青春シンデレラ

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:みみ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.07.08






林芽亜里、17歳。





高2になった今。





今でもあの初恋を
忘れられません。





私はあの人との
唯一の写真を握る。





私、親友のナナ、
そしてあの人。





3人で中3の時
撮った写真。





ナナとあの人は
幼馴染で、





ナナのおかげで私は
彼の近くにいることができた。





でも、、





当時私は「ダサい」
といわれる容姿だった。





ぼさぼさおさげ、メガネ、
そして膝下スカート。





今ならメイクもできるし、、
変われるのに。





こんな写真なんか
破って捨ててしまおう。





ビリッ





!!!!





まぶしい光が目を差す。





その瞬間、
私の目の前にいるのは
ナナとあの人だった。





え?!?!





ナナ「もーう、メアリは
恥ずかしがりなんだから!
ほら、丸田が見てるよ??」





え?
まさか、
これって、、、
タイムスリップしちゃったの?!





衝撃しかなかった。





思い立った私は、
ドラッグストアに行き
コスメを買い、
あの人に振り向いて
もらえるように、
精一杯つくした。













*・*・・・*・・・*・*





ナナ「え?!?!」





メアリ「おはようナナ」





席に座ると、
みんなが集まってきた。





女子「え?
あれがあの林さん??」





男子「可愛さえぐいわ」





ざわざわざわ。。。。





丸田君も来た。





私と目が合い、
私が恥ずかしそうに
ほほ笑むと、
丸田君は不思議そうに
頬を赤らめた。













*。・ 放課後 ・。*





ナナ「メアリ
めっちゃ可愛いじゃん、、!!
どうしたの一体、、」





メアリ「あ、えと、、
お母さんがメイク
教えてくれてさ、、」





ナナ「丸田、
メアリやばくない??」





丸田「何が?
林さんって
元からこうじゃん。
可愛いじゃん」





え、、





ナナ「は?
私のメアリをとったら
許さないんだから!!」





人生が変わった。





絶対に
恋をかなえてみせる。













*・*・・・*・・・*・*





「ねー林さんw
つきあってよー」





私はほほえむ。





「あなたの名前も
忘れるほどに
興味ありません」





「うわーーーっ
林さんにフラれた!!!!!!!」





最近チャラ男しか
寄ってこない。













*・*・・・*・・・*・*





体育の時間。





私が水道で水を飲んでいると、
丸田君がかけよってきてくれた。





丸田「お、林さん」





メアリ「あ、丸田君。。」





ナナ「おーい!
え、なに丸田お前
メアリのストーカーしてんの??」





メアリ「水道で話し」





とっさに丸田君が
私の口をふさいだ。





丸田「ぐ、偶然
会っただけだし」





え?
今の反応って。





とっさに
気づいてしまった。





丸田君は
ナナが好きなんだ。





ははっ、、
勝てそうにもないや、、













*・*・・・*・・・*・*





放課後、教室に行こうとして
廊下を通ると、
ナナと丸田君がいた。





え?





ナナ「メアリとお似合いじゃん。
なんでメアリに行かないの?」





丸田「お前が好きなのが
そんなに悪いかよ」





ナナ「ごめんけど
メアリがいるから」





教室を出て行ったナナ。





ナナを遠くから見ると、
泣いていた。





なんでそんな私の
ために、、





ナナと丸田君は両想い。





それは過去でも未来でも、
ずっと変わらないのかな、、













*・*・・・*・・・*・*





それから数カ月、
私はどんどん丸田君とも
クラスとも
仲良くなっていった。





地味だった前とは
見違えるように。





正直、未来に
戻りたくなかった。





ナナ「そろそろ告白したら?」





メアリ「でも、、
丸田君はナナのことが
まだ好きだと思うけど、、」





ナナ「とりあえず行って来い!!」





今私がするべきことは?













*・*・・・*・・・*・*





メアリ「丸田君、、
話があるの。。」





丸田君「え?
あ、いいけど」





メアリ「私、ずっと
丸田君のことが好きだったの。。
でも!!
私はナナが大切だから、、
丸田君とナナは両想いなの。
ナナは私のこと
思ってくれてるだけ。
お願い、ナナと
付き合ってあげて?」





丸田「え、、俺ずっと林さんに
嫌われてると思ってた。
すぐ野崎の後ろに隠れてたし、、前は」





うっ、、それは
恥ずかしかっただけです!!!





丸田「でも、もうナナのことは
あきらめたんだ。
林さん、付きあってほしい」





え。。
だめ。
ナナと結ばれてほしいの。





!!!!





そう思った瞬間。





目の前が真っ暗になり、、
高校の教室にいた。





戻ってきたんだ。





私はあのあと
どうなったんだろう、、、





手に持っていた写真を見ると、
変わった私と、ナナ、
そして丸田君。





未来が変わったんだ。





帰り道、
ナナと丸田君が通っている
高校の近くに行ってみると、
ナナと丸田君は
手をつないで歩いていた。





自然と涙がこぼれる。





これでよかったはずなのに。





私はいつまでも。





青春シンデレラ。







*end*

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