うそから始まった彼との恋

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:you

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.11.10






いつもいるあいつ。





いつしか
気になっていた。―――――











*・*・・・*・・・*・*





わたしはめあり。
中学3年生。





そろそろ
受験シーズンだ。





私の成績は中の下。





さすがにやばいと思い、
勉強を始めた。





しかし、家では
全くやる気が
起きなかった。





図書室なら
誰もいないだろうと思い
放課後の図書室へと
むかった。





しかし、いたのだ。





しかも、よりによって
あいつが。





学年トップの成績、
高校はこの辺で
1番賢いと言われる
N高に行くと噂されている。





でもここまできて
帰るのもなと思い、
ノートを開いた。





そして、意外にも
勉強がとてもはかどった。





そこから、毎日
図書室に
通うようになった。





そして、
あいつもいる。





ふと、あいつの方に
目をやると、
とても険しい顔をしている。





あんな顔初めてだ。





そして、ずっと
見ていたら、
目があってしまった。





これは気まずいと思って、
目を逸らすと、





「あの・・・」





ビクッ!
なに!?





「なんですか?」





「この問題
教えてくれない?」





えっ!
彼が悩んでる問題が
私にわかるはずなんて。





「どこですか?」





でも、わかった。
それはとても
偶然だったのだ。





私もここで
先週悩んでいたのだ。





こんな奇跡ある?
と思いながら、
彼に解説を始めた。





「ありがとう、
助かった」





「いいえ」





良かった。





ほっとするのと同時に
話しかけられた。





「めありさんも
N高行くの?」





「はいっ」





焦って
こう答えてしまった。





やってしまった。





訂正すればよかったが、
話は進んでしまった。





「あ?
やっぱりそうなんだ。
毎日勉強してるなって
思ってたから。
僕もN高行きたいんだ」





「知ってたんですね」





「もちろんだよ」





彼との会話は
とても弾み
楽しかった。





意外と
優しいんじゃん。





それから毎日2人で
勉強をするようになった。





行く高校を
嘘つきながら。





しかし、
気づいた。





私は彼が好きだ。





彼と同じ高校へ
行きたい。





でも、私の学力じゃ
到底N高なんて
いけるはずがない。





そして、決めた。





もっと勉強しよう。





そして、彼と同じ
N高へ行くんだ!





それから毎日、
彼と放課後で勉強をし、





家に帰っても
寝る間を惜しんで
勉強をした。





その努力が
やっと身を結び、
私は学年で2番の
成績となった。





先生からも、
N高を目指してもいい
成績だと言われた。





そして、
私は彼と2人、
N高を受験した。





焦って
ついてしまった嘘。





それが私の運命を
変えた。





今はとても楽しく
女子高生として、
彼の隣を歩いている。







*end*

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