推理オタク林さん。

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:ゆいゆい

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.03.08

『お前の罪を忘れるな』





ノートの切れ端のような
紙に書かれた乱雑な字。





今は5時間目。





筆箱の中に
入っていた。





メアリ「誰が入れたんだろ・・・」





さっそく推理モードに
入ります。





メアリ「4時間目のときには
なかったから、
入れるとするなら
給食か
昼休みの間だよね・・・」





先生「おーい! 林!
また推理モードに
はいったのか?!
じゃあこの問題は?」





メアリ「x=23です。
(即答)」





先生「流石だなー・・・って!
ひとりごとはダメだぞ!!」





メアリ「はーーーい」





教室内に
小さな笑い声が
広がる。





先生と毎日のように
しているやり取りだ。





あ、申し遅れました、
私、林芽亜里です。





推理小説オタクの中3。





先生「推理モードは
あとにしろーー」





メアリ「分かってますってー」





・・・・・・・・・





さあ、
やーーーっと
休み時間!





推理モード突入です。





ココハ「おーい!
またなんかあったのー」





この子はこのクラスで
1番仲のいい阿部ここは。





メアリ「コレ見て」





ココハ「『お前の罪を忘れるな』・・・
ってこわ!!」





メアリ「でしょ?
今誰が書いたか
考えてるの」





ココハ「昼休みも
他クラス教室に
入れないよねぇ。
ってなると・・・」





メアリ「犯人は
この中にいる!!!!!!」





大声で叫んだ。





みんなからの
視線が痛いけど、
構わず考え続けます。





メアリ「筆跡からして
男子かな・・・」





でも、それ以外の
情報がない。





メアリ「うーーーーん」





、、、。





・・・あ。





メアリ「ああああああああぁぁぁ!」





ココハ「どした?笑」





メアリ「見ててね!」





私は筆箱から
鉛筆を取り出して、
その側面をシャッシャッと
紙に押しつけた。





すると、白い文字が
浮かび上がってきた。





ココハ「あっ! すご!!」





メアリ「やっぱり。
筆圧が濃いから、
前のページの文字が
浮き出てきた」





そこに書いていたのは・・・





『図書委員月曜日話し合い』
の文字。





このクラスに
図書委員は
1人しかいない。





メアリ「これ書いたの・・・
こうしょうくんだよね?」





コウショウ「正解!!
さすがミステリー好き!
答え出るの早いな!笑」





メアリ「なんでこんなことしたの?
私こうしょうくんに
なんかしたっけ?」





コウショウ「うん」





メアリ「なら、直接
言ってきてよ!!!
なんでこんなことしたの?!!」





思わず声を荒らげた。





怒りで顔が
真っ赤になる。





こうしょうは、
ゆっくり深呼吸した後、
言った。





コウショウ「・・・めありちゃんのこと、
好きになっちゃったから」





メアリ「え、?」





コウショウ「俺ね、
昔好きになった人に
ひどい振られ方したの。
でね、もう好きな人は
作らないって決めてたのに・・・
めありちゃんが、
可愛すぎるから。
好きになっちゃったじゃん。
それが『罪』」





私は、さっきと違う意味で
顔が真っ赤になった。





コウショウ「俺と
付き合ってくれませんか?」





メアリ「・・・お願いします」





・・・・・・・・・





後からの話によると、
ミステリー好きの私のために、
1ヶ月以上考えた告白
だったらしいです。笑





無事謎は解けて、
ハッピーエンドです!笑







・・・・・・終わり・・・・・・

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