気づかないふり。

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:ほわいと。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.08.29

私、林芽亜里
ニコラ学園の高校2年生!





コウショウ「おい、どけめあり」





めあり「(怒)」





彼は同じクラスの
コウショウ。





コウショウはよく
私に絡んでくる。





でも・・・正直
嬉しい気持ちもあって・・・













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ある日。





先生「席替えするぞー」





みんな「やったー!!」





コウショウと
隣になれるかな。





・・・って何考えてんの?!
別に好きじゃないし!!





ガタガタ・・・(移動中)





私の隣の席は
なおやくんだった。





なおや君はコウショウの
親友でもあった。





めあり「なおや君と
話したことないんだよね・・・」





なおや「よろしくね!!
めありちゃん」





めあり「う、うん・・・
よろしくね!・・・」





なおや君はいつも
声をかけてくれた。





すごく話しやすいなぁ・・・
私ナオヤ君のこと
好きなのかな・・・





コウショウ・・・
(2人を見ている)













・*。・ ある日の掃除の時間 ・。*・





めありが教室を
掃除していると
コウショウとなおや君が
私のところに来た。





コウショウ「めありー、
ナオヤがお前のこと
好きだって!
付き合っちゃえよ・・・!」





めあり「え・・・いやだよ!!」





悲しかった。
私はコウショウが
好きなのに・・・





なんでそんなこと
言うの・・・?





私のことどうも
思ってないんだ・・・





あれ? 今私
コウショウのことが
好きって思った・・・?





それからナオヤ君とは
気まずくなってしまった。





ココハ「めあり!
もうすぐ体育祭だね!!」





めあり「そうだね・・・楽しみ!!」





もう体育祭で忘れよう。
運動は苦手だけど
みんなで協力するのは大好き。
楽しみだなぁ。













・*。・ 体育祭当日 ・。*・





アナウンス「次は借り物競争です。
選手の皆さんは
準備してください」





コウショウ「行ってくるか!!」





そっか・・・
コウショウ借り物競争に
出るんだ・・・





パーン





借り物競争の選手が
走り出す。
コウショウもいた。





あれ?
コウショウ
こっちに来る・・・





コウショウ「めあり・・・
あの、その・・・
一緒に来い」





私の腕を引っ張った。





めあり「えっ?!」





私達は周りに
冷やかされながら
ゴールに向かって
走り出した。





青春だなぁ・・・





めあり「ねぇ。コウショウ、
お題なんだったの?





コウショウ「教えねーよ。
じゃ、ありがとな」





ピラっ





コウショウのズボンから
紙が落ちた。





なんだろ・・・





めあり「えっ?!
大切な人・・・?!」





それは借り物競争の
お題の紙だった。





コウショウ、
そんなこと思ってたんだ・・・





いつも私に
絡んでくるくせに・・・





────行かなきゃ。────





コウショウを見つけて
走り出す。





ぎゅっ
(バックハグ)





コウショウ「?!
めあり・・・?!」





めあり「ずっと
気づかないふりしてたけど
私はコウショウが好き」





コウショウ「俺もだよ。
ごめん、俺、他のやつに
めあり取られたくなくて・・・
ちょっかい出して・・・
でもめありのこと好きだから。
もう他のやつに譲らない」





めあり「うん・・・!!」







*END*

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