voice of heart ~普通じゃない私と、普通じゃない君~

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:りなまなくるみんちょ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.04.18






私は林メアリ。
私、生まれた時から
他のみんなと
違うところがあるの。





それは
人の心が読める
ということ。





これを聞いたら
羨ましがる人もいるけど、





人の心が読めるというのは
いいことなんて1つもない。





例えば
誰かがサプライズを
仕掛けてくれていても
友達の心を読めたら
そんなの全部お見通し。





驚くふりをするのが大変で、
素直に喜べない。





あと、自分と仲がいいと
思っていた友達と
話していたら





その子は心の中で
うざい
とか
馬鹿じゃないのw
とか
思っていたりしたこともある。





そんなこんなで
私の人生めちゃくちゃだ。





でもそんな私が
変われるかもしれない
チャンスがやってきた。





中学生になったら
小学生の頃の友達と
ほとんど別れることになる。





そうすれば私が
人の心を読めるということを
知っている子はいなくなる。





そうしたらもしかして、
普通の中学校生活が
過ごせるかもしれない。





私はそう思った。





だが、人生そう
甘いものではなかった。





すでに中学校で
私の噂が
流されていたのだ。





初めての登校で
心を躍らせて
教室に入った瞬間、
室内はシーンと静まった。





私は、
「はじめまして。林メアリです」
と教室のみんなに挨拶をした。





教室はざわついた。





「あの子が心の声読める
聞こえるって子みたいよ」





「そんなの絶対嘘だよね」





「え、怖。てか、きも」





こんな声が
聞こえてきた。





あ、やっぱり
どこの学校でも一緒だ。





私は受け入れられないんだ。
と思った。





だが、やはり諦めきれず、
1人1人の心を
読んでいくことにした。





全員に「おはよう」と
挨拶をしてみることにした。





そうしたらほとんどの子が





Aさん「お、おはよう・・・」





(もしかして今心の声
読まれてる? 怖・・・)





Bさん「・・・」





(こんな奴と関わるなんて
私まで変な奴だと思われるわ・・・)





こんな感じ。





でも、1人だけ
例外がいた。





?「おはよう。
(自分から挨拶してくれるなんて、
いい子だな)」





メアリ「え・・・?」





つい声に出てしまった。





?「どうした?
(どうかしたのかな?)」





メアリ「あなた、お名前は?」





コウショウ「俺、戸部コウショウ。
コウショウって呼んで。
君は?」





メアリ「私は、林メアリ。
もしかして、
私の噂知らない?」





怖かったけど、
それよりも聞きたくて、
勇気を出して聞いてみた。





コウショウ「知ってるよ。
心の声、読めるんでしょ?
すごいね。
(本当なんだ。すごいけど、
今俺の心も読まれてる?
読んでるなら、
好きな食べ物教えて)」





メアリ「・・・タピオカ」





コウショウ「すごい!(すごい!)」





この子、裏表がない。





声に出していることと
心で思っていること、一緒だ。





珍しいケースの子だった。





コウショウ「これから、よろしくね。
(仲良くなりたいな)」





メアリ「こちらこそ、よろしく」





それから、コウショウ君の心を
読むのはやめた。





なぜかって?





もし本当は私のこと
きらい
とか
きもい
とか思われていたら
嫌だから。





久しぶりに会えた、
私を受け入れてくれている
子だもん。





しばらくは、
このまま・・・





コウショウ君は
いつも1人でいる私に





「ねぇ、ここ
わかんないんだけど」





とか





「お昼、一緒に食べる?」





とか、たくさん
話しかけてくれた。





私はついに気がついた。





私、コウショウ君が好きだ。
って。





私を受け入れてくれた
あの瞬間から
私は恋に落ちていたんだ。
って。





でも、やっぱり怖くて、
告白できなかった。





私、普通の子じゃないから
ダメかな。





やっぱり心の声
読まれるって
嫌だよね・・・





不安ばかり。





そんな時
こういう噂が流れた。





コウショウ君が告られた。
って噂。





私は頭が真っ白になって、
唖然とした。





コウショウ君、
彼女ができたのかな。





私なんかより
普通の子の方がいいよね。





低かった自信がさらに
低くなった。





コウショウ「お昼
一緒に食べない?」





メアリ「・・・」





コウショウ「どうかした?」





メアリ「コウショウ君、
彼女と食べた方が
いいんじゃないの?」





コウショウ「え・・・?」





メアリ「私聞いたよ。
告白されたんでしょ?」





コウショウ「ちょっと待って。
告白はされたけど、
彼女はいないよ」





メアリ「それって
断ったってこと?」





コウショウ「うん」





メアリ「なんで?」





コウショウ「メアリさんが
好きだから」





メアリ「え・・・?」





コウショウ「僕の心の声、読んで」





メアリ「うん」





久しぶりに
心の声を読んだ。





コウショウ(メアリさんが、大好き。
出会った時から気になって、
話していくうちに
どんどん好きになった。
メアリさんは
気にしているかもしれないけど、
僕は心の声を読まれても
メアリさんには正直にいるから、
いつでもかかってこい!)





メアリ「・・・コウショウ君・・・!」





コウショウ「口で言わなきゃかな。
僕と付き合ってください」





メアリ「・・・はい!
私も、コウショウ君のことが
大好きですっ!」





こうして私とコウショウ君は
晴れて恋人同士に。





心の声読まれてるが
読めるっていうのも、
なかなか悪くないのかも。





コウショウ君は
そう思わせてくれた。





普通じゃない私を
受け入れてくれた
コウショウ君。





そんなコウショウ君も
普通じゃないのかも笑





でも私は
普通じゃないコウショウ君が
大好き。







*end*

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