推しとオタクとミーハー女子と

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:Twice&めあここlove

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.06.07






これは、オタク人生の中で
最大級にうれしいお話です。







・*・―――・*・―――・*・





ワイワイキャピキャピとした
この教室の中心にいるのは
阿部ここはちゃん。





そして私は、その隣。





ではなく、
教室のすみにいる
オタクの中の1人
林芽亜里。





私は防寒少年団に
全て費やしてるから
成績はふつう。





はあ今日も学校
のりきった。





今日はどんな情報が
入ってるかな。





いろいろなsnsを駆使して
推しの情報を共有しているから
オタクには強い絆が
あるんだよねー。





私が最初に見たのは
防寒少年団ファンの
グループLINE。





あっ新しい人が入ってる!!





しかもナオヤの
ファンっぽい!!





ココナッツちゃんか。
いっぱい情報
持ってたらいいな!





後で2人だけの
LINE交換してもらお~。













・*・―――・*・―――・*・





ココナッツちゃんとの
個人LINEで・・・・





芽《来週live行きませんか?
一緒に行くはずだった友達が
ドタキャンしちゃって・・・
1枚チケット余ったんです》





コ《来週は・・・
空いてますよ。
行きたいです!!》





芽《本当ですか!!
楽しみですね》





コ《そうですね!!》





・・・この時このあと
どんな展開が待っているのか
2人は知るよしもなかった。













*。・ そしてlive当日 ・。*





ココナッツちゃんは
どこにいるんだろう。





あっいた!!
ってえ!?
ここはちゃん!?





そんなことないよね・・・





「あのー
ココナッツちゃんですか?」





「そうですって、え!?
林ちゃんって
芽亜里ちゃんのこと
だったの!?」





「私もあれと思ったんだけど
まさか本当に、ここはちゃん
だったなんて。
もしかして
ここはちゃんもおた……」





「絶対みんなには
言わないでよ!!」





「どうして?
オタクってそんな
恥ずかしいことじゃないのに・・・」





「まあ今はliveに
集中しようよ」





「う、うん」













・*・―――・*・―――・*・





「今日は楽しかったね!!」





「うん!!
メンバーと目、
合ったもん!」





「え!? 本当に!? いいな~。
それよりオタクいやなのに
なんでオタクなの?」





「私ずっと前から
こんなミーハーキャラ
だったでしょ?
だからオタクなったときには
ミーハーキャラが根づいてて
言い出せなかったの・・・」





「そうだったんだ。
ここはちゃんは
どっちが自分らしいと
思ってるの?」





「みんなから浮きたくないけど
オタ活は続けたい・・・
わがままだよね」





「じゃあいっそのこと
オタクをクラスの
流行りにしてよ!!
ここはちゃんの発言力は
すごいから!!」





「本当?w がんばるよ」





こうして
オタク増加計画は
大成功!!





クラスのみんなが
〇z*oneだったり
T〇iceだったり
tomorrow〇togetherの
ファンになりました。





で終わりません!!





ここからが人生最大に
うれしい出来事なのです。





ある日、
防寒少年団ファンの1人が
こんなチラシを
持ってきたんです。





*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。*
紀田ナオヤ君が主役の映画を撮るために
スタジオとして貸してくれる学校を
募集しています。
採用された学校の生徒さんはなんと!!
エキストラとして登場できます!!
演技がうまければ役がもらえるかも!?
是非応募してね!!

注意事項・・・
*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。*





「え!! すごっ!!
校長先生に頼んで
やってみようよ!!」





「お願いします!!
当たったらこの学校も
有名になれるし・・・」





「みんなが
やりたいならいいよ」





「本当ですか!!
やったー!!」







 * * *






「ねぇ結果どうなった?」





「なんとなんとなんとなんと!!
あたったよー!!」





「え・・・まじ、
やったー!!!!!!!!!!!!(*≧∀≦*)
あの紀田ナオヤ君に会えるなんて!!
よし明日から、いや今日から
演技の練習しよう!!
ここはちゃんも一緒にやろ!!」





