あなたに出会えて本当によかったエピソード4 ~ライバル登場!? そして・・・~

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:プンスカ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.04.15

こんにちは
私は林めありです。





先日私の祖母に
光ちゃん(光翔くん)との
婚約を認めてもらいました!





めあり「紀田さーん。
こっちのお花にも
お水あげてもいいですか?」





紀田「めあり様、
そのようなこと
使用人にお任せください」





ドンッ





めあり「わっ!」





紀田「めあり様!?
・・・!」





?「大丈夫?
めあり」





めあり「?、
えっと・・・」





紀田「れおん様!?」





れおん「あっ!
久しぶり
直哉くん」





めあり「?」





紀田「めあり様こちら
光翔様のじつの兄である
れおん様です」





れおん「“久しぶりだね”めあり」





めあり「え?」





れおん「やっぱり覚えてない?
僕たちあったことあるんだよ
幼稚園くらいのときに」





めあり「・・・!」





れおん「思い出したみたいだね。
改めて久しぶり、めあり」





グイッ





めあり「!、光ちゃん!」





光翔「何しにきたの兄さん」





れおん「久しぶり、光翔」





光翔「もう行くね
話すことないから」





れおん「僕、跡取りにもう一度
立候補するから」





光翔「何言ってんの?」





れおん「そのままだよ。
もう一度立候補する。
そうすれば再び
めありは僕の婚約者に
なるでしょ?」





めあり「光ちゃん
どういうこと?」





光翔「そのままの意味。
めありはもとは兄さんの
婚約者だったんだよ」





めあり「!」





光翔「でも、
めありは
わたさない」





れおん「でも、
僕が立候補すれば
確実に僕が跡取りになる。
そうしたらめありは
僕の婚約者になるよ。
そして光翔の夢も
つぶれる」





光翔「兄さん・・・」





めあり「!」





れおん「めあり
君が僕のものになるなら
立候補しない。
そしたら
光翔の夢は叶う。
でも、僕のものに
ならないなら
光翔の夢は叶わない」





めあり「!」





光翔「性格わるいね」





れおん「まぁね
めあり、
ゆっくり考えてね」





めあり「・・・」





光翔「・・・」













✽✴✽✴ めあり’s ルーム ✽✴✽✴





私がどちらを選ぶかで
光ちゃんの夢が・・・





どうしよう
選べないよ・・・
私には・・・





コンコンコンッ





ガチャッ





めあり「!」





れおん「さっきはごめんね。
光翔には夢を叶えてほしいし
隣にはめありがいてほしい。
でもね、めありを
渡したくない、
ごめんね、
あんな選択させて」





めあり「れおんさん・・・」





れおん「1週間後の継承式までに
きめてね、
そこで正式に発表されるから」





めあり「はい・・・」





れおん「じゃあ、おやすみ」





めあり「はい、
おやすみなさい」





はぁどうしよう。
でも、光ちゃんの夢が
叶うなら・・・













✽✴✽✴✽✴✽✴✽✴





光翔&れおん「めあり、
おはよう」





めあり「おはよう光ちゃん。
おはようございます、
れおんさん。
あのぉ、少しお話が・・・」





光翔&れおん「何?」





めあり「・・・(ポロッ)!
ごめん、やっぱりいい」





光翔「めあり!!」













✽✴✽✴✽✴✽✴✽✴





嫌だ、
別れたくない。





別れたくないけど・・・





光ちゃんの夢は
叶えたい。





めあり「うっ、うわぁーー
うっ、うっ」





どうしたらいいの?





好きなのに





やっと認めて
もらえたのに





やだ、やだ、やだよ
別れたくない。





めあり「うわぁーーあぁー
やだぁーーーー」













✽✴✽✴ side 光翔 ✽✴✽✴





めあり
どうしたんだろ?





