私が男子と入れ替わってる??

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:コザクラインコ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.09.27






私は、林メアリ。
実は、nicolaで
モデルやってるの。





「メアリ~、おはよー!」





「おはよー!」





友達もいっぱいで、
学校もお仕事も
毎日充実。





まあ、でも今の悩みが、
恋をしてないこと。





彼氏ができたらなあ、、、
と思う日々。





「おーい、メアリ、
ぼーっとしてんぞ~
大丈夫か~?笑」





こう言うのは、
幼馴染みの大倉タカト。





はあ~、、、





「大丈夫ですっ~」





こんな日々が、
私の日常。





ちょっと楽しい、、?





いや、なんて、、
ないよ、、ね。





ふあ~、
今日も疲れた。
帰ろ~。













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





ピピピ、、、、





え~、もう朝~??





起きなきゃ。





パチッ。





え、、、、





ここどこ、、、、??





そこは私のガーリーな
部屋ではない。





勉強机と、サッカーの
ユニフォームがある、
シンプルな部屋。





自分は、見覚えのない
パジャマを着ている。





寝ぼけてる?





体に違和感。
いつもとなんか違う。





でも、目は冴えている。





「う~ん、、、」





その声に驚いた。





声が、低い。





とりあえず洗顔しよう。





ドアを開ける。





え、、まじでここどこ??





迷った末、見慣れない
洗面所に来ると、





え、えええええええ??





夢、、??





鏡には、大倉タカトが
映っている。





手を振ると、
鏡の大倉タカトも
手を振る。





つまり、私が大倉タカトに、、
なったってこと??





じゃあ、私の体と
タカトの心は、
どこ行ったの??













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





びくびくしながら
教室に入る。





「おう、おはよっ、
タカト」





ひっ??





男子??





あ、そうか、私は今、
タカトなんだ。





窓ガラスに映る顔に
毎回驚いちゃう~、、





リュウタロウ君が、
肩を組んでくる。





「え、、ち、近いっ」





「え、、」





いや、いくら今私が
男子だからって、
それは恥ずかしいよ~。





必死にリュウタロウ君から
逃げると、私の姿を探す。





「いたあああ」





わ、私が、
目の前にいる~??





その、私の様は酷かった。





髪はボサボサ、
制服はグシャグシャで、
脚を開いている。





必死に私は私の姿をつかまえると、
誰もいない部屋につれていく。





「お、俺が目の前に??」





「ちょっ、お前??
お、俺の体、、」





「て言うか、あんただれ??
私の体を奪って??」





自分の声に、
毎回びびる、、





「俺、タカトだよ、、」





つまり、、つまり、、





私とタカトが、、
入れ替わったってこと??





「っていうか、
髪ボサボサ。
私がといてあげる」





「て言うか、お前、
俺の体で私とか言うなよ。
内股も止めろ」





「そっちこそ。
脚閉じて~」





「いいか、今からお前を
男らしくするからな」





いいよ~、しないで~、、
男らしくなりたくないもん。





「いいか、(俺)って
言うんだ」





「む、無理~、、
お、お、お、、、、、
おれっ??」





やだ~、恥ずかしい、、





「脚は広げる」





「やだ」













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





ふう、、はあ、、疲れた。
っていうか、
明日撮影じゃん??





アイツ、
上手くできるかな、





「タカ、、
め、メアリちゃん、、」





自分に自分の名前を
よぶなんて、
緊張する、、





「いい? 明日の撮影。
今ポージングやるから、
覚えて??」





「こ、こう?」





なんか、、
ぎこちない、、





「あと、マッサージもしてね。
美脚モなんだからね」





「あ、あと、スキンケアも。
日焼け止めも塗ってね」





「めんどくせ~」





どうしよ~、
私の姿のタカトが焼けて
脚むくんで
ポージングもろくに
出来なかったら、、













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





タカト、、大丈夫かな、、





今日の撮影、、
戸惑ってないかな、、





、、あれ、なんで
アイツのことばっかり
考えてんだろ。





これが、
好きっていう気持ち、、??





でも、私は今
アイツの顔をしてるんだ。





鏡で自分の(タカトの)
顔を撫でる。













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ピロン
LINEがなる。





タカトからだ。





《撮影終わった。
全然だめだった、。
皆から調子悪いねって、、
ごめんな、》





一生男なのかな、、
涙が溢れる。





もう、、
大好きなガーリー服も、
堂々ときれないんだ。





メアリとして
撮影も出来ないんだ。





うっっうっ、、
あ、駄目だ泣いちゃ、、、
今、私は男なんだから、、





友達とも、、





メイクも、、













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





・翌日・





「おうメアリ、
元気ないな」





「タカト、、」





友達のかとうが
こう言う。





「何~、2人とも、
メアリどうした、
タカトのことを
メアリなんてよんで。
しかもいつもキレイな髪、
最近手入れしてないでしょ。
最近男っぽくなったよね、。
タカトも最近女の子みたい」





まあそりゃそうだよね~、、





「メアリ、元気出せ、。
あ、ダシテ。
確かに昨日の撮影は
ダメダメだったけど、
俺、じゃない、わ、ワタシ、
お笑い担当になったんだぜ、
じゃない、ナッタノヨ」





「いや、女の子言葉
めっちゃぎこちないな~??
あはははっ
お、お笑い担当~??」





こんなに笑ったの、
久しぶり。





元気づけてくれたのかなあ。





もっとタカトといたい。
今は私の姿をしてるけど。





ううん、
私、タカトのこと、
大好き。













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





タカトは、私のこと、
どう思ってるんだろ。





でも、自分の初恋の人に
今、なってるなんて。





なんか、夢みたい。













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





「おっはよ~ぜ!」





りゅ、リュウタロウ!
また~??





まあ、タカトと
仲いいもんね。





「メアリちゃんとはどうだ~??
この前無理やりつれてったり
したもんな! 大胆だな~!」





???????





え、、どういうこと?





「え、、?」





「タカト、お前、
メアリちゃんのこと
大好きって言ってただろ??
忘れたのか?」





うそおおおおお





両思いじゃん。





「本当に??」





「自分で言ってただろ。
もう、最近のお前、
可愛いな~」





想いを、伝えれれば、
付き合えるかも~!





「なんだよ、メアリ、
急に呼び出して」





「た、タカト、、
す、好きです!!」





ドンッ





か、壁ドンされてる、、、、





「俺もだよ」





「いいの?
周りから見たら、女が男に
壁ドンしてるんだよ?」





「いいんだ、
まわりの目なんて。
女の姿で男の振る舞いしったって、
気にしない。
お前さえいてくれれば」





キュン





そのあと、
ハグまでしてくれた!





胸が熱くて、
幸せでいっぱいで。





一生男だとしても。





タカトがいてくれれば、
大丈夫な気がした。





タカトから手を離したとき、
体に違和感。





鏡を見ると、





「も、戻ってる、、!」





嬉しくて涙が溢れる。





「俺も、戻ってる!」





「もう1回いうね。
大好き!」







*end*

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