メアリ「今日の朝からそうなの!
・・・レンくんは私が見える?」





レン「見えますよ!
何言ってるんですか?」





メアリ「それが・・・
どうやらみんな私が
見えてないみたいで・・・」





レン「え・・・透明人間に
なっちゃった! 的な?」





メアリ「多分・・・」





レン「なんでそうなったか
心当たりないですか?
・・・今日の朝いつもと
違ったこととか!」





メアリ「心当たり・・・
あ! 今日はいつもよりも
早い時間の電車に乗った!」





レン「お~!
そこで何か
おかしかったこととかは?」





メアリ「・・・あったっけ?
・・・考えとくね」





レン「うん!
・・・ところでなんで
僕にはメアリさんが
見えるんでしょうかね?」





メアリ「・・・たしかに!
なんでだろ」





レン「じゃあ、明日もまた
早い時間の電車に
乗ってみます?
何か分かるかも!」





メアリ「そうだね!
じゃあまた明日!」





レン「うん!」













*。・ 家 ・。*





家に帰ったけど・・・
家族には見えるのかな?





メアリ「ただいま~。
ねぇねぇお母さん!」





お母さん「・・・」





見えてない・・・
どうしよ!





メアリ「はぁ・・・」





リミ「お姉ちゃん!
お帰り!」





メアリ「ただいま・・・って、
リミ!
私が見えるの!?」





リミ「・・・お姉ちゃん、
何言ってんの?」





メアリ「あのね・・・」





私は妹の凛美に
今日の出来事を話した。





リミ「へぇ~!
そんなことって
本当にあるんだね!」





メアリ「どうしたらいいんだろ~」





リミ「お姉ちゃんが見えるのは
そのレンって人と
私だけなの?」





メアリ「うん、今のところは」





リミ「レンって人と私に
共通点はないの?」





メアリ「共通点・・・
特に思いつくものはないな~」





リミ「そっか・・・
明日レンって人と
一緒行くんだよね?
私も一緒に行ってもいい?」





メアリ「うん!
ありがとう!」





リミ「じゃあ明日の朝早いから
学校の準備しとこ!」





メアリ「うん・・・あ、リミ、
バックにつけてる
そのバッジって何?」





リミ「あ~、今日電車で
駅員さんにもらったの!
数量限定みたいで、
もらっちゃった!」





メアリ「それ・・・
レンくんも持ってた!」





リミ「え・・・
それって共通点じゃ!?」





メアリ「明日確認してみよ!」





リミ「うん!」













*。・ 次の日 ・。*





メアリ「あ!
レンくんおはよ!」





レン「おはよ!
・・・その子は?」





リミ「あっ、妹のリミです!
よろしくお願いします!」





メアリ「リミも
私が見えるの!」





レン「お~、よろしく!
じゃあ何か
共通点があるかも!」





メアリ「それが、あったの!」





リミ「レンさんって、
このバッジ
持ってますか?」





レン「あぁ、それ?
昨日駅員さんから
もらったよ!」





メアリ「やっぱり!
それを持ってる人が
見えるのかもしれない!」





レン「なるほど~・・・
さっきから思ってたんだけど、
向こうにいる
全身黒い服の子って
何か怪しくない?」





メアリ「その子、昨日も
私と同じ電車にいたよ!」





リミ「あ、ミナミちゃんのこと?」





メアリ「リミ知り合い?」





リミ「うん、同じクラスだけど・・・
最近学校来てないから
心配してたんだ・・・
ちょっと話しかけてみる!」





メアリ「あぁ、私も行く!」





レン「僕も!」











*   *   *





リミ「ミナミちゃんだよね?」





ミナミ「リミちゃん?
どうしたの?」





リミ「いや、最近
学校来ないから
心配してて・・・元気?」





ミナミ「別に元気だけど・・・」





メアリ「ミナミちゃんって、
昨日もこの電車いたよね?」





ミナミ「あ、昨日の人・・・」





レン「昨日の人って
どう言う意味?
何か知ってるの?」





ミナミ「・・・バレました?」





メアリ「ミナミちゃんだったの?
なんでこんなことしたの?」





ミナミ「だって、
学校生活がつらいの・・・
なのに学校楽しく行ってる人が
羨ましくて・・・
ごめんなさい!」





メアリ「そうだったんだね」





リミ「いつでも相談のるよ!
だから、たまにでいいから、
学校来てね!」





ミナミ「・・・ありがとう!」





レン「じゃあ
メアリちゃんを
もとに戻してくれない?」





ミナミ「分かりました・・・
じゃあ少し目を閉じてて
もらえますか?」





メアリ「うん!」





ミナミ「・・・終わりました!
これで大丈夫なはずです!
本当にすみませんでした!」





リミ「学校来てね!
待ってるよ!」





ミナミ「ありがとう!」





メアリ「じゃあココハに
話しかけてみるね!
・・・あ、いた!」





今度こそ驚かせてやる!





メアリ「わ!
ココハおはよ!」





ココハ「メアリ!
おはよ~、早いね!」





メアリ「ココハ、
私が見える!?」





ココハ「見えるけど・・・
なんで?」





メアリ「レンくん、やったよ!」





レン「よかった~」





メアリ「今までありがとう!」





レン「うん!
でも、これで
終わりじゃないよね?」





メアリ「?
なんかあったっけ?」





レン「僕が言い忘れてたことが
あって・・・
メアリちゃん、好きです!
僕と付き合って下さい!」





メアリ「はい!」





無事透明人間を卒業し、
またアオハルを
楽しんでます!







*end*

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