七夕のジンクス

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:りあちゃ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.05.07

先生「七夕祭りは
2人ペアで回ってもらいます」





沙音「やったー!」





美優「一緒に回ろ!」





沙音「うん!」





先生「ちなみに男女ペアです」





沙音、美優「嘘でしょ!?
沙音・美優と回れない・・・」





先生「じゃあペアを発表します」





先生「・・・・・・久野さんと
美優さん、
沙音さんとユアンさん・・・」





マジか・・・





せっかくの七夕祭りが・・・





なんで苦手な男子と
回らないとダメなの!?





(ユアン君が苦手なんじゃなくて
男子自体が苦手・・・)





あっ! 私、沙音!





七夕祭りは
学校でしてる祭り!





文化祭的なやつ!













☆★☆ 当日 ★☆★





その日、まるまる祭りに
時間を使うから
授業なし~。





午前中は、私と美優たちで
七夕をモチーフにした
アクセサリーを販売します!





女子ウケを狙ってます!





だけど、
1番最初に来たのは・・・





ユアン君!?





ユアン「よー! 美優、沙音!
アクセサリー、これ、買うわ!」





美優「え?
なんでユアン買うの?
別にいいけど誰かにあげるの?」





ユアン「別に」





沙音「べつにいいじゃん~!
さ! 後ろにお客さん居るし!」





美優「だね。
じゃあユアンまたねー」











☆★☆ 午後 ★☆★





ユアン「リンゴ飴うまそ」





沙音「だねー(棒読み)」





ユアン「うん!
てか、何も買わないの?」





沙音「買うよ!
でも、何買おっかな~!」





男子と話すだけで
緊張する・・・





ユアン「じゃあさ、
あそこ行こ!」





沙音「えっ!? どこ!?」





ユアン君は
私の手を引っ張って
走り出した。





手、温かい・・・











ユアン「ほら! 沙音!」





沙音「綺麗!」





目の前にあったのは
とっても大きな笹だった。





ユアン「でさ、はいこれ、短冊」





沙音「じゃあ、
『モデルさんになれますように』
って、かこ・・・」





ユアン「お願いがあります!
今から俺が言うこと
短冊に書いてくれない?」





沙音「いいよ」





ユアン「短冊の上に
リボンを描いて!」





沙音「うん!」





ユアン「で、俺もリボン描いたから
短冊をお互い交換して・・・」





沙音「どうなるの~(うきうき)」





ユアン「沙音のことが好きです///////
もしものもしものもし、
沙音が俺のこと
ちょっとだけでもいいと思ったら
短冊に『ユアン』って書いてください!」





沙音「え!?」





ユアンくんなら
もう話せるし、優しい!





これから
好きになって行きたい!





ってか好き・・・かも





―――――――――――――
 (リボン)
 ユアン君が好きです
―――――――――――――





沙音「好きだよ/////
ユアン君」





ユアン「ありがとう!」





お互いの短冊を
笹に結んだ時には
すでに恋が結ばれていた・・・





永遠に続きますように・・・







end ~  。・・・

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