光翔「兄さんめありに
なんか言った?」





れおん「何も・・・
決めたんだろうね
どうするのか・・・」





光翔「やっぱりなんか
言ったんでしょ!」





れおん「言ったよ。
めありの判断次第で
光翔の夢が叶うか
叶わないか決まるって」





光翔「何言ってんの?
ふざけないで」





れおん「ふざけてないよ、
めありは僕がもらう」





光翔「絶対わたさない」













✽✴✽✴ 次の日 ✽✴✽✴





ピピピピッピピピピッ





朝だ。





結局昨日は
1日中泣いちゃった。





コンコンコンッ





紀田「めあり様
失礼します」





めあり「はい」





紀田「めあり様
めあり様にお会いして
いただきたい方が
いらっしゃるので
応接室の方へ」





?「いいえ、
めありちゃんのお部屋で
大丈夫ですよ、
直哉さん」





紀田「奈菜様!」





めあり「?」





紀田「めあり様、こちら
光翔様のじつの姉である
奈菜様です」





めあり「こ、こんにちは」





奈菜「はじめまして
めありちゃん、
光翔の姉で、
れおんの双子の姉である
奈菜です。
よろしくね」





めあり「よろしく
おねがいします」





奈菜「直哉さん、
めありちゃんと
2人にして
もらってもいい?」





紀田「はい、
それでは失礼します」





バタンッ





奈菜「改めてよろしくね。
めありちゃん
今日はめありちゃんに
話したいことがあってきたの」





めあり「話したいこと?」





奈菜「光翔からね
れおんがもう一度
跡取りに
立候補したって聞いて
多分めありちゃんを
光翔から奪うために
立候補したんだろうなって
思って」





めあり「奈菜さん・・・」





奈菜「れおんに
言われたんでしょ。
『僕のものにならないなら
光翔の夢は叶わない』って」





めあり「はい」





奈菜「でも、多分大丈夫。
光翔と別れなくても
光翔の夢は叶うと思うの」





めあり「どうしてですか?」





奈菜「多分れおんも本気で
そんなことしようとは
思ってないと思う。
でも、めありちゃんを
光翔から奪いたい、
めありちゃんなら
光翔のために
自分を犠牲にして
光翔の夢を叶えようとする、
それをわかってて
言ったんだと思うの。
仮にれおんが本気で
そうしようと思ってても
光翔はめありちゃんも
光翔の夢も諦めないから。
だから大丈夫!
それにそんなことがあったら
私がれおんを叱るから」





めあり「奈菜さん・・・」





奈菜「だからね、めありちゃんは
光翔との未来を諦めなくていい。
自分を犠牲にしなくていい。
私はめありちゃんのみかただから
私がみかたである以上
れおんがめありちゃんを
光翔から奪うことは
多分できないから」





めあり「ありがとうございます」





コンコンコンッ





奈菜「はーい」





光翔「話し終わった?」





奈菜「うん、終わった。
ナイスタイミング!」





光翔「そっか、
ありがとう姉ちゃん」





奈菜「ううん」





光翔「めあり」





めあり「なに?」





光翔「俺、めありも夢も
諦めるつもりないから」





めあり「う、うん」





光翔「兄さんが
脅しみたいなこと
言ったらしいけど
気にしなくて大丈夫。
あの人跡取りなんて
できっこないから」





奈菜「そうそう!
お父様も跡取りは
光翔に決まってるって
言ってた。
れおんには
任せられんって」





光翔「うん、聞いてる。
だから、ずっと
俺の隣りにいて」





めあり「!、うん」





奈菜「じゃあ
私はれおんを
叱ってこようかな」





光翔「よろしくね」





奈菜「うん」





バタンッ













✽✴✽✽✴✽✴✽✴





奈菜「れおん」





れおん「なに?」





奈菜「あんた
めありちゃんに
脅しみたいなこと
言ったでしょ」





れおん「なんのこと?」





奈菜「とぼけても無駄よ。
めありちゃんから
話は聞いてるから」





れおん「!」





奈菜「めありちゃんに
『俺のものにならないと
光翔の夢は叶わない』って
だけど無駄だよ。
お父様はもう跡取りは
光翔に決まってるって
言ってた。
れおんには任せられんって。
だからめありちゃんが
れおんのものにならなくても
光翔の夢は叶うから」





れおん「そんな嘘
信じると思う?」





?「本当だよ、れおん」





奈菜「お父様!」





れおん「父さん」





お父様「呆れたよ。
跡取りの責任を
弟に押しつけたあげく、
弟の婚約者を奪おうとする
なんてな、
やっぱりお前には
跡取りは任せられん。
5日後の継承式で
光翔とめありさんの婚約を
正式に発表する。
諦めるんだな、れおん」





