私だけの秘密の図書室

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:のんちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.12.07

今日も
ぽかぽかしていて
良い日だ。





階段をかけ上り
1番上に着く。





胸の辺りに
手をあてると
暖かかった。





天気の良い日だと、
出掛けたりするよね。





でも、
学校が終わった
放課後の今。





私がいるのは、
図書室の前。





私の名前は、
林めあり。





ドアを
開けようとすると、





中から先に
ドアが開いた。





ビックリして、
手を離すと





出てきたのは
同じクラスの
雨宮かけるだった。





めあり「図書室なんて、
来るんだね」





かける「そっちこそ
来るなんて、
思ってもいなかったぜ」





めあり「かけるの自転車、
いつも思うけど
ぽんこつよね」





かける「ぽんこつ?
どこがだよ!
俺の自転車は、
高級だもんね!」





めあり「私が乗ったら、
高級に見えるんじゃないの?」





かける「いやいや、
俺の自転車に乗れるのは
超絶美人さんしかムリだね!
まあ林にはムリだな。
あっごめん!
正直に言っちゃった」





めあり「失礼ね!」





かける「はいはい」





実をいうと、
かけると同じ
クラブでもある。





テニス部。





かける「じゃあね!
はーやーしー
めーあーりー!」





めあり「ちょっと!」





今の声、結構
響いたよー!!
もう!





きを取り直して、
図書室にはいる。





私が向かったのは、
植物図鑑のあるところ。





花の図鑑を
開けてみた。





めあり「綺麗だなー!」





私は、この前拾った
葉っぱを本にはさんだ。





これが目印だ。





そのうち読んだ本は
忘れる。
だから、はさんでいたら
いつか見つけて思い出す!





これが私の遊び!
秘密でしていることだから、
誰にもばれちゃいけない。





だから、秘密の
図書室なんだ。













*。・ 次の日 ・。*





めあり「おはよー」





ここは「おはよ!」





この子は、
親友の阿部ここは!





ここは「私、好きな子
出来たんだー」





めあり「だれだれ?」





ここは「えっとー」





かける「林、おはよ!」





めあり「おっおはよ!」





自転車で
通りすぎるかける。





ここはは、
ずっと見ていた。





めあり「こっここは?
かけるが好きなの??」





ここは「うっうん」





めあり「そうなんだ!」





ここは「でも、
めありはいいよね!
クラスも同じで
クラブも同じで!
仲良くて!」





めあり「仲良くなんかないよ!」





ここは「私、頑張るから
応援してよね!」





めあり「もちろん!」













*。・ 放課後 ・。*





また、あの
図書室にいく。





クラブはしばらく
お休みなんだ。





そして今まで
読んだ本を探す。





めあり「あった!
あれ?」





こんな本、
読んだっけ?





それは
昆虫図鑑だった。





読むはずがない。





かける「林」





慌てて、
本を閉じる。





かける「その本、
読んだの俺」





めあり「えっ?」





かける「俺が
葉っぱをはさんだ」





めあり「そっそうなんだ!」





かける「これ、
林が読んだの?」





そういって、
私がこの前読んだ
花の図鑑を出した。





めあり「読んだけど」





かける「林なんだね。
葉っぱはさんでたの」





めあり「かけるもなの?」





かける「そうだよ。
読んだこともない本に
はさんでたから。
ずっと探してたんだよ。
誰なのか」





めあり「そうなんだ。
私で悪かったね」





かける「林で良かったよ!
男子じゃなくてよかった!
今から、
もっと本探そう!」





ごめん、かける。
ムリなの。





ここはの
好きな人だから。





めあり「ごめん、かける。
それはできない。
今から出掛けるんだ、」





かける「えっ?」





かけるは悪くない。





次の日も、
そのまた次の日も





かけるは図書室で
私にこういった。





かける「本、探そうよ!」





1回だけならと思い。





めあり「分かったから!」





かける「よっし!
多く見つけたら、
勝ちな!」





めあり「うん!」





結果は、
めあり5冊。
かける6冊。





かける「はい!
俺の勝ちでした!」





めあり「もう!」





でも、楽しかった。
まだやりたかった。





でも、ここはの
好きな人なんだから。













・*・―――・*・―――・*・





次の日の朝。





ここは「めあり!
私、付き合ったの!」





めあり「えっ?
かけると!
おめでとう!」





辛かった。
胸が苦しかった。





私なんかとじゃ
ダメなんだ。





ここは「違うよ!
れんくん!
告白されて、
オッケーした」





めあり「えっ?」





ここは「いやー、
惚れちゃって」





めあり「もう!
なんなの!」





ここは「えっ?」





めあり「かけるは、
そんな簡単なものだったの?
告白されただけで
すぐに変わっちゃうの?
私、どっちなのか
もう分かんないよ!」





ここは「めありだって!
ずっと私に何か
隠してるでしょ!
言ってよ!」





めあり「隠してなんかないもん!」





ここは「ねぇ!
教えてよ!」





めあり「ここは。
教えるけど、
親友だから分かってる?」





ここは「誰にも言わない」





めあり「かっかけるが
好きなの!!」





ここは「めあり!
やっと言ってくれたね!
ごめんね!
でも、なんとなく
めありがかけるのこと
好きなんじゃないかなって
思ってたから」





めあり「そうなんだ!」













*。・ 放課後 ・。*





図書室には、いかず。





帰った。





かける「よう! 林!」





めあり「かける、今から。
市立の図書館に行こう!!」





かける「今から?
遠いよ」





めあり「自転車があるでしょ!」





かける「マジかよ」





めあり「では、
超絶美人の林めあり
乗りまーす!」





かける「偽物は、
降りろよ!」





めあり「本物だもん!
早く!」





思ったより、早い。





めあり「落ちるよ!」





かける「ちゃんと、掴まれよ!
あっ、でも
偽物はいいか!」





めあり「失礼ね!!
もう!」





かける「俺さ、
好きな人出来たんだ」





めあり「えっ」





胸が痛くなった。





かける「協力しろよな!」





言わなきゃ。
好きだって。、





めあり「かける、」





かける「その人さ、
クラスとクラブが
一緒なんだ」





一緒なのは、
私しかいない。





嬉しくて
仕方なかった。





かける「その人といると、
楽しんだよなー」





めあり「へー、
良かったじゃん」





2人は、
顔を見合わせて
笑った。





かける「あと少しだから、
降りろ!」





降りた。笑





かける「足、おそ!
早くこいよー!」





めあり「待ってよ!!」





嬉しくて嬉しくて
仕方なかった。







*end*

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