恋するタイムリープの条件

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:ミルフィーユ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.01.01

わたしは伊藤沙音!
毎日を楽しむ
聖ニコラ学院中等部の1年生!





シャノン「次の授業なんだっけ?」





カイラ「う~ん、
なんだったかなあ?」





この子は親友の高橋快空!
しっかり者で頼りになるの!





ユズ「あれっ、
しっかり者カイラが
めずらしい!」





この子もわたしの親友。





足川結珠はおしゃれで
明るい人気者!





ユズ「次は理科だよ!
はやく行こ!」





シャノン「そだね!」





3人で必要なものを持って
教室を出る。





理科室の前まで来たとき。





シャノン「ああ!
忘れ物したあ!」





やばい、
教室にノート忘れた!





カイラ「え?
ペンポなら貸すけど」





シャノン「ノート!
前回の続きだから!」





ユズ「あっちゃー、
なら取りに行かないと!」





ユズが頭を抱える。





シャノン「ちょっと取ってくる!」





カイラ「もう始まるよー?」





シャノン「大丈夫!
走れば間に合うから~!」





そんなことを言ってる間に
走り出す。





ユズ「えー、ちょ、
シャノーン!」





大急ぎで高速カーブをして
教室に戻る。





ナオヤ「伊藤?」





シャノン「ん!?
ナオヤくん!?」





彼は紀田直哉くん。
クラス、学年の域を軽々越えて
モテまくってるモテ男。





実は、わたしも・・・・・・
片思い中です。





サイアク。





よりによってナオヤくんに
爆走してるところを
見られるなんて。





ナオヤ「はい。
これだろ?」





シャノン「ああ、
わたしのノート!」





ナオヤ「教室の入口に落ちてた。
伊藤のだろ?」





シャノン「はいぃ、
そうですぅ・・・・・・」





うれしいのと恥ずかしいのが
入り混じって顔が
真っ赤になっていく。





ナオヤ「んじゃ、行こ」





シャノン「え? どこに?」





ナオヤ「理科室に
決まってんだろ」





えー!?
ナオヤくんとっ!





理科室まで
2人っきり・・・・・・





ナオヤ「はやく行くぞ」





シャノン「は、はいい・・・・・・」





ナオヤくんについていく。





渡り廊下を歩いていると。





カノン「やばいー、遅れるー!」





コハル「カノーン、
はやく!
もう行くよ!」





カノン「わ~ん、
コハ見捨てないで!」





3年の先輩・北川花音先輩と
湊胡遥先輩だ。





あわててるみたいで
全力疾走してる。





あれ、カノン先輩、コハル先輩、
わたしたちのこと見えてない?





ドンッ





わあっ!





カノン先輩とぶつかったあ!





ナオヤくんもコハル先輩と
ぶつかったみたい。





わー、これ絶対痛いよ!

















+・+・+ 謎のどこか +・+・+





・・・・・・痛くない。





目の前のカノン先輩がいない!?
コハル先輩も!?





ナオヤくんだけが横にいる。





シャノン「あれっ、ここどこ!?」





ナオヤ「なんだこれ・・・・・・」





ナオヤくんが
呆然としてる。





シャノン「違う、
ここ来たことある」





ナオヤ「え?」





シャノン「ここ、体育館裏だよ」





わたしには
見覚えがあった。





ナオヤ「伊藤、
こんなとこ
来たことあんの?」





シャノン「うん、
カイラとユズと・・・・・・」





恋バナしに・・・・・・って、
危ない、言っちゃうとこだった!





ナオヤ「髙橋と足川?」





シャノン「えーと、
なんだっけ、
忘れちゃった!」





ナオヤくんに
ウソついちゃった。





ナオヤ「何があったのか
わからないけど、
とりあえず校舎に戻ろう」





シャノン「っ!」





ナオヤくん、
手、手つないでるよ!?





シャノン「ナオヤくん・・・・・・っ!」





ナオヤくんの頬が
わずかに染まる。





シャノン「って」





わたしは校庭を見て
思いっきり叫んでいた。





シャノン「なんで
桜咲いてんの~~!?」





今、めっちゃ
季節外れだよ!?
どうして!?





ナオヤ「保護者も
いっぱいいるな」





ホントだ!





シャノン「待って、
ここ入学式じゃない?」





桜が咲いてて
保護者がいっぱい。





しかもなんとなく
周りの人のブレザーは
ピカピカ。





絶対入学式だよ!





ナオヤ「確かに、
そんな感じだな」





ナオヤくんと
呆然とした瞬間。





シャノン、ナオヤ「っ!?」





なんか、周りの景色が
また違う。





かすかに
時計の音もする。





カノン「・・・・・・ノンちゃん、
ごめんね!」





コハル「ナオヤくん、
ホントごめん!」





・・・・・・あり得ない。





さっきまで入学式だったのも
どうかしてたけど、
今目の前にカノン先輩と
コハル先輩が急にまた
現れたのもおかしい。





ナオヤ「すいません、
俺らもボーッとしてたんで。
ケガ、ないですか?」





カノン「私らは平気!」





シャノン「すみません、
わたしたち
理科室行きますね!」





コハル「足止めしてごめんね~!」





ナオヤ「伊藤、行くぞ」





理科室までの短い距離を、
ナオヤくんと2人で歩いた。

















+・+・+ 1週間後 +・+・+





ナオヤ「伊藤、わかった。
あれはタイムリープだ」





シャノン「たたっ、
タイムリープ?」





休み時間、ナオヤくんと
階段の踊り場で2人っきり。





ナオヤくんに、
「伊藤、ちょっと来い」
って言われたの!





