交換日記でつながれた恋。

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:まんじつ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.20

友達も、遊びも、
モデルのお仕事も。





キラキラと変わっていく
毎日が楽しいのに
なぜか孤独を感じる。







*****************





私、伊藤沙音。
ニコラ学園の2年生。





新しいクラスで
私は1組だった。





先生「みんな
2年生もよろしくね!」





先生が明るく言う。





いい先生だなぁ。





でも不意に
何かを考えると、
少し寂しくなる。





沙音「寂しい、、、のかなぁ?」





?「えっ。大、丈夫?」





ああ、あれ?
声に出てた?





誰だろ、と思いながら
声の主を確かめる。





あ。この人知ってる。
違うクラスだった、
久野渚夏くん。





沙音「あのぉ。
すみません。
なんでもないです、、」





幸い渚夏くん以外は
気づいてないらしい。





沙音「このこと秘密で!」





そう頼み込んで
先生の話に集中した。













*****************





2年になって
初めての授業だったので
今日はそれほど疲れずに
お昼休みを迎えた。





渚夏「伊藤さん。ちょっと」





1人で窓の外を眺めていたら
渚夏くんに声をかけられた。





隣の席だけど
今まで接点なかったよね?





なんだろ?





頭の中に“?”マークを
浮かべながら
渚夏くんについていった。













*****************





渚夏「あのさ。
朝のことだけど。
何があったのか
きいてもいい?」





朝、朝。。
あのことか。





でも話して
「なんそれ、きも」
って、なんないんだろうか。





でも今チャンスを逃したら
私は一生悩むのか?





私は意を決して
話し始めた。





沙音「あのね。キモイって
思われるかもなんだけど、
毎日本っ当に楽しいのに
帰ったり1人でいたりすると
なんか寂しくなって。
で、今日もまた続くのかって
考えてた」





渚夏「そっか。
話してくれてありがと。
ならさ、俺と交換日記しない?」





沙音「へ?」





意外な単語が
耳に入ってきたので
間抜けな声が出てしまった。





沙音「な、なんで交換日記?」





渚夏「え、なんか
ワクワクするじゃん?
寂しいとか今思ってることとか
書いて、寂しさ半分こしよーよ。
ねっ。伊藤さん」





なぜかその誘いに
私は考える前に頷いていた。













**** 交換日記1日目 ****

それじゃ。
今日からよろしくね!

とりま俺の自己紹介しとく~。

誕生日→△月○日
好きな食べ物→◇◎×

血液型→わからん
趣味→ゲームとか?

それと今日は、勝手な提案ごめん。
少しでも役に立てたらいいな。

じゃーーーー。

****************













******** 2日目 ********

ありがとう(人”▽`)

どうも沙音です!
私ね。寂しいって言葉を聞かれたとき
聞かれなきゃよかったと思ったの。

でもね、今は聞かれてよかったと思う!

だってこんな素敵な交換ノートが
できてるから!

(くまの絵)←ど? うまくない?(ニコっ☆

*********************





そんな感じで
お互いの好きなものを
知っていったり





秘密の話ができたり。





そして、私も
寂しさを感じなくなった。





むしろ、交換ノートを見たり
渚夏くんを見ると
ドキドキ、するようになった。





恋。だと私は確信した。





そして、交換ノートに





************
寂しさは消えました。
渚夏くんのおかげです。

好きです。
付き合ってください!
************





そう書いて、渚夏くんの
机の中に忍ばせた。













*****************





わ。
渚夏くんが来た。





渚夏くん「おはよー」





沙音「おっ。おはよーーー(棒)」





そして、渚夏くんは
交換ノートを持ち、
空き教室にいった。













・*。・ 10分後 ・。*・





渚夏「伊藤さん。ちょっと」





手招きして呼ばれた。
やっぱね。





そして、
人気のないとこについた。





渚夏「ねえ。
伊藤さんのターンのとこ
なんか汚れてて
読めないんだけど、、」





沙音「あれっ?」





思ってたんと
違う言葉が来て
びっくりした。





あれっ。
なんか汚したっけ?





ううう。言うか。
言うしかないか。





沙音「その。好きです。
びっくりした。
付き合って、ください!」





渚夏くんは
にっこりわらった。





渚夏「よろしくお願いします。
俺も沙音のことが大好き」





不意打ちの名前呼びと
大好きにドキドキ/////





恋ってヤバっ。





パさっと
交換ノートが落ちる。





あれ?





沙音「渚夏くん!
よ、汚れてなんか
ないじゃん!」





渚夏「ふふっ。
言わせてみたかった」





沙音「もーーー!」





この交換ノートで
繋がれた恋。





君の隣にいれば
寂しさなんてもうない。





永遠に君の隣を歩けるように
交換ノートにそっと願った。







*end*

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