お花見で出会った王子様

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:あさゆず

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.03.11






わーすっごく
サクラきれい!





サクラってやっぱり
かわいいよね。





マ「メアリ! 早く!」





エ「おそいよー」





メ「ご、ごめんなさい。
サクラに
見とれてしまって」





マ「メアリったら
かわいい~」





こちらイツメンの
マホちゃんと
エリナちゃん。





すっごく仲がいいけど
個性が全然違うの。





例えばマホちゃんは、、、
少しギャルみたいで
笑顔がかわいくて
おしゃれさん、





そして場を
盛り上げてくれるの。





エリナちゃんは、、、
しっかり者で
学年一の秀才。





いつもマホちゃんと2人で
勉強を教えて
もらっているの。





でも少しだけ
天然でかわいい。





そんな中で
私メアリは、
「フワフワしてる」
「かわいい」
とよくいわれます。





でも恋愛にはあまり。





でもそんな私が
こんなことになるなんて。





マ「着いたよ~。
ここでお弁当食べよう」





エ「すっごいきれい」





メ「すごくきれいですね」





一緒にお弁当を
食べていると、
男の子たちの目線が、





男「あの子たち、
ちょーかわいくね」





男「俺、右がかわいい!」





男「俺、左!」





さすがに
うるさかったので、
注意をしようとしたら





コ「ごめん! 俺たち
うるさかった?」





3人(キュン)





マ「(小声)
めっちゃかっこよくない?」





エ「うんうんうん、
王子様だね!」





メ「(小声)王子様、、、」





コ「それより
ピンクの服の子」





メ「!
は、はい!」





こ「名前は!」





メ「メアリです」





コ「かわいい名前だね。
向こうで話そう」





コ「メアリはさ、」





いきなり呼び捨てなんて
すごいですね。





コ「サクラ好きなの?」





メ「はい! サクラは
すっごくかわいいんです。
人間なら上から落ちる時
すごく叫ぶじゃないですか。
でもサクラは
ヒラヒラかわいく
舞いながら落ちるんです。
そんなところが、」





コ「フフッ。
すっごくかわいい」





メ(?)





すると私は
かぶっていたニット帽で
目隠しをされた。





メ「な、なんですか?」





コ「じっとしてて」





手に何かが触れて、
少し経つと
ニット帽を取られて
目が見えるようになった。





手を見ると
電話番号。





そしてスマホには
LINEが。





メ「なんでですか?
スマホにはロックが
かかってるはずなのに」





コ「俺はメアリのことなら
なんでもお見通しだから。
じゃあね」





2人の所に行くと
もう2人はいなかった。





いつもは3人で
お話ししながら帰るのに。





メ「しょうがないですよね。
1人で帰りますか」













*.*.*.*.*.*.*.*.*





家に帰ると{ピローン}





コウ《もう家についた?》





メア《はい!
今日はありがとうございました。
名前を聞いてもよろしですか?》





コウ《あ、ごめん。
俺コウショウ。
でもコウでもいいよ》





メア《よろしくお願いします》





コウ《よろしく!
急だけど
土曜会わない?》





メア《は。いいですよ》





私はコウ君とのLINEを閉じ
3人のLINEを開いた。





メア《今日はごめんなさい》





既読スルー
どうしよう。













*.*.*.*.*.*.*.*.*





今日は
コウ君と会う日。





デートなのか分からず、
いつもどおりの
服装で行った。





待ち合わせ場所到着。





{ブオーン}





車が目の前で
止まった。





コ「乗って」





メ「は、はい!
免許持っていたんですね」





コ「一応ね」





その後どこに行くか
聞いてみたけど
内緒だって。





どこに行くか
全くわからず
ただついていくだけだった。





メ「い、家ですか?」





コ「うん。
今日1日ここで。
入って!」





メ「はい、、、」





コ「ちょうど
お昼の時間だね。
お昼食べよう」





メ「いただきます」





コ「どうぞ」





メ「うっわー!
おいしー!
私、魚大好きなんですよ。
なんでも分かってますね」





コ「でしょ。
俺はメアリのことなら
なんでも知ってるから。
それよりもメアリかわいい!
今までの彼女の中で1番」





メ「あ、ありがとうございます。
あ、あのなんで
家に呼んでくれたんですか。
しかもすごく広い家ですね」





コ「ああ、家の方が
ほかの人に見られないし
落ち着くじゃん。
なんで広いかは
将来メアリと住む為」





! どういうことでしょう、
私のことが好きということですか。





メ「ごちそうさまでした」





コ「(小声)すっごく
魚の食べ方きれい」





メ「何か言いました?」





コ「いや、何も。
それよりDVD見よ。
いいのがあるんだ」





DVD鑑賞中。
肩に何かがあたった。





横を見るとコウ君が
頭をのせて寝てる。





メ「どうして私に
声をかけてくれたんですか?」





聞いても寝てるから
当然答えはない。





私はコウ君の髪に
吸い寄せられて
気づくと頭を触っていた。





メ「(小声)
すっごくサラサラだな」





するとコウ君が
抱き着いてきて
耳元でささやいた。





コ「ありがとう。
やっぱりかわいいね」





メ「え!
起きてたんですか?」





コ(うなずく)





メ「じゃあ、今の話も
聞いていたんですか?
どしよう!」





コ「赤くなっちゃって。
かわいい。
それより、メアリに
言いたいことがある」





メ「なんですか?」





コ「俺はメアリが好きだ!
お花見の時初めて会って
この子なら将来いい関係に
なるとか思っちゃって。
言葉使いがきれいだったり
少しお茶目だったり
サクラが好きだったり
魚の食べ方奇麗だったり
そういう所全部好きだ!
俺の彼女になってくれないか?」





メ「え、えっと、、、
宜しくお願いします」





コ「メアリちゃん、
かわいいね。
(頭ポンポン)」





え!
「ちゃん」をつけて
名前を呼んでくれました。





すごくかっこいい王子様と
付き合えることができました。
嬉しいです。





その後2人に謝って
彼氏ができたことを教えたら
喜んでくれました。





少しヤキモチ
焼いてたけど。





1年後、私とコウ君は
思い出の場所で
お花見をしました。





メ「やっぱり
サクラはかわいい。
サクラかわいいですよね?」





コ「桜もかわいいけど
もっとかわいいのは、
メアリ」





メ「フフッ」





今もこんな感じで
今でいうバカップルみたいな
感じです。







*end*

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