いちごとほっぺ

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:さーたん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.03.26






私は、林メアリ。
親友のココハと、
いちご狩りに来ています。





メアリ「わぁ! すごい!」





私はたたたっと
かけまわる。





ココハ「メアリったら・・・
あれ?? あそこにいるのって
ヨシトとコウショウじゃない!?」





ヨシトくんは、
私の好きな人。





恐る恐る見てみると、
本当にヨシトくんだった。





するとココハが
飛び出していった。





ココハ「ヨシト?
コウショウ?」





メアリ「ちょっ・・・
ココハ・・・」





人見知りな私と違い、
フレンドリーで
元気なココハ。





私はココハを
追いかけて
ちょこちょこ
走って行った。





ヨシト「あっ、阿部と林じゃん」





コウショウ「よかったら一緒に
いちご狩りしよ!」





ココハ「そうこなくっちゃ!」





なぜか一緒に
いちご狩りすることに
なったみたい。





コウショウとココハは
幼なじみで、
今でも仲がいい。





ココハ「コウショウ、
どっちが大きいいちご
探せるか勝負しない?」





コウショウ「いいよ、
ココハには
負けないからな」





ココハとコウショウは
走ってどこかへ
行っちゃった。
そして私とヨシトくんの
2人きりになった。





私はしゃがみこんで
いちご狩りを始めた。





(2人きりだ・・・)





緊張していると、





ブブブッ





スマホが鳴った。





(なんだろ・・・)





スマホには
ココハからの
メッセージ。





《頑張れ!!》





の文字が。





メッセージをみて
余計恥ずかしくなった私は、
落ち着かなくて
もくもくと
いちご狩りをした。





ヨシトくんも黙って
いちご狩りしている。





すると、大きくて
真っ赤でハート型の
いちごを見つけた。





(これ、かわいい!)





手を伸ばした
その時・・・





もうひとつの手と
触れた。





その手はまぎれもなく
ヨシトくんの手だった。





(・・・!!)





私はあわてて
手を引っ込めた。





(絶対顔真っ赤だ・・・)





恥ずかしくて
膝に顔をうずめていると・・・





ヨシト「林、これあげる」





ヨシトくんが
ハート型のいちごを
差し出して言った。





メアリ「ありがとう、
いいの?」





ヨシト「俺は、いちごも好きだけど、
本当に好きなのは
いちごみたいなほっぺの
林だから」





え・・・





ヨシト「俺と付き合ってください」





驚きすぎてすぐには
声が出なかったけど、
はっきり答えた。





メアリ「はい・・・!」





ヨシトくんが
立ち上がって言った。





ヨシト「さ、そろそろ
いちご食べよう!」





そう言って
手を差し伸べる。





メアリ「うんっ!」





ヨシトくんと手を繋いで、
私たちはココハのもとへ
むかった。





その日に食べた
真っ赤なハートのいちごは、
今までで1番甘酸っぱくて
おいしいいちごだった。







*end*

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