わたしの恋心を知ってる
カイラとユズは
キャーキャー興奮してた。





ナオヤ「いろいろ本とか見て・・・・・・」





シャノン「それで、
なにか分かったの?」





ナオヤ「1番くわしく書いて
あった本にタイムリープって
のってた」





シャノン「そうなの!?」





ナオヤ「その本いわく、
俺ら、渡り廊下でぶつかったろ?
多分、あの渡り廊下でぶつかると
タイムリープするんだよ」





わかったような・・・・・・
わからないような・・・・・・





ナオヤ「過去に行くか、
未来に行くかはわからない。
けど、あそこでぶつかると
タイムリープするんだよ」





シャノン「そうなんだね」





ナオヤ「いっしょに検証してほしい」





シャノン「わたし!?
ナオヤくん1人じゃ
だめなの?」





びっくりしすぎて
叫んじゃう。





ナオヤ「他の人に手伝って
もらってやっても
無理だった」





シャノン「だからわたしと?」





ナオヤ「できるだけあのときに
近くしたいんだ」





シャノン「わかった、任せて!」





ナオヤ「髙橋と足川に
協力してもらってもいいか?」





シャノン「もちろん、
声かけとくね」













+・+・+ お昼休み +・+・+





ナオヤ「じゃあ、頼む」





カイラ「オッケー!」





ユズ「まかしといて!」





いよいよ、検証。





カイラがわたしと、
ユズがナオヤくんと
ぶつかる。





カイラとユズはぎりぎりまで
どっちにぶつかるか
もめてたんだよ。





2人ともわたしと
ぶつかりたかったらしい。





ナオヤくんとわたしの雰囲気を
邪魔したくないとかなんとか。





ドンッ





わあっ!





ボーッとしてたら
カイラがぶつかってきてた!





あのときは
気づかなかったけど、
最初も時計の音がする。





ナオヤ「伊藤。
あれ、俺らだ」





今回降り立ったのは屋上。





ナオヤくんが指さしたのは
わたしとナオヤくんだった。





シャノン『ナオヤくん、好きです!』





ナオヤ『伊藤?』





シャノン『ナオヤくんはわたしのこと
なんにも思ってないと思う。
でもね、2人でタイムリープして、
ますます思いが強くなったの。
わたしと、
付き合ってください!』





ナオヤ『伊藤。ありがとう。
俺は・・・・・・』





その時、ガラッと周りの景色が
変わって時計の音がした。





今の・・・・・・
未来のわたしの、
告白シーン?





カイラ「シャノン~!
無事!?」





ユズ「2人とも、
一瞬消えてたよ!?」





帰って来ると
2人とも大興奮だ。





ナオヤ「じゃあ、
俺もう帰るから」





ナオヤくん、
なんか冷たい?





カイラとユズも
気がついたみたい。





カイラ「大丈夫だよ!」





ユズ「なんともないって!」





でも・・・・・・
なんだかショックだな。













+・+・+ 次の日のお昼休み +・+・+





シャノン「お昼休み、だったよね」





わたしはそわそわ
しっぱなしだった。





『昼休み、屋上に来て』





机の中に
手紙が入っていた。





ナオヤくんの字で。





ナオヤ「伊藤、
遅くなってごめん」





シャノン「わたしも今
来たとこだよ」





ナオヤ「・・・・・・あのさ。
2回目のタイムリープで来たの、
今日だって知ってた?」





シャノン「そうなの!?
全然わからなかった!」





告白シーンなのは
わかったけどね・・・・・・
と心の中で付け加える。





シャノン「でも、あのときとは
少し違うね」





ナオヤ「俺が未来を変えたんだ」





シャノン「ナオヤくんが?」





ナオヤ「俺は伊藤のことが好きだ。
でも未来を見て伊藤からの告白じゃ
耐えられないと思ったんだ。
自分からしないとって。
だから少し冷たい態度になった。
ごめん」





シャノン「ウソ・・・・・・」





ナオヤ「俺は伊藤・・・・・・
シャノンのことが好きだ。
だから・・・・・・
付き合ってください」





シャノン「もちろん!
わたしも、ナオヤくんのことが
好きだよ」





ナオヤ「シャノン・・・・・・」





初めての名前呼びに
顔がほてる。





自然と触れた手を
握りあった。













+・+・+ 1週間後 +・+・+





ナオヤ「シャノン、行くぞ!」





シャノン「ちょっと待って!」





あの日以来縮まった
わたしたちの距離を見て
クラスメートたちは
気づいたみたい。





お似合い、と
はやし立てられる、





恥ずかしいけど、
幸せな毎日!





ユズもカイラも
祝福してくれた!





でもわたし、1つだけ
気になることがある。





それはタイムリープの条件。





ナオヤくんは渡り廊下で
ぶつかったらって言ってた。





でもね、わたしは
『いずれいっしょになる男女が
2人で歩いていて、
渡り廊下でぶつかったら』
だと思ってるんだ_____。











+・+・+END+・+・+

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