クリスマスの奇跡

CAST林芽亜里

作者：まりちいぬ

2021.10.09

私はメアリ。
ニコラ学園高等部の１年生。

実は生徒会に入ってるの。

ニコラ学園は
年中行事にすごく
力をいれているんだ。

特にクリスマス。

１２月２５日は
必ず全校集会があって、

クラスで出し物をしたり、
全校で特大サイズの
ケーキを食べたり、
景品が超豪華な抽選会が
あったりして、
ある意味文化祭よりスゴイｗ

そしてなにより、
このクリスマスは
カップルが大量にできる。
（年に１００組くらい）

みんな彼氏作りに
燃えてるんだｗ

私も、中等部のときから
ずーっと参加してるけど、
恋愛経験はほぼゼロ涙。

今年こそ
頑張るんだから！

・＊。・　クリスマス当日　・。＊・

ココハ「メアリ、やっほ～」

メアリ「ココハ！
あ、おめかししてる？」

ココハ「わかってくれた？
クリスマスは
おしゃれ解禁だからね。
絶対彼氏作るんだー!!!」

メアリ「ココハはモテるし、
絶対出来るよ！
私は多分無理だけどｗ」

ココハ「そんなことないよ～。
メアリは可愛いし、
絶対モテてるって！」

メアリ「え～？　まさかｗｗ」

？「ちょっといいかな」

めあここ「え？　誰？」

？「俺は１年３組の紀田直哉。
そっちのミントグリーンの
ワンピース着てる子に
用があるんだ」

ココハ「え？　あたし？」

直哉「そう。ちょっときて」

ココハ「え、うん」

ココハをつれて
直哉くんはどっかに
行ってしまった。

アム「今の子、イケメンだね！」

ナナ「メアリも
行けばいいのに～」

メアリ「わ！　アムナナ！」

アム「今のイケメンもしかして、
ココハに告白!?」

ナナ「きゃ～！
ココハおめでとう！」

・・・あの～。そこ
勝手に盛り上がらないで
もらえます？

アム「メアリ、
惜しかったね～。
今の人めっちゃ
良かったのに！」

ナナ「私もあの人好きかも！
きゃ」

アム「え？　三角関係？」

アムナナ「キャー!!」

・・・なんか展開が
訳わからんことになってるよ？

ナナ「メアリ！
このままじゃだめだよ！
私たちも直哉君に話して
３人のなかからきめてもらおう！
ココハに幸せになって
欲しかったけど！」

メアリ「え～なんか
頭がこんがらがってきたよ～」

アム「あ、ココハだ！」

ココハ「あ、アムナナ！
私ね、直哉君に
告白されちゃった～♪」

ナナ「きゃあ～♪
ココハおめでとう！
よかったね！
私も嬉しい/////」

メアリ「え？　ナナは
直哉君のこと・・・」

ナナ「デートする時は
私がメイクしてあげる！
絶対可愛い！
ココハほんっとに
おめでとう/////
私も直哉君好きだったけど、
もういいや！
ココハ幸せになってね/////」

切替はやぁっ!!

ココハ「うん！
ありがとう♪」

ココハ＆アム＆ナナ「じゃあメアリ
がんばって！」

メアリ「え！」

ナナ「ほら！
あそこにいる人
カッコ良くない？」

アム「いや、
あそこの人の方が
イケメン！」

メアリ「いや、待って！
私好きな人いるから！」

そう、私には
好きな人がいる。

八田大翔。

毎年告白出来ずにいた。

ナナ「そっか。
メアリって大翔君が
好きだったよね！」

!!

みんなの視線が
一気に私に集中する。

その中で大翔君が
私をみて
目が点になっている。

メアリ「ちょっと！
そんな大きな声で・・・」

アム「どーせ、毎年
告白できなかっただけでしょ」

う。図星。

ナナ「じゃあ、私が
伝えに行ってあげる！
メアリの気持ち！」

メアリ「え!?
ちょっと待って！」

そう言う暇もなく、
ナナは大翔君のところに
行ってしまった。

ヴぁーーーーー（汚音）!!

オワタ・・・

すると大翔くんが
真っ赤になって
うなずいた。

え？
まさか・・・

ナナがにっこりわらって
こっちに大きく丸をした。

そして会場中
スタンティングオベーション!!

私は夢のようだった・・・

＊ｅｎｄ＊