恋のクリスマス

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:KANA

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.12.20

私、林メアリ。
ニコラ学園に通う
中学3年生です。





ココハ「おはよー!
今日も寒いね!」





メアリ「おはよう」





今日は、12月20日。
クリスマスイブまで、
あと4日。





街はきれいに飾られて、
クリスマスソングまで
ながれている。





ココハ「もうすぐクリスマス!
一緒にパーティしようね!
あ、コウショウも呼ぶ?」





メアリ「うん。
戸部くんも、、、
呼ぼうかな」





コウショウっていうのは、
ココハの幼馴染で、
私は中学校でココハと
コウショウに出会った。





私は戸部さんとか、
戸部くんって
呼んでるけど。





ココハ「OK、誘っとくね!」





メアリ「違うクラスだけど
大丈夫?」





ココハ「大丈夫!
帰りに寄るから!
先に帰ってていいからねー」





帰りに寄るからって、
家に行くのかな。





どうせなら、
私も連れて行って
くれてもいいのに。





そりゃあ私が
お願いしたからだけど。





実はね、私、
コウショウくんが
好きなの。





本当に私が恋してるなんて
信じられないけど。





メアリ「ありがとう」













*。・ 12月24日 ・。*





今日は、
クリスマスイブ。





そして、パーティの日。





わたしの家で
やることになったから、
張り切って
お菓子を作ったのに、





コウショウ君が
来るって思うと
緊張して失敗ばかり。





ココハが来てくれて、
やっとケーキが
焼けたんだけど
自分が情けなくて。





ココハ「大丈夫、大丈夫!
こんなときもある!
けど、どうしたの?
いつも料理上手なメアリが。
もしかして、コウショウ?」





メアリ「、、、う、うん。
私、戸部君が好きみたい」





ココハ「やっぱり!
大丈夫!
私が応援するから!
思い切って、
告白しなよ!」





メアリ「えぇぇ!
無理無理」





ココハ「そんなこと言ってたら、
一生告白できないで、
後悔しちゃうよ!」





メアリ「そっか。
そうだよね。
私、頑張ってみる!」





ココハ「よし!
で、いつ告白するの?
今日にしたら?
クリスマスイブだし」





メアリ「うん!
そうしようかな」





ココハ「じゃあさ、
もう帰ろうってときに
私がトイレに行くふりして
その間に告りなよ!」





メアリ「うん!」







*。・ ココハの心の中 ・。*





メアリがコウショウのこと
好きだったなんて。





大丈夫。





私はもうコウショウが
好きじゃないし、
応援できる。





私、実は小学5年生の時、
コウショウに
告白したんだ。





答えはNO。





これで私の恋は
終わったんだ。





そう、終わったんだから。







ピンポーン。





メアリ「コウショウ君かも!」





ココハ「あれ??
いつの間に下の名前で
呼んでるの(笑)」





メアリ「あっ、実は
心の中では
そう呼んでて。
あっ、私出てくるね!」





ココハ「もう、恥ずかしがり屋
なんだから(笑)」





ガチャリ





メアリ「いらっしゃい。
どうぞ、上がって」





コウショウ「こんばんは!
おじゃまします」





それから私達は、
3時間遊びまくった。





ココハ「そろそろはじめる?」





コソッとささやく
ココハ。





私も静かにうなずく。





ココハ「あっ、私
トイレに行ってくるね!」





立ち上がり際、
ココハは、
私に向ってうなずいた。





ガチャリ





ココハが部屋から
出ていって、
空気が一気に重くなった。





何か、何か
喋らなきゃ!





ええーと。
もう言っちゃえ!





メアリ「あの! わ、私
コウショウ君のことが
好きなの!」





コウショウ「、、、
嬉しいんだけど、ゴメン。
実は好きな子いるんだ。
それは、ココハなんだ」





メアリ「そうなんだ。
確かに、、
お似合いだもんね」





ガチャリ





私の言葉を
さえぎるように
ドアが開いた。





ココハ「どういうこと!?
私がコウショウに告白したのも
ずっと前だし。
あのとき、私のこと
フッたじゃない!」





メアリ「ココハも、
コウショウのことが
好きだったの?」





驚きすぎて
言葉が出ない。





コウショウ「たしかに
あの時は断った。
けど、気づいたんだ、
俺の好きな人は
ココハだって。
ココハ、付き合ってください!」





部屋がシーンとなる。





私のことを気にして
付き合わない
つもりなのかな?





ココハには、、、





一言先が言えない。





だってまだ、
私はコウショウが
好きだから。





けど、、、





ココハ「無理だよ!」





メアリ「ココハ!」





さえぎるように
私が叫んでいた。





そうだ、私はココハに
本当に好きな人と、
幸せになってほしいんだ。





メアリ「私のことを気にして
付き合わないなんてやめて!
ココハはずっと
我慢してくれてたんじゃない?
私のことはいいんだよ!
自分の思うように恋してよ!!
自分で選んだほうが
絶対に後悔しないよ!」





ココハ「メアリ、、、ゴメンね!
本当にゴメン!
私、ずっとコウショウが
好きだった。
けど、隠してた。
本当にゴメン。
付き合ってもいいかな?」





メアリ「もちろん!
よかった。
私は、、、いいんだ!」





コウショウ「ココハ、ありがとう!
メアリちゃん、
本当にゴメン!」





メアリ「いいの、いいの。
私にはもっと素敵な
王子様が現れるんだから!
コウショウよりイケメンだよ!」





コウショウ「なんだよ、それ(笑)」





ココハ「アハハ(笑)」





メアリ「これからも
よろしくね!」





ココハ・コウショウ「もちろん!」





ココハ「みんな、」





メアリ・コウショウ・ココハ「メリークリスマス!!」







*end*

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