尊い存在は嫌です

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:ユキナ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.01.18

尊い存在・・・





コツコツ





ユナ「メアリ様よ」





ミオコ「今日もお美しい」





私の名前は林芽亜里。
二コラ学園中学3年生です。





私は今、廊下を
歩いているだけ。





なのに、なぜこんなに
歓声をあびているのか・・・





それは、この学園のみんなが
私を尊い存在だと
思っているから。





いまの人達は
特に私のことを
尊い存在だと
思っているらしい。





アキ「さすが、
あの林家のお嬢様。
ひんがあふれてる」





シズク「家柄だけじゃない。
メアリ様の魅力は、
なんといってもあの美しさ」





ユナ「尊い」





よしっ
今日こそ言うぞ。





メアリ「あの・・・
えっと・・・
その・・・」





ミオコ「メアリ様が、
なにか言いたそうに
しているわ」





シズク「私たちが
じゃまなのかも。
行きましょう」





そのグループは、
いってしまった。





メアリ「また、
言えなかった」





尊い人あつかい
しないでほしい。





その一言が
どうしてもいえない。





どうして、
尊い人あつかいされるのが
嫌なのかって?





それは、まるで
仲間はずれに
されているように
感じるから。





授業などで、
ペアを組む時も
私と組んでくれる人は
いない。





さそっても、





「私は、メアリ様と
組めるようなひとじゃ
ないので・・・」





とことわられてしまう。





1人でもいいから、
私をみんなと同じように
接してくれる人がいたらな・・・













・*。・ ホームルーム ・。*・





カイラ先生「それでは、
ホームルームをはじめます。
今日は、
大切なお知らせがあります。
このクラスに転校生がきます」





え!! 転校生!





カイラ先生「入って」





ハアト「はじめまして。
八田大翔です。
よろしくお願いします」





カイラ先生「はいっよろしく」













・*。・ 美術の授業 ・。*・





アヤカ先生(美術の先生)
「それでは、
2人1組になって
おたがいの顔の絵を
描いてください。
あまった人は先生とね」





みんな楽しそうに
ペアを決めている。





私をさそう人は
当然いない。





今日も先生とか・・・





ハアト「俺と組まない」





メアリ「えっ、私と」





ハアト「うん、
転校初日で、
だれも組んでくれなくて。
君もまだ決まって
ないでしょ?」





メアリ「そうだけど・・・
私と組んでくれるの?」





ハアト「もちろん」





うそみたい。





初めて、
組んでくれる人がいた。
うれしい。





これをきっかけに、
私はハアトくんと
仲良くなるこができた。





ハアトくんは、
私が尊い人あつかい
されているのを知っても
態度をかえなかった。





みんなと同じように
接してくれることが
うれしかった。













・*。・ ある日 ・。*・





ろう下を歩いていると、
ハアトくんが
あのグループに
囲まれていた。





急いで近づいた。





ユナ「少しメアリ様と
きょりをとってくれない」





ミオコ「転校生だからって
見逃してあげてたけど
もう我慢できない」





アキ「メアリ様は、
尊い存在なんだから
なれなれしく接しないで」





私のせいで
ハアトくんが
せめられてる。





メアリ「あの・・・
その・・・」





ユナ「メアリ様」





シズク「メアリ様も
こいつのこと、
うっとうしいと
思っていますよね」





ちがう。
そんなこと
思ってない。





メアリ「・・・」





声がでない。





シズク「ほら、
メアリ様もそう思って
いるんだから」





ちがう、ちがう、
ちがう。
そんなこと思ってない。





今まで通り
接してほしい。





その時、
ハアトくんが
私のうでをつかんで
走りだした。





シズク「まちなさいよ」





ハアトくん・・・





みんなからはなれたら
私はやっと
口をひらくことができた。





メアリ「ハアトくん、
どうしたの?」





ハアト「あっ、ごめん。
メアリがなにか
言いたそうにしてたから」





ハアトくん、
きづいてくれたんだ。





今なら、言える。





メアリ「あの・・・
今まで通り
接してほしいです」





ハアト「メアリがそうして
ほしいならそうするよ」





よかった。





ハアト「もしかしてだけど、
みんなにそうして
ほしいとか?」





メアリ「うん。
尊い人あつかい
してほしくないの」





ハアト「なら、
直接言いなよ」





メアリ「むり。だって、
もし言って嫌われたら」





嫌われるのは、
もっといや。





ハアト「そんなこと、
ないと思う」





メアリ「えっ」





ハアト「この学園のみんなは
心からメアリのことを
尊敬しているから、
一言いっただけで
きらったりはしないと思う」





そうなのかな。





ハアト「勇気だそ」





メアリ「うん」





私はあのグループの
ところに行った。





ユナ「メアリ様」





メアリ「あの・・・」





やっぱりだめ、
声がでない。





でも、
言わなきゃ。





メアリ「私のこと
尊い人あつかいしないで、
みんなと同じように
接してください」





アキ「えっ」





お願い。





アキ「メアリ様がそうして
ほしいなら」





ミオコ「もちろんそうします」





シズク「さっそく、
メっメアリって
呼んでいいですか」





メアリ「もちろん」





シズク・ミオコ・ユナ・アキ「メアリ」





メアリ「はいっ」





これをきっかけに
この学園のみんなが、
気軽に話しかけてくれる
ようになるといいな。





メアリ「あっ、
ハアトくんに
お礼言わなきゃ」





私は、ハアトくんの
ところに行った。





メアリ「ハアトくん、
ありがとう」





ハアト「いや、おれは・・・
勇気を出したのは
メアリだからな」





メアリ「ハアトくん・・・
それより、どうして
こんなに私のこと
気にしてくれるの?」





ハアト「それは、
メアリを尊い存在に
されたら困るから。
もっと近い存在で
いてくれなきゃ」





メアリ「えっ?」





それって、
どういうこと?





ハアト「メアリって意外と
にぶいんだな。
好きってことだよ」





メアリ「えっ。本当に」





ハアトくんが
私のことを・・・





どうやら、
甘酸っぱい日々が
待っていそうです。











*end*

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