君と私の恋の行方

CAST伊藤沙音

作者：ひとこ

2023.09.28

「好き。
俺と付き合って」

どうして君はそんなに
私の心を桃色に染めるの？

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

こんにちはー！
私、シャノンっていいます！

ニコラ学園に通う、
中学２年生です！

今日は、なんと、
待ちに待った文化祭!!!

私たちのクラスは、
クレープを売ります！

試作品、めちゃくちゃ
おいしかったから、
絶対人気になると思う！

ミユウ「シャノン、おはよー」

シャノン「おはよー！」

この子は、松田美優！
私の親友だよ。

恋バナとか、
色んな話ができる
大切な存在！

ミユウ「シャノン、
今日ミサキに告らないの？」

シャノン「いやー。
どうせ脈ナシだし、
振られるの怖いし－、、、」

ミユウ「その気持ちはわかるよ。
でも、私は今日告るし、
気持ち伝えるのって
大事だと思うからさ」

シャノン「そうだよね。
私、頑張ってみる！」

私は、ミサキが好きです。

たまーに優