残り1ヶ月の初恋

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:ネーコ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.01.08

しゃのん「はっ、はじめまして
伊藤沙音です。
これからよろしくお願いしますっ」





私、伊藤沙音、
中学2年生。





今日3月から、このクラスに
転校生として
はいることになりました。





先生「残り1ヶ月しか
このクラスで過ごせないが、
仲良くしてやってな」





みゆう「は~い!
しつもんしても
いいですか~?」





先生「いいぞ」





みゆう「ありがとうございま~す!
沙音ちゃんって、
ガーリー好きでしょ~。
だって~その髪の巻き方に~
制服の着こなし方が、
ガーリーだもん」





ひまり「いや、みゆう
それ質問じゃなくて
ただの怖い人だよ」





しゃのん「あっえっと」





何て答えれば・。*・





たいよう「ごめんね伊藤さん。
先生もう大丈夫です」





みゆう「ちょっとたいよう~
私の話終わってないのに~」





たいよう「はいはい。
後でゆっくり
質問しにいきな」





しゃのん「よろしくお願いします!」





ありがとう男の子・。*・





パチパチ













・*。・ 休み時間 ・。*・





ひまり「さっきは、
みゆうがごめんね。
私、国本姫万里よろしくね」





しゃのん「伊藤沙音です。
よっよろしくお願いします」





ひまり「あと1ヶ月しかないのに
不安でしょ。
分からないことがあったら
私に色々聞いてね」





しゃのん「ありがとうございます」





すごい優しい人だな
姫万里ちゃん。





たいよう「伊藤さん
僕、犬飼太陽。よろしくね」





本当に太陽みたいに
明るい人だな。





ひまり「たいようはね、
このクラスの学級委員なんだ」





しゃのん「えっすごい!」





たいよう「そんなことないよ~。
ひまりなんて副会長だもん」





しゃのん「えっ!」





私、今すごい人と話してるんだ。





みゆう「あ~2人とも
抜け駆け禁止~!
私も沙音ちゃんと
しゃべりたい~!」





ひまり「みゆうはね、こう見えて
成績学年トップなの」





しゃのん「へ~すごい・・・
ってえ~!」





みゆう「そんなに
驚くことなの?」





しゃのん「うん! 驚くよ~。
3人と仲良くなれて嬉しい!」





みゆう「あはは!
私も沙音と仲良くなれて
嬉しいよ!」













・*。・ 放課後 ・。*・





みゆうちゃん
どこにいるかな・。*・





あっいた!





みゆう「沙音ちゃんってさ
なんかおとなしいよね。
ずっとなんか
はいっはいって感じでさ」





えっみゆうちゃん?
あれが?





ひまり「うわ~
朝のみゆうと全然違う~
演技うますぎだよ~」





みゆう「ひまりも
優等生らしさ
出てたよ~」





えっこれが本音?





じゃあもしかして
太陽くんも?





なんでだろう。
まだちゃんと
仲良くなってないから
寂しくないはずなのに





太陽くんだけには
そう思われて
ほしくないなんて。













・*。・ 次の日 ・。*・





みゆう「おはよう!
しゃのんちゃん!」





ひまり「おはよう」





しゃのん「おっ、おはよう」





たいよう「しゃのんちゃん、
どうした?
元気ないけど」





みゆう「えっ、大丈夫?」





ひまり「何かあったの?」





しゃのん「うんうん大丈夫だよ」





3人とも
本音じゃないんだろうな。





こんなのつらいよ。
せっかくできた友達なのに。





あれ?
なんかくらくらする。





バタッ





みゆう「えっ、沙音ちゃん!」





ひまり「沙音ちゃん!」





たいよう「沙音ちゃん起きて!」













・*。・ 2時間後 ・。*・





しゃのん「ん~ここは?」





たいよう「保健室だよ。
沙音ちゃん2時間ずっと
寝てたんだよ」





しゃのん「えっ、そうなの」





たいよう「うん。
保健室の先生が
ストレスが原因だって。
なにか困ってることある?
大丈夫?」





しゃのん「それって本音?」





たいよう「えっ」





しゃのん「今までの
太陽くんの言葉
全部本音?
演技じゃない?」





たいよう「何言ってるの?
全部本音に決まってるじゃん」





しゃのん「私ね、この前
聞いちゃったの。
みゆうちゃんとひまりちゃんが
全部演技していたってことを」





たいよう「えっ、あの2人が?
そんなわけないよ」





しゃのん「えっ」





たいよう「あの2人さ、
沙音ちゃんがきた瞬間からさ
盛り上げようとしてたっていうかさ
沙音ちゃんみたいに
このクラスに馴染めない子が
いるのがね、好きじゃないの。
だから、わざといつもの自分よりも
明るく振る舞って
沙音ちゃんが早くこのクラスに
馴染めるようにって
やってたんだと思うよ」





しゃのん「そうだったんだ。
私、ずっと勘違いしてた」





たいよう「でも良かったよ。
誤解が解けて」





しゃのん「私ね、あの2人に
嫌われてたとしても
太陽君には嫌われたくなかったの。
なんでだろうと思ってたらね・・・」





たいよう「それは、
恋だったから?」





しゃのん「えっ」





たいよう「俺もそう。
疲れてる顔みて、僕のせいだったら
どうしようって。
でも、なんでそんなこと
思うんだろうって。
それは、沙音ちゃんに
恋してたからなんだと思う。
沙音ちゃん
俺と付き合って下さい」





しゃのん「はい!」





その後、2人にも
全部打ち明けて、
2人が私にとって
大事な存在になりました!





そして次のクラスも
4人全員が、
同じクラスになりました!





これから1年よろしくね!







*end*

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