オタクが恋愛して悪い?

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:りなまなくるみんちょ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.06.08






私は林メアリ。
ニコ学に通っている、
ごく普通の中学2年生。





・・・ではないのかもしれない。





私はさっき、ごく普通
と言ってしまったが、
訂正しよう。





私は普通ではない。





実は私、
極度のオタクなのだ。





ココハ「おはよう、メアリ」





メアリ「おはよう、ココハ」





この子は
心友のココハ。





中学生になってから
ひとりぼっちだった私に
唯一声をかけてくれた
恩人でもある。





ちなみにココハは
私がオタクだということを
知っていて、
同じオタク仲間だ。





ココハ「ねぇ、来週のライブ、
行く?」





メアリ「うん、行く!」





ココハ「じゃあ
待ち合わせしようよ。
んー、8時ごろに
ハチ公前でどう?」





メアリ「了解ですっ」





私とここはは
同じグループのオタクだが、
推しはちがう。





私、同担拒否ですから。





ナオヤ「おいオタク達、
何ヘラヘラ笑いながら
俺の通り道で話してんだよ」





メアリ「え・・・?」





ん、ん?
今私たちのことを
オタク達って言った?





まさか私たちが
オタクだって
知ってるの?





ま、まぁでもうまく誤魔化せば
クラスの人は私たちが
オタクって気づかないよね・・・





メアリ「え、え?!
私達がオタク?」





そんなわけな・・・





ココハ「オタクで悪い!?」





メアリ「ちょ、ちょっとココハ!」





ココハ「メアリも何?
オタクが恥ずかしい?
私は胸張って堂々と
オタク、やるけど?」





メアリ「だって・・・
オタクって知られたら
みんなにひかれるって思って・・・」





?「メアリさん」





彼は・・・誰だっけ。
確か影キャで・・・
思い出せない。





?「いいんじゃない?
オタクだって」





ナオヤ「部外者が口を出すな、
このオタク!」





?「僕もオタクだけど、
打ち明けてからは
オタ活が楽になったよ。
オタク友達もできたし。
恥ずかしいとか、
そういうこと思ってたら
バレないように必死になって、
学校生活辛くなっちゃうよ」





メアリ「・・・確かにそうかも」





ココハ「いいこと言うね、
コウショウ」





あ、そっか!
コウショウ君だ!





メアリ「ありがとう、
コウショウ君」





コウショウ君は
こっちを向いて、
ニコッと笑った。





ナオヤ「もういい!」





ナオヤはクラスから
出ていった。





それから私とここはの
オタク噂は広がっていって
もうこの学校全体が
知っているだろう。





でも私は、今堂々と
オタクができて
スッキリしている。





コウショウ君とも
話すようになって、
コウショウ君と同じ
グループ推しなことが判明。





メアリ「来週のライブ、
一緒に行く?」





ココハ「いいね、
コウショウ君も行こうよ」





コウショウ「喜んで!
あと、メアリさん
こっち来て」





コウショウ「僕と付き合ってくれない?」





メアリ「え!?」





コウショウ「僕とこうやって
話してくれる人
なかなかいないのに、
メアリさんは
僕が1人だったら
毎回気づいて話しかけてくれる。
そんな優しさに、
惹かれたんだ」





メアリ「私もコウショウ君のおかげで
オタク打ち明けられたし、
オタク仲間が1人増えて
嬉しかった。
コウショウ君。
よろしくお願いします!」





こうして私とコウショウは
恋人同士となり、
デートではライブによく行った。





いつまでも良き、
オタク仲間
恋人同士
でいてね!







*end*

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