分散登校

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:たこやきラブ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.10.20






私は、ニコラ中学校に通う
中学2年生、林めありです!





私の学校は、
いま分散登校中で
クラスの友達全員に
会えないの。





でも、1つだけ
嬉しいことがあるの。





それはね、好きな人と
登校日が一緒だということ!





めあり「ふぁ~あ~
眠いな~」





?「め~あ~り!」





めあり「わぁ」





?「もぉ~
驚きすぎだよ~」





?「おはよう!」





めあり「なな、まな、ゆなな!
おはよう!」





この子たちは、私の大親友の
野崎なな、安村まな、
高比良ゆな。





なな「眠そうだね」





めあり「だって
すごく眠いんだもん」





まな「授業中
寝ないようにね~(笑)」





ゆなな「確かに(笑)
あっ!」





めあり「どうしたの?」





ゆなな「あそこに
紀田なおや君がいる~」





まな「本当だ~」





なな「よかったね~
朝から会えて」





めあり「もぉ~
からかわないでよ~」





そう、前にいるあの人、
紀田なおや君が
私の好きな人。





まな「よし!
なおやの所まで
ダッシュ!」





なな&ゆなな「おぉ~」





めあり「えぇ~?」





まな「ほら早く~」





なな「おいていっちゃうよ」





タッタッタ。





ゆなな「なおや~」





なおや「よっ!
朝からダッシュとか
元気だな(笑)
めありはめっちゃ
疲れてるけど」





まな「あっ~そうだ!
ななとゆなな!
急いで学校行かないと
いけなかったんだ!」





(まながウインク)





なな「あ! そうだ!」





ゆなな「ごめん!
めありなおやと2人で
行ってもらっていい?
ごめんね!
じゃあまた、学校で!」





タッタッタ。





えぇー!
何話せばいいの!?





なおや「めあり」





めあり(ドキッ)「何?」





なおや「お前さぁ
今日の朝委員会の仕事
あるっていってなかったけ?」





めあり「あっ!
そうだった!」





なおや「よしっ!
走るぞ!」





パシッ





(なおやがめありの
手をつかんで走り出す)





えっ! うそ!





今、私、なおやと
手をつないで走ってる?













*。・ 教室 ・。*





なな「えぇー!」





まな「それ本当!」





ゆなな「よかったね!
誰かにみられる
心配もないし!」





めあり「そうだけど~
恥ずかしかったよ~」





なな「ねぇっ!
この分散登校の期間中に
告白しちゃえば?」





めあり「えっ!
無理無理、無理だよ!
告白なんて」





まな「気持ち
知ってもらわないと
始まんないよ、何も」





めあり「そうだけど・・・」





ゆなな「みんな
協力するからさ!」





ガラガラカラ





担任「はいはーい
席について!」





バタバタガダガタ





担任「えっと、
もうすぐ体育大会です。
それで、体育大会の
実行委員会を
男女1人ずつ決めます。
誰かやってくれる人」





なおや「はい!
俺やります」





なおや、
実行委員会やるんだ。





よしっ!





めあり「はい!
私もやります」





担任「じゃあ、
紀田君と林さん
よろしくね」





パチパチパチパチ





担任「じゃあ、放課後
実行委員会の集まりが
あるからよろしくね」





なな「めあり」





まな「よくやった」





ゆなな「偉い偉い」





めあり「え? 何が?」





なな「何がって実行委員会」





まな「なおやと一緒に」





ゆなな「実行委員会やるって
言っちゃって~(笑)」





めあり(ドキッ)
「別にそういう訳じゃないもん」





3人「ふ~ん(笑)」













*。・ 放課後 ・。*





実行委員会担当教師「・・・はい、
じゃあ、今日は
これで終わりです。
ありがとうございました」





みんな「ありがとうございました」





よしっ・・・
帰ろっと。





なおや「めあり~
一緒帰ろうぜ~」





めあり「うん!」





やった~!
ラッキー!













*。・ 帰り道 ・。*





なおや「あのさ、めありって
好きな人とかって
いたりすんの」





めあり「えっ!
いや、いないよ!」





なおや「そっか」





いや、
あなたなんだけど~!
私の好きな人!





なんて言えない。





なおや「あのさめあり、
もし俺が体育大会のリレーで
1位になったら
俺と付き合ってほしい!」





めあり「えっ! 待って!」





なおや「そうだよな。
俺と付き合ってって、
言われても困るよな・・・」





めあり「そうじゃなくて
私、なおやのことが
好きなの!」





なおや「えっ!
だってさっき、」





めあり「あれは、なおやが
私のこと好きって
知らなかったから」





なおや「じゃあリレーで
1位にならなくても
付き合ってくれんの?」





めあり「もちろん!」





なおや「プッハハハハッ」





めあり「どうしたの?」





なおや「いや、何か
このやり取りが
おかしくて。
めあり」





めあり「はい!」





なおや「これからよろしくな!
俺の彼女として」





めあり「うん! よろしくね。
私の彼氏として」













*。・ 次の日の通学路 ・。*





めあり「みんな~」





ななたち「めあり! おはよう」





まな「どうしたの?
すごく幸せそう」





めあり「なおやと
付き合うことに
なりました///」





なな「えー!」





まな「本当に!?」





ゆなな「告白したの?」





めあり「違うよ~されたの!」





なな「おぉー」





ゆなな「おめでとう」





めあり「ありがとう!」







*ハッピーエンド*

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