陰キャだけとは限らない!

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:まな

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.04.14

シャノン「やっぱりあなたが
犯人だったのね・・・
ここでおしまいよ!」





スタッフ「はい、カットー
シャノン、
今の演技最高だったよ!
シャノンは、
すべてが完璧だよ!」





シャノン「ありがとうございます!」





私はシャノン。





“劇団新潮”っていう
劇団に所属してるんだけど
最近、100年に一度の
天才女優とかなんとか言われて
ドラマや、広告映画などの
主役になることが増えてきたんです!





だけど学校では・・・





ミユウ「ねー陰キャ、
陰キャだから
日直の仕事変わってよ」





シャノン「え、でも・・・」





ミユウ「え、なに私に逆らうの?」





シャノン「いや・・・
そういう訳では」





ミユウ「じゃ、変わってね」





そう、私は陰キャ中の
陰キャなんです!





(陰キャすぎて女優ってこと
気づかれてないんだけど)





ユアン「なーシャノン今、
またミユウに何か言われてただろ。
ちゃんと言い返さないと。
ま、お前には無理か」





この人は、ユアン。
よく私をいじってくるけど
なんだかんだ良い人で、
憎めないんだよねー。











・*。・ 放課後 ・。*・





プルルルルー(電話がなる)





シャノンのお母さん
「はい、伊藤です。
あ、マネージャーさん
シャノンー
マネージャーさんよー」





シャノン「こんにちは、
どうしましたか?
え、あの有名なニコラさんとの
共演ドラマ?」





マネージャー「はい、そして
役は陰キャなJKという設定です」





シャノン「げっ、陰キャ役・・・」





マネージャー「来週打ち合わせがあるので
来て下さい」





シャノン「はっはい、分かりました!」





(ま、役がもらえただけいっか)













・*。・ ドラマ放送翌日 ・。*・





ミユウ「ねーあんた
女優やってんの?」





シャノン「え、なんで?」





ミユウ「だってニコラさん主役の
ドラマに出てたじゃん。
女優やってるなんて
ギャップがすごいんだが笑」





シャノン「え?
なんでわかったの!!」





ミユウ「だって陰キャ役じゃん」





友達「ねーシャノンちゃん
女優やってるの?」





友達「えーすごい。
サインもらっていい?」





ミユウ「・・・」





(人だかりができる)





ユアン「シャノンが・・・
なんか可愛いな・・・」





ミユウ「シャノン、今までごめん。
女優やってるって知って興味もったけど
私、酷いことしたって思って・・・
こんな私だめってわかってるけど
あの、友だちになってください!」





シャノン「反省の気持ち伝わったよ。
いいよ、友だちになろう」





ミユウ「ありがとう、シャノン」





ユアン「シャノンは、軽いなー」





シャノン「そんなことないよ」





ニコッ
(シャノンが笑う)





ユアン「なんだろう、この気持ち・・・」













・*。・ 次の日 ・。*・





ミユウ「ユアンは、
シャノンが好きなんだよ!」





ユアン「でも確かにシャノンが
好きなのかも。
よし、シャノンに告白しよう!」





ミユウ「いいねー、その心構え!」





ユアン「でもなんでシャノンが
好きになったか
自分でもわからないんだよね・・・」





ミユウ「それはズバリ、
ギャップ萌えだよー」





ユアン「ギャップ萌えかー」(笑)





ミユウ「ま、告白の手伝いするから
頑張って!」













・シャノンの夢の中・





シャノン「お母さん、おはよう!!」





シャノンのお母さん
「あ、おはようシャノン
今日は張り切って
朝からカレーよ!」





シャノン「うわぁー美味しそう!」





(食べ終わる)





シャノン「学校行ってきます!
遅刻しちゃうー」





ドテ
(シャノンが転ぶ)





「痛った!
って、それどころじゃない
遅刻しちゃう」







・ 学校 ・





シャノン(あ、ユアンだ)





「ユアン、おはよ・・・」





ユアン「シャノンのやつ
自分女優やってるからって
調子乗ってるよな」





ミユウ「それな! マジウケる~」





(シャノンを見つける)





ユアン・ミユウ「あ・・・」





シャノン「そんな・・・」





シャノンがガッカリしながら
席につく。













・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:
°・。・:*・





シャノンのお母さん「シャノン遅刻するよー」





シャノン「あ、夢かー良かった」





シャノンのお母さん「今日は、
カレーを作ってみたんだよー」





シャノン(まぁ偶然か・・・)





「遅刻するから行ってくるね!
急がないと遅刻しちゃうー」





ドテ
(シャノンが転ぶ)





痛った!





これも夢と一緒だ・・・













・*。・ 学校 ・。*・





シャノン「ギリギリセーフ」





(ユアンとミユウがいる!
ってこれも夢と同じ・・・
じゃあ2人が話してる内容は・・・)





ミユウ「あ、シャノンおはよう!」





シャノン「お、おはよう・・・」





ユアン「おはよう、
どうしたの?
シャノン調子悪い?」





シャノン「あのさ・・・ユアン
私のことどう思ってる?」





ユアン「えっと、、、
す・・・すごく
カッここいい女優」





ミユウ(あちゃー
せっかくの告白の
チャンスだったのに)





シャノン「違うでしょう、」





ユアン「え・・・?」





シャノン「私、今日見た夢が
現実に起こるようになって」





ミユウ「どんな夢を見たの?」





シャノン「ユアン達が私の悪口を、、、」





ぎゅっ
(ユアンがシャノンを抱きしめる)





ユアン「そんなこと俺がする訳
ないじゃん。
俺、シャノンが好きだよ」





ミユウ「よし! 言えた」





ユアン「夢なんて信じるなよ」





シャノン「うん・・・」





ミユウ「いい雰囲気だから離れとこ」













・*。・ 放課後 ・。*・





ミユウ「ねぇシャノン、
ユアンとどうなったのー」





シャノン「実は、正式に
付き合うことになったの!」





ミユウ「おめでとう!
てゆうか、シャノンはさ、
ユアンのこと好きだったの?」





シャノン「う、うん・・・」





ユアン「よっ!
何の話してたの?」





ミユウ「なーいーしょー」





ユアン「てゆうか、シャノン
陰キャ卒業したな」





ミユウ「確かにーおめでとう」(笑)





シャノン「なんかうれしいような
うれしくないような・・・」





ミユウ「ま、ふたりともおめでとう!」





シャノン「ありがとう、
ミユウも恋活動頑張って!」
(少しからかう)





ユアン「言い方」(笑)





シャノン「ま、いいじゃん。
みんなこれからもよろしくね!」







*end*

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