れおん「・・・・・・」





奈菜「そういうことだから
めありちゃんには
もう2度と
近づかないでね」





ガタッ













✽✴✽✴ side れおん ✴✽✴✽





嘘・・・だろ・・・





まさか・・・
そんな・・・





こうなったら・・・













✽✴✽✴✽✴✽✴✽✴





コンコンコンッ





めあり「はーい」





ガチャッ





めあり「!、れおんさん
どうされたんですか?」





れおん「めあり
ちょっと来て」





めあり「はい」













✽✴✽✴ side 奈菜 ✴✽✴✽





めありちゃんと
もう一回
お話しに行こう。





コンコンコンッ





奈菜「めありちゃーん
今時間ある?」





シーン





あれ?
いないのかな?





光翔の部屋かな?













✽✴✽✴ side光翔 ✴✽✴✽





はぁ、継承式も
5日後か、





兄さんの件で疲れた・・・





コンコンコンッ





光翔「はい」





ガチャッ





奈菜「光翔、
めありちゃんいる?」





光翔「いないけど・・・
どうかした?」





奈菜「めありちゃんと
お話しをしようと思って
部屋に行ったけど
いなくて・・・」





光翔「いつもはこの時間
部屋で宿題してるって
言ってたけど・・・!
兄さんは!?
今どこ!?」





奈菜「え? れおん?
さっきまでは
部屋にいたけど・・・!
まさか!? れおんが!?」





光翔「可能性はゼロじゃない!
めありと兄さんを探そう」





奈菜「うん」





めあり・・・
どこに・・・





あっ!





光翔「紀田!」





紀田「どうされました?」





光翔「めありは!?
めありみてない!?」





紀田「めあり様なら
さきほど、
れおん様と・・・」





光翔「!、紀田、
急いでめありを探して。
めありが危ない!」





紀田「かしこまりました」













✽✴✽✴✽✴✽✴✽✽✴





めあり「れ、れおんさん
どこに向かってるんですか?」





れおん「ひ·み·つ」





光翔「めあり!」





めあり「光ちゃん!?」





光翔「何してんの、
兄さん」





れおん「何も」





奈菜「光翔!
めありちゃん!」





めあり「奈菜さん!?」





奈菜「れおん、
何してるの
2度とめありちゃんに
近づかないでって
言ったでしょ?」





お父様「れおん」





れおん「父さん!?」





お父様「今すぐこの家から
出ていきなさい。
我が戸部グループに
ふさわしくない」





れおん「今すぐって、
いくらなんでも
無理ですよ!
父さん
住む場所も
仕事もないのに」





お父様「住む場所は
用意してある。
仕事もアルバイトだが
働けるようにしてある」





れおん「・・・」





お父様「それが嫌なら
2度とめありさんに
近づくんじゃない」





れおん「わかりまし」





お父様「めありさん
ごめんね、
僕の息子が。
でも、もう安心して
過ごしてくれ」





めあり「はい、
ありがとうございます」













*。・ 5日後 ・。*





光翔「めあり
準備できた?」





めあり「う、うん
変じゃない?」





光翔「!、うん
かわいいよ」





めあり「ありがとう(照)」





お父様「それでは
ご紹介いたします。
我が戸部グループの
跡取りで私の息子の
光翔です」





光翔「よろしく
おねがいします」





お父様「そして、こちらが
息子の婚約者の
林めありさんです」





めあり「こ、こんにちは」





パチパチパチッ





奈菜「れおん」





れおん「なに?」





奈菜「わかったでしょ?
めありちゃんは
光翔の隣がいちばん
お似合いだって」





れおん「うん」





光翔「めあり」





めあり「なに?」





光翔「これからもよろしくね」





めあり「うん!」













*。・ 数年後 ・。*





今日は
私にとって





ううん、
私達にとって





大切な日。





私は今日
大好きな人と
結婚します。





きっとこの先
何があっても
大丈夫。





いくつもの困難を
乗り越えてきたから。





いつだって
隣には
大好きな
彼がいるから。





これから
私は
大好きな人の隣で
人生を歩んでいく。





何があっても
大丈夫って
信じてる。





大好きだよ、
光ちゃん。







*。・ HAPPY END ・。*

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