君の背中を

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:まんじつ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.08

パラっ。





部屋の中は、
ページをめくる音で
満たされている。





沙音「うわぁ。
今月のニコラもかわい~」





私、伊藤沙音。
モデルに憧れている
中2です!





もうすぐ、
ニコラモデルオーデの
募集が始まる。





んだけど、、、





正直に言うと、
私は悩んでいる。





オーデを受けるか。
受けないか。





いやぁ。
受かる希望なんてないし。
恥ずかしいし、、、





沙音「どうしよぉ」





とりあえず私は、、、、、
寝た。













********************





青が、空のほとんどを
独占している。





そんな日曜の昼のこと。





パシャ、パシャ。と近くから
カメラのシャッター音が
聞こえる。





その音に導かれるように
私は歩く。





沙音「あっ」





その音は、公園からで
なんと!
あの大人気メンモの
ユアンくんが
撮影をしていたんだ。





くるくると表情を変え、
お洋服の魅力を
うまく引き立てるユアンくん。





ぽーっ。
っと見惚れていると
スタッフさんの1人と
目が合った。





スタッフ「あのぉ。
あなた今、時間ある?」





くるっと後ろを振り返っても
誰もいない、から私?





沙音「はい、、」





スタッフ「あのね。
後ろ姿だけでいいんだけど
ユアンくんと一緒に
撮影してくれない??」





沙音「えっ。
私がユアンくんと?」





スタッフさんに連れられ
私はヘアメイクを施してもらい
かわいいお洋服に着替えた。





スタッフ「沙音ちゃーん。
ちょっとポージング出来る?」





私は言われた通り
ニコラっぽく
かわいくなるように
軽くポージングをしてみた。





スタッフ「わ。すごっ。
そのポーズいいねいいね!
服とすっごいあってる!」





ユアン「かわい///」





ボソッと隣から
聞こえてきた。
ユっユアンくん?





やばい/// 集中集中。。













・*。・ 撮影終わり ・。*・





スタッフ「沙音ちゃん!
すっごく良かった。
ありがと~」





ユアン「沙音。
モデルの素質
あるんじゃね?」





いっ。いきなり
沙音呼び?





いやいいけど。





いい、、けど。













*****************





そのあとはスタッフさんに
お礼を言われて。
服をもらった。





沙音「かわいい」





ラベンダーの服。





モデル、
受けてみよっかな。











*****************





そのあとは、書類も
二次も通過で。





あとは、最終審査!





ううう。
私。残れたんだ。





ユアンくん、
私に力を貸して!





私は、意を決して
ラベンダーの
もらった服を着て
会場へと足を踏み入れた。





そして、、、





なんと!
グランプリをとと。
とっちゃいました!





ホントに私が、、、
うれしい! 、、





あっ。ユアンくん。





スタジオの中に
ユアンくんをみつけた。





沙音「ユアンくん!」





ユアンくんは
びっくりしたように
目を見開いた。





ユアン「沙音。
受かったんだな。
おめでとう」





沙音「ありがとう」





ユアン「受かったからいうな。
おれ、沙音が好きだ。
最初にあったときから、、
お前と一緒にまた
撮影をしたかったから
モデルの素質あるっていった。
けどお前は、本当に持ってるな。
すげえ」





私はユアンくんの言葉で
ここまで来た。





沙音「私も、好きです」





こうしてカップル特集や表紙など
幸せな日々が続いていっています!







*end*

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