いちごに恋

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:rina

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.03.22






私、メアリです。
中2です。





私のまわりのいちごは
真っ白。





そして、私の恋も
真っ白。





真っ白ないちごは
すっぱい。





私の恋もすっぱい。





いつか、真っ白な恋が、
甘く真っ赤に
実りますように・・・













*...・・・*...・・・*





メアリ「・・・・・・・・・」





ココハ「め・あ・り?!!
また悩みごと?
あたしに聞かせてよ?」





この子はココハ。
私の大親友で、
私の悩みをぜ~んぶ
真剣に聞いてくれるの。





ココハ「あ、もしやまた
ユイトのこと
考えていたな??」





メアリ「そうなの。また
話しかけられなかったの」





ココハ「そしたら、メアリが
ユイトに話しかけられるように
チャンスをつくるよ!
メアリは、ユイトと
2人きりで遊ぶように
さそうんだよ!」





メアリ「う、うん。
できる限りやってみる」













*...・・・*...・・・*





ココハ「め・あ・り~!!
ユイトについて色々
聞いてみたんだけどさ!
ユイト、いちごが
大好きなんだって!!
だからメアリ、
参考にしてみて!!」





メアリ「うっそ~!!
ココハありがと~!
ココハは神様だよ!」





ココハ「そう言ってくれる
メアリ大好き!!
じゃあユイトのところ行こ!!」





メアリ「うん!」













*...・・・*...・・・*





ココハ「ねえ、ユイト。
今、ちょっといい?」





ユイト「なに?」





ココハ「メアリがいいたいこと
あるんだって」





ユイト「どうしたの、メアリ」





メアリ「あ・・・あのっ・・・
今度の日曜日、2人で
いちご狩りにいきませんか・・・?」





ユイト「ごめん、
日曜日は無理で・・・
土曜日はどう?」





メアリ「じゃっじゃあ、土曜日、
《ニコニコいちご》の前で
待ってます」





ユイト「わかった、じゃあな」





メアリ「はい、また」





ココハ「じゃあね、ユイト」





ナナ「・・・・・・・・・」













*。・ 土曜日 ・。*





ユイト「ごめん、まった?」





メアリ「いえ、大丈夫です」





わーどうしよう!!
ユイトくんと2人きりで
いちご狩りなんて!





ココハに
ついてきてもらえば
良かったかな・・・





ナナ「あーら。
ユイトとメアリじゃん。
偶然ね。
私もいちご狩りにきたの。
よかったら一緒に行きましょ」





この人はナナ。
学校のお嬢様的な存在。





自分が思い通りに行かないと
ぶりっ子になるから
絡まれると大変なの。





だからあまり
かかわらないように
していんだけど・・・





ユイト「あ、ああ
い、いいよな、メアリ」





メアリ「う、うん・・・」





ナナ「それじゃあ
ダラダラしてないで
早く行きましょー?」





あーあ、
こんなところに
いたなんて・・・





ナナ「あ、このいちご
甘くて美味しいわ。
メアリ、あなたのいちご、
美味しそうなの
いっぱいあるわね。
少しいただこうかしら」





メアリ「え・・・」





メアリが返事をする前に
ナナがメアリのいちごを
奪い取って食べようとしたら・・・





ユイト「おい、ナナやめろよ!
食べたければ
自分で取ってこいよ」





ナナ「ふん」





ナナは逃げるように
いちごをとりに行った。





メアリ「ありがとう、
助けてくれて」





ユイト「べ、別に。
助けたわけじゃないけど。
俺もう帰るわ。じゃあな」





メアリ「う、うん。
じゃあ、私も帰るね」





ナナ「あ、そ。
じゃ、さようなら」





その後、メアリとユイトは
LINEを交換した。













*。・ 学校 ・。*





ナナ「ユイトのことが好きです。
付き合ってください」





ユイト「俺はナナのこと
好きじゃない」





ナナ「嘘でしょ・・・」





ナナはその場を
去っていく。











*。・ メアリとユイトのLINEで ・。*





メアリ《この間のいちご、
甘くて美味しかったですね!》





ユイト《だな。それでさ、
今度の日曜日、また2人で
にこいち行かない?
俺、言いたいことがあるんだ》





メアリ《いいですね!
じゃあ私、
予約しておきますね》





ユイト《うん、分かった。
よろしく》





メアリ《おやすみなさい》





ユイト《おう》







*。・ 土曜日 朝、メアリとココハのLINEで ・。*





ココハ《め・あ・り~!
最近ユイトといい感じじゃん》





メアリ《そうなの。
それでさ、明日、
また誘ってもらっちゃった~!
何着ていこうかな??》





ココハ《ねぇねぇメアリ、
ユイトから
『俺、言いたいことがある』
みたいなこと
言われたりした??》





メアリ《うん、言われた。
あれって何だったんだろう》





ココハ《やっぱり!
それはきっと
〈こ・く・は・く・〉
されるんだよ~!
いいなー》





メアリ《えー!! あれって
そういうことだったんだ!!》





ココハ《たぶんね》





ココハ《服は・・・
メアリの得意な
ガーリーコーデが
いいと思う!》





メアリ《ココハありがとう!!
頑張るね! おやすみ!》





ココハ《おやすみー》











*。・ 日曜日 ・。*





メアリ「ごめんなさい、
遅くなりました」





ユイト「大丈夫、
気にしないで。
いこう」





メアリ「うん!」













*。・ いちご狩りで ・。*





ユイト「ねえメアリ。
メアリの憧れって
この赤くて甘い
いちごだったりする?」





メアリ「え!?
なんでわかるんですか?」





ユイト「メアリ、好きだよ」





メアリ「私もです!!」





ユイト「なんでも
お見通しだよ。
あと、これを境に、
敬語なしにしよう」





メアリ「うん!!」





叶うはずもないと
思っていた恋も、
甘く真っ赤に実りました。







*end*

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