好きって言ってもいいですか?

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:ぴーこ&なーこ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.11.17

あと4カ月で
先輩はこの学校とさよなら。





あと4カ月で
好きな人ともさよなら。





あと4カ月で
大好きなこのクラスメイトとも
さよなら。





あと4カ月で
この教室ともさよなら。





すべてが
4ヶ月後に終わる。















★。。・。。★。。・。。・★。。・。。★。。・。。★。。・★。。・





私、中学2年生の
伊藤シャノン。





4ヶ月後は3年生が
この学校を卒業する。





このクラスも4ヶ月後、
クラス替え。





この教室と、
クラスメイトとお別れ。





「はぁ~」





「どうしたの シャノン」





親友の国本ヒマリ!





「4ヶ月後。寂しいよ~」





「またその話ー?!」





「だって・・・」





「毎朝、
聞きあきたんだけど笑」





「エへッ」





「まぁ、
先輩たちが卒業するって
寂しいよねー」





「うん・・・」





「まぁうちは、先輩たちより
このクラスメイトとお別れが
寂しいかな~」





「私はどっちとも
寂しいよ!」





「まぁ、シャノンは
久野先輩が好きだからね」





「うん!」





そう。





私には
好きな先輩がいる。





だから卒業はいや。





久野ナツ先輩。





バスケ部で成績優秀で
男女ともに人気がある。





「「ふたば先輩!」」





「あっ、かわいい後輩ちゃん」





「どっちの後輩ですか?!」





「どっちもだよー!」





「先輩!
彼氏いるんですか?」





「いちおね」





「誰ですか?」





「んー。秘密」





「ひっどーい」





キーんコーン





「あっ、じゃあ
チャイム鳴ったから」





「はい」





ふたば先輩の彼氏さんて
誰なんだろう。





久野先輩?





うっそー?





それはダメダメ。















☆★。。・☆★。。・☆★。。・





「シャノン、久野先輩
バスケしてるよ」





「あっホントだ」





かっこいー。















-10分後-





「シャノンー。
そろそろ帰ろうよー」





「私、終わるまでみてるから
先帰ってて?」





「いいの?」





「いいよ。
私のわがままで
遅くなったかもしれないけど」





「分かった。
じゃーまたね」





「うん!」















-5分後-





ピピーーッ!





終わった・・・





先輩かっこよかったー。





じゃー帰ろっと





「ねぇ!
ちょっと待って」





え・・・?





私?





「ずっとバスケ
見てたよね?」





久野先輩じゃん!





やば。かっこいー。





「はい。
ずっと見てました」





「一緒に帰ろうよ」





えぇ、ホントにー?!





「そういえば、名前・・・」





「あっ2年生の
伊藤シャノンです?」





「シャノンちゃんね」





うそ・・・名前?





うれしぃーー





「あと4カ月で卒業ですね」





「そうだねー。早いね」





「はい・・・寂しいです」





「俺も寂しいなぁ」





「そうなんですか?」





「あたりまえじゃん」





「へぇー」





何か嬉しいかも。















-4ヶ月後-





「シャノン、明日卒業だね」





「そうだね・・・」





「悲しい?」





「悲しいけど・・・」





「・・・?」





「悲しいけど泣かない」





「シャノン・・・」















-卒業式-





「3年生代表! 久野ナツ」





「はい」





そして今日、
キミは卒業する。





久野先輩は挨拶か・・・





「えぇー、
バスケ部の部長として
1年間頑張りました。
毎日毎日バスケの練習をしている時、
1人の女の子がずっと
僕のことを見てくれてました。
その子と初めて話した時、
こう思いました。
おれ、この子のこと好きだって。
今日卒業するのは悲しいです。
後輩、クラスメイト、
先生、大切な人とお別れします。
3年生代表、久野ナツ」





先輩・・・





私は、涙がたまってきた。





「泣かないって
きめたのに・・・」





「シャノン・・・」





私は泣いた。





先輩には
きづいてほしくない。















-卒業式後-





「先輩!」





「シャノンちゃん」





「先輩さっきの人って・・・」





「あ、うん。
シャノンちゃんだよ?」




ってって
「先ってって
好きって言っても
いいですか?」





「逆に今すぐ
好きって言ってほしいな」





「先輩。
ずーっと前から好きでした」





「俺も」





「高校生になっても
がんばってください」





付き合ってって言いたい。





でも、言わない。





もし、「いいよ」って言われたら、





毎日毎日会いたくなるから。





「付き合ってって言わないの?」





「はい・・・言いません」





「なんで?」





「会いたくなるからです」





「なら、会いに来ればいいじゃん」





「え・・・?」





「おれ、ニコラ高校に
行こうと思ってるから」





「・・・・・・」





「ほら、言ってよ」





「先輩。
付き合って下さい」





「いいよ。
どっか寄ってこ」





「はい。
ちょっと待って下さい」





「なに?」





「付き合ったからキスして」





「え・・・?」





「付き合ったからキスして」





「シャノンちゃん。いじわる」





CHU///







☆END☆

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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