魔法のキーホルダーは恋を呼ぶ?

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:沙音ちゃんのファン女子

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.08.31

私、シャノン、
バスケットボール部の
マネージャーをしている
中学2年生。





私には、恋する男の子がいるの。





その子の名前は、太陽。





太陽と私は
幼稚園からの幼馴染で、
同じバスケットボール部に
所属している。





太陽は、学年で1番人気の
イケメンで、運動神経抜群。





バスケットボール部でも
エースとして大活躍している。





だから、ライバルがいっぱい。





今日もその中の1人、
ひまりちゃんが、





「太陽君、大好きです。
付き合ってください」
と告白していた。





太陽は、たくさんの女子から
告白されているものの
「俺のタイプじゃないから」
と、断っているらしい。





太陽のタイプって
どんな人なんだろう。





ある日、親友のミユウが





「幼稚園の頃から
ずっと好きだったんでしょ。
そろそろ告白すればいいのに」
と言ってきた。





シャノン「でも、私だって
ほかの女子と同じように
振られちゃうよ」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





その日の帰り道、
同じ部活のハルト君が
声をかけてきた。





ハルト「シャノンちゃん、
ちょっといい」





シャノン「えっ、ハルト君。
私に何か用?」





ハルト「いや、これ
わたしたくて」





(ハルトはシャノンに
キーホルダーをわたす)





シャノン「何、これ」





ハルト「実はさ、僕、魔法使いなんだ。
今は人間界に修行に来ていて、
3人の人間を幸せにすると
魔法界に戻れるんだ」





シャノン「えっ、そうなの」





ハルト「これは、どんな魔法でも
使えるキーホルダー。
シャノンちゃんなら
このキーホールダーを
使いこなせると思って
これをプレゼントします。
ただし、両思いの人には、
恋の魔法には効きません」





次の日、ミユウに
昨日のキーホルダーのことを
話したら、





ミユウ「えっ、そんなもの
あるわけないじゃん」





シャノン「そうだよね」













・ ・ ・ ・ ・ ・ ・





部活中、ボールが私に
飛んできた。





「キャー、ぶつかる」





ピカッ。





魔法が発動したのだった。





ボールは、私からそれていった。





シャノン「このキーホルダーは
本物だったんだ」





ミユウが私のほうに来た。





「シャノン、
ボールそれてったけど、
さっきのって
キーホルダーの魔法なの?」





シャノン「どうやらすごいものを
手に入れてしまったらしい」





シャノン「これで好きな人を
振り向かせるぞ」





ミユウ「頑張って」





私は太陽くんに向かって
念じた。





『太陽君、私のことを好きになって』





シャノン「あれ、光らない」





ハルト「だから、わたすときに
言ったじゃないですか。
両想いの人には、
恋の魔法は効かない」





シャノン「そうだった」





ハルト「このまま普通に
告白すればいいじゃないですか。
両想いなんですから」





シャノン「私、太陽君のことが
大好きです。
付き合ってください」





太陽「俺も好きです」





ミユウ、ハルト「お2人さん、
お幸せに」





シャノン、太陽「はい」





ハルト「・・・これで僕も
太陽君を幸せにして、
あわせて3人の人間を
幸せにできたので
魔法界に戻れます」





(ハルト、ほうきに乗って
魔法界に戻る)





シャノン、太陽「ハルト君、
ありがとう。またね」





ミユウ「元気でね」





私たちの学校生活は
幸せに続いた。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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