両思いでの再会

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:yuki

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.03.03

私、林芽亜里。
私は、クラスでは
全く目立たない
ごく普通の高校1年生。





花南「芽亜里~!
一緒に帰ろ!」





芽亜里「いいよ~!」





彼女は親友の花南。
花南は人気者で
モテモテで
なんでもできる。





私とは正反対。





花南「そういえば昨日、
私のクラスに
内田蓮って人が
転校してきたんだけど
知ってる?」





芽亜里「え? 蓮?
幼馴染みだけど・・・?」





花南「やっぱり?
私がその人に
芽亜里のこと話したら
幼馴染みだって
言ってたから」





芽亜里「そ、そうなんだ・・・」





蓮は私の幼馴染み
だったんだけど
親の仕事の都合で
中学の途中で
蓮が引っ越して、





それから1度も
会ってないんだよね。





私は蓮のことが
ずっと好きで





引っ越す直前に
告白したけど
フラれた。





しばらくそのことを
忘れられなかったけど、
高校に入学する頃には
忘れてた。





正直、
もう会いたくないって
思ってたんだよね。













*。・ 次の日 ・。*





蓮「あ、芽亜里!
久しぶり!
俺、この前この学校に
引っ越してきたんだ」





芽亜里「うん。
花南から聞いたよ」





こういう時って
なんて話したら
いいのかな。





フラれた相手だし
何か気まずい。





蓮「そういえば覚えてる?
中学の時、休み時間に
クラス全員でさ・・・」





芽亜里「あ~あの時?
覚えてるよ」





蓮「あと、公園で
遊んでたときに・・・」





芽亜里「あ~!
それも覚えてる!」





蓮「あとは、小学生の時に
2人で公園で
遊んでたら・・・」





芽亜里「覚えてる!
あれは面白かった!
それで確か
その次の日にさ・・・」





それから学校まで
蓮と思い出話をした―――――











*。・ 帰り道 ・。*





花南「芽亜里って
蓮くんとめっちゃ
仲いいんだね。
芽亜里、
蓮くんのこと
好きなの?」





芽亜里「え?
そんなことないけど?
ただの幼馴染みだし・・・」





花南「ただの幼馴染みには
見えなかったよww
元彼とか?」





芽亜里「え~
そうじゃなくて・・・」





花南「じゃあ、
芽亜里が
片思いしてるとか?」





芽亜里「え、う~ん。
“してた”・・・かな?」





花南「“してた”じゃなくて
“してる”じゃない?
今も好きなんじゃない?
思い出話してる時の芽亜里、
今まで見た芽亜里のなかで
1番楽しそうだったよ」





芽亜里「え?
そ、そう・・・?」





確かに今も
好きなのかもしれないな。













*。・ 放課後 ・。*





ピコンッ





あ、花南からLINEだ。





花南《蓮くんと
連絡先交換したら?》





芽亜里《でも、
まだ好きとは
確定してないし・・・》





花南《幼馴染みなら
連絡先くらい
交換してもいいと
思うけど・・・》





芽亜里《う~ん・・・
じゃあ交換しようかな》





花南《じゃあ私から
伝えておく~!》





芽亜里《うん!
ありがとう!》













*。・ 次の日 ・。*





ピコンッ





花南からLINEだ。





花南《蓮くんに
連絡先教えたよ!》





芽亜里《は~い!》





ピコンッ





蓮からだ。
何か緊張する・・・





蓮《よろしく!》





芽亜里《よろしくね!》





蓮《どうして急に
連絡先交換しようと
思ったの?》





どうやって
返信しよう・・・





芽亜里《なんとなく、
幼馴染みだから
交換しようかなって思って》





蓮《もう俺のこと
好きじゃないの?》





え・・・?





どう返信したら
いいのかな・・・





今も蓮のこと好き・・・
なのかな?





きっとそうだよね。





でもどうせまた
フラれるだろうし・・・













*。・ 次の日 ・。*





昨日のことを
花南に話した―――





花南「じゃあ今、
既読スルーしてるってこと?
ちゃんと返信しないと!」





芽亜里「でも、なんて
返信すれば・・・」





花南「芽亜里は蓮のこと
好きなんでしょ?」





芽亜里「うん」





花南「じゃあ、
その気持ちを素直に
伝えればいいと思うよ」





芽亜里「そうだよね」













*。・ 放課後 ・。*





そうだよねとは
言ったけど
やっぱり返信する勇気が
出ないな~。





でも、自分の気持ちを
そのまま伝えれば
いいんだよね。





ピコンッ





誰からだろう・・・





え?
蓮からだ。





何だろ・・・





蓮《今から、小学生の時
よく遊んでた公園に
来てくれない?》





芽亜里《分かった》





何だろう・・・
告白?





でも1回フラれてるし・・・
違うよね。













*。・ 公園 ・。*





蓮「俺、1回
芽亜里のこと
ふったことあるよね」





芽亜里「うん」





蓮「でも引っ越してから
俺も芽亜里のことが
好きだったって
気づいたんだ。
だから、
付き合ってください」





芽亜里「はい!」







*end*

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