「いいよ!! てか
前から思ってたけど
ここはでいいよ」





「じゃあ芽亜里で。
これからもよろしくね!!」





演技部に仮入部したり
ドラマや映画を見あさったり
私たちなりに
演技の練習をした。





そして、リハーサル&
オーディションの日・・・





相当緊張しているのは私・・・
ではなくここは。





「あーどうしよう。
結構重要な役が与えられたら・・・
有名女優とかになって
歌手デビューとかしちゃったり・・・
いやそもそもナオヤ君と共演なんて
できないし、どうせその辺歩くだけとか
なんだろうな・・・
でも・・・あー情緒が不安定だよ~
芽亜里~!!」





「深呼吸深呼吸、落ち着いて!!
これまで約1ヶ月
頑張ったんだから
あきらめちゃダメだよ!!
エキストラだとしても
一生忘れない思い出になることには
変わりないんだから! ね、」





「そうだね。
お互いに頑張ろう!!」





「うん!! それでこそ、
ここはだよ」





「それではオーディションを
はじめて行きます。
えー今回オーディションするのは
出れる生徒さんと
皆さんのために新たに作った
5人の役です。
5人の役をやりたい人は
後で集まってください。
よろしくお願いします!!」





「ここは、やるよ!!」





「うん!! 集大成だね」





(そしてオーディションが終わった)





「結果発表は
1時間後です」





「ここはーどうだった?」





「まぁまぁかな
40%ぐらい、、
芽亜里は?」





「私もおんなじくらいかな・・・
でも3人で共演できたらいいね」





「そうだね。
今日は頑張ったんだから
明日遊び行こ~!!」





「OK~!!」













・*・―――・*・―――・*・






1時間後・・・





「えー1人目の
苗木瑚子役は・・・」





「最後の1人は・・・」





(3人の共演は
かなわなかった・・・)





「いい人が2人いたので
2人とも出したいと思います」





(まさか・・・)





「1人目は
林芽亜里さんです」





(やったー2人目は・・・)





「2人目は
阿部ここはさんです。
2人は後で来てください。
これで終わります」





「やった~!! ここは
2人で出れるよー!!!!」





「うん!! やったね!!
それより審査員さんのところ
行かないと・・・」





「そうだった!!」





「おめでとうございます。
2人は主人公の双子の妹という
大事な役なので
頑張ってください」





「あのーナオヤ君との
共演はありますか?」





「いっぱいありますよ!!
さあ台本を渡しますから
覚えてくださいね」





(やったねここは)





(本当にうれしい!!)





目で会話する。





あーー





きたーー





かっこいい!!





周りのざわざわが
気になって
ざわめきのするほうを見る。





そこには・・・
ナオヤ君がいた!!





あまりのオーラに
圧倒されて頭が真っ白。
ここはは・・・





「阿部ここはです!!
共演楽しみです!!
ずっとファンでした!!」





めっちゃしゃべってるーーーーーー!!





むしろ
オーディションのほうが
緊張してたし。





「こっちは芽亜里です!!
芽亜里もナオヤ君の
ファンなんですよ!!
なんかしゃべったら?」





「え、えっとずっと大好きでした!!
ナオヤ君は私の生き甲斐で、
あこがれで
えっと・・・つまり・・・
大好きな人です!!
あーそれはさっき言ったから・・・」





「ゆっくりでいいよ。
あと、、、もうちょっとで
出番だから行っていいかな?」





「あ! すいません!!
また話してもらえますか?」





「もちろんだよ!!
またあとでね」





「はいっ!!」











〈翌日、3人の共演が終わり・・・〉





「お! また会ったね!!
今日はありがとね」







「はい!!」





「とても緊張しちゃって、、
足引っ張りましたよね」





「ううん。
とてもうまかったよ!!
可愛かったしね!!」





「ありがとうございます!!」













〈映画撮影が終わり・・・〉





「芽亜里ちゃん
ちょっといいかな・・・」





「はいっ
なんでしょう」





「あとで話したいことが
あるんだけど
きてくれないかな」





「わかりました!!」







「あの、よかったら
付き合ってください!!」





「え、私とですか!?」





「前向きに練習する姿とか、
頑張りにひかれました」





「えっと・・・ごめんなさい!!
ナオヤ君は大好きだし、
もっと知って行きたいけど、
私が付き合うことは
違うと思うんです。
これからも1ファンとして
たくさん愛してください!!」





「そう、そうだよね。
これからもファンのみんなを
楽しませるように頑張るね。
応援よろしく!!」





「芽亜里なんだったの?」





「秘密~!!」





「えーーー教えてよー!!」





こうして私の最高の思い出は
終わりました。







*end*

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