三角関係とその後のお話

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:ピンクノフセン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.04.27

やっほ~!
私、シャノン!





最近ずっと好きだった
ルワ先輩と
付き合うことが出来たんだ~。





クラスのオシャレグループの
リーダーみたいな存在の
ミオコちゃんと
かなりルワ先輩争いが
あったんだけど・・・





私が告白して
OKされたから。
嬉しすぎるの!





昨日私の下駄箱に
先輩からお手紙で
『一緒に
明日登校しよう』って
書いてあったから
今日は先生に
目をつけられない程度の
すっぴんメイクで
気合い入れてる!!





ルワ先輩
なんて言ってくれるかな・・・













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ーーーワクワクして
後悔した・・・





あの手紙、
きっとミオコちゃんの
書いた偽物だ。





だってそこに居たのは
ミオコちゃんだったから・・・





シャノン「あ、あの・・・
なぜここに
ミオコちゃんが居るの?」





ミオコ「なんでって・・・
シャノンがルワ先輩と
付き合ったから」





シャノン「ええっと・・・
付き合えたのは
確かだけど
なんで嘘ついてまで私を?」





ミオコ「それは・・・
そのシャノン先輩と
付き合えていいなって思って」





???
なんでって
聞いてるんだけど・・・





沈黙は続く。





ミオコ「だから、その・・・
私どうしてルワ先輩と
付き合うことが
出来なかったのか
知りたくて。
今まではライバルだったけど。
教えて!!」





シャノン「ええ?
私も分かんないよ」





ミオコ「だから
聞いてってこと!!
聞いてくれなかったら
私、先輩に近づくから!!」





そう言って
ミオコちゃんは走って
学校へ行った。





それかなり
やばくない?





あ、私も
遅刻しちゃう!





私はルワ先輩に
聞くことを決意した。





ミオコちゃんの
言葉を聞くと





『なんで
私で良かったの?』





『ルワ先輩、
私のこと
どう思っているの?』





って思っちゃうから。





ルワ「あ、シャノンちゃん!
今日一緒に帰る?」





シャノン「はい」





ヤバい。
緊張してきた。





付き合ってすぐだから
なんか意識しちゃう。





ルワ「あれ?
シャノンちゃん
最近元気ない?」





シャノン「いや、ありますよ?
元気ですよ~」





ルワ「そう?
なら良かった」





聞けるかな・・・
いや、1度決めたら
最後までやる!!
私!





シャノン「あの!!
ルワ先輩。
なんで私で
良かったんですか?
私のこと本当に
どう思ってます?
ミオコちゃんはなんで
私より可愛いのに
私がルワ先輩と
付き合えたんですか?」





ヤバッ
一気に全部
言っちゃった・・・





ルワ先輩も
ポカーンとしてるし。





ルワ「あの・・・
簡単に言うと・・・
これ言うの
恥ずかしいんだけど・・・
シャノンちゃんが
素敵だったから。
可愛かったから。
そんな女子の
頑張ってる姿見て
好きにならないやつ
いないと思うよ?」





シャノン「・・・あっ、
ありがとうございます!!
私も先輩大好きです!!」







*end*

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