奇跡から生まれた素の自分

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:芽亜里ラブ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.10.18






私は芽亜里。
3年5組で、同じクラスの
コウショウ君に片思い中。





彼を好きになってから、
結局1年たってるんだよね・・・





コウショウ君は、去年愛知から
転校してきたんだけど、
頭も良いし部活も好成績!





だけど、自分勝手だし
鈍感だしって感じで
モテないの。





まぁモテない方が
近づきやすいから
ありがたいんだけどね。





コウショウ君は陸上部で、
私はマネージャー。





部活でしかあえないのかー、
って思ってたけど





コウショウ君と
同じクラスなんて奇跡!





って、毎日過ごしてたのに・・・













*。・ 5月3日 ・。*





「来週から分散登校に変わります。
AチームとBチームに編成しますが、
メンバーは先生が決めますね」

by 池未来実先生





・・・待って待って待って。





せっかく同じクラスなのに
また会えなくなるの!?





しかもコロナで
部活もなし。





頼む、未来実先生・・・
同じチームにしてください!!













*。・ そして ・。*





「AB発表しまーす!
文句は言わないこと!」





頼む・・・





「Aチーム・・・・
・・・・・」





「Bチーム・・・
コウショウ君・・・
林さん・・・」





え、嘘!!
やったーーー!





こうして、私の国宝級
日常が始まった。





5組Bの陸部は2人だけ。
なんか特別感あるわ~。





「め~あり!」

by 阿部ここは





「あ! ここ!」





彼女は私の大親友、
“ここ”こと阿部ここは。
おしゃれで優しくて
めちゃめちゃ可愛い!





隣に立てるなんて幸せ。





ここは卓球部だけど
Bだったから、
辛いことなんてない!





あ~、私って運持ちすぎて
ヤバイかもぉー。













・*・―――・*・―――・*・





日々が経つにつれて、
コウショウ君とも
沢山話せるようになった。





7月8日「今日一緒に帰らね?
お前いつも1人じゃん」





「え、いいの?
じゃあ帰ろっかな」





そう。
私が唯一嫌な時間。





ここは方面が違うから
ほとんど1人なの。





でも今日は
最高の時間に
なりそうだなー!





・・・もうそろそろ
告白しようかな。





そして、
その時間になった。





「じゃあ、
俺こっちだから。
そんじゃ!」





あ、駄目・・・
まだ言ってないことが!





「待って!」





「ん?」





「あの・・・急だけど
私、1年前から
コウショウ君のこと好きなの!
走ってる姿も笑ってる姿も全部。
もし、コウショウ君が
私のことを好きなら、
付き合って貰えませんか?」





・・・言っちゃった・・・





「・・・ごめん」





そして彼は
走っていった。





・・・駄目だったか・・・













・*・―――・*・―――・*・





その日の夜、
コウショウ君から
1件の動画が来た。





その動画の上の方には、
「嫌いな人に送ろう」
って文字が。





嘘でしょ・・・





どこでどうするのが
正解だったの??





大泣きした。





目が死ぬほど
赤くなってた。





1つ疑問も見つけた。





(嫌いな人に告白されるって
どんなんだったんだろう)





私はこれを聞くために、
朝待ち伏せをした。





(いつも通り・・・)





「コウショウ君
おはよーっ!」





「おぉ、おはよ」





私は思いきって
聞いてみた。





「昨日、私に告白された時
どう思った??」





「・・・気持ち悪いと思った」





「そっか。ありがとう!
じゃあ、先行くね!」





この返事しか
出来なかった。
辛かった。





聞いた自分が悪い・・・
けど、あんな言い方・・・?





そんな時、





「おはよう~!」

by 深尾あむ





「あ、おはよー、」





あむちゃんは、コウショウ君と
出来てるんじゃないかって
噂になった人。





同じクラスだから
余計にね。





「もし、あむちゃんに
好きな人がいたとして
その人があむちゃんのことが
嫌いって言ったらどうする?」





思いきって言ってみた。
そしたら。





「うーん、どうすることも
できないと思うな。
でも、相手に素の自分を
見せてなかったんなら、
素の自分なら
好きになってくれるかなとか
考えるよ。
1度好きになった人を、
そう簡単に諦められないから!」





「ありがとう!」





予想が大きく外れた。
諦めるのかと思ってた。





・・・確かに私、コウショウ君に
素の自分を見せてないかも。





いつも緊張して
優しくなっちゃったり、
すこしおしとやかにしたり。
そういうところがやだったのかな。





次の日から私は、素の自分を
コウショウ君の前でも
見せることにした。





彼は友達って思ってね笑





休み時間は友達とはしゃいで、
机に座って、変顔もして!





私の理想の時間だった。





それを繰り返してたら、





「お前変わったな。
いまの方が
ずっといいよ?」





とVサインしてくれた。





ありがとう、あむちゃん!
あと少し、頑張るぞー!













・*・―――・*・―――・*・





そして、8月9日。





「コウショウ君・・・
しつこくてごめんね!
あの」





もう1度
好きって言うんだ。





たとえフラれても
気持ちは伝え続ける!





「待って!」





え、?
今から告白
控えてるんですが・・・笑





「なに?」





「俺、芽亜里のこと
好きになった。
もう遅いかもしれないけど、
付き合って下さい」





嘘・・・・・・・・・・・・





気持ち悪いって
言ってたのに・・・
好きになってくれた・・・!





嬉しすぎて、
すこしふざけてみた。





「ごめん。
私、コウショウ君のこと
好きじゃないの」





「そっか・・・」





と見せかけて・・・





「大好きなの!笑」





「え!
驚かせんなよ~笑」





私の1年に渡る恋。
ついに実りました!





やっぱり、
素が1番なんだな~





これからも素で行くぞ~!







*end*

Like

この物語に投票する

林 芽亜里が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!