ロケットペンダントは恋を叶える魔法付き

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:ふぁみちき

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.03.05

ファァ~(あくび)





眠~





って、もうこんな時間!?





申し遅れましたー。
私の名前は、シャノン!





ニコラ学園に通っているよ!





シャノン「おはよー! ハルト!!」





ハルトは幼馴染で
実は片想いしています///





ハルト「シャノン、おはよ!
寝癖ついてるよ(笑)
かわいっ」





シャノン(カァァー///)





ハルトはこういうこと
平然というから困る!!





この鈍感めっっ!!!













・*。・ 放課後 ・。*・





ミユウ「じゃあ、
うちこっち側だから
また明日~!!」





シャノン「またねー!!」





親友のミユウとわかれたあと、
いつもの通学路を歩いていた!





シャノン「なにこれ?」





“新オープン”という
張り紙がされたお店があった。





シャノン「『アクセサリーショップニコラ』?
なんか面白そう。
入ってみよー」





店員「いらっしゃいませー」





お店の中には
私しかお客さんがいなかった。





店員「当店は今日オープンした店で、
まだあまりお客さんが
入っていないんです、、、
ゆっくりお店をご覧ください」





私はペコッとお辞儀した。





本当にお客さんは
私しかいなかったけど
きれいなアクセサリーがいっぱいだった。





???





シャノン(なにこれ?
恋が叶うロケットペンダント?)





私はそれをジッと
見つめていたので
店員さんに声をかけられた。





店員「それは占い師のニ・コーラさんから
提供されたものなんです。
そのペンダントの中に
好きな人の写真を入れると
恋が叶うって言われてるんですよ」





シャノン「へぇ~」





このペンダントの中に
ハルトの写真をいれたら
もしかして、、、





私は気になったので
買うことにした。













・*。・ 家にて ・。*・





シャノン「ただいまー」





お母さん「おかえりー」





シャノン「ねぇねぇ、
ハルトの写真とかある?」





お母さん「あの缶の中に
昔の写真印刷されてあるから
その中から探せばあるんじゃない?
最近は撮らないから
スマホの中にはないと思うよ」





シャノン「ありがとう!」





私は部屋に戻って
探したけど
見つからなかった。





だけど、1枚
私とハルトの2ショットだけあった。





シャノン(ハルトがうつってる
写真これしかないし、、、
でも私がうつってるんだよな~)





仕方なくその写真を縮小して
ペンダントの中に入れることにした。
まぁいっか。(笑)













・*。・ 次の日 ・。*・





こっそり学校に
ペンダントしてこー。





ニコラ学園校則ゆるいし!





シャノン「ハルト、おっはー!」





ハルト「おはよ。
なんか首についてる!
首輪?(笑)」





シャノン「バカ!
ロケットペンダントだよ!
ペンダントの中に
好きな人の写真いれると
恋が叶うんだってー」





ハルト「へぇ~
写真入れてるの?」





シャノン「入れてるよ!
だって、好きな人いるんだもん!」





ハルト「へぇ~」





シャノン(あっ!
好きな人いるって
言っちゃった///
バ、バレてないよね?)





ハルト「好きな人いるなら
好きな人と学校行ったら?」





ハルトが急に冷たくなった。





シャノン「はぁ!?
私の気持ち
知らないくせに!?」





私は走って逃げた。













・*。・ 学校にて ・。*・





シャノン「っていう感じで
喧嘩しちゃって、、、」





私は、今朝のことを
ミユウに話した。





ミユウは、私の好きな人を
知っている。





ミユウ「どう仲直りしよーか、、、
でそのペンダントは
はずしたの?」





シャノン「へっ?」





ふと、首を触ると
ペンダントがなかった。





ミユウ「え!
ちょっと待って
シャノン!?」





シャノン「どーしよ!
落としちゃった!?
ちょっと探してくる!
また後でミユウ!」





ミユウ「え!
ちょっと待ってシャノン!?」





私は探しに駆け出した。





シャノン「どこだろ!
ないよ、、、」





悲しくて
泣きそうになったとき────





ハルト「もしかして、
探してるものってこれ?」





えっ? ハルト!!





ハルトは
私のペンダントを
持っていた。





シャノン「ハルト、ありがとう」





そう言って
受け取ろうとしたら
ハルトはペンダントを
私から遠ざけた。





シャノン「なんで
渡してくれないの!?」





ハルト「ごめん。
ペンダントの中の写真
見ちゃった」





えっ!





ハルト「入れてた写真、
小さい時に2人で
遊園地行ってたときのやつだよね、、、?」





シャノン「覚えてくれてたの?」





ハルト「もちろん覚えてるよ。
だってシャノンは
初恋の女の子だから」





シャノン「えっ!?
そうだったの?」





ハルト「今朝、シャノンに
好きな人がいるって聞いて
ショックで素っ気なくしちゃった。
ごめん!」





シャノン「うちも強く言い過ぎた。
ごめん、、、」





ハルト「好きです!
こんな俺だけど
付き合ってください!!」





シャノン「はい///」





ハルト「俺もそのペンダント
買おうかな?
どこのお店?」





シャノン「帰り道にあるの!
今日一緒に帰ろう!」





ハルト「もちろん!
ありがと」





ロケットペンダントには
本当に恋の魔法があるんだね。





一生大切にする!!







―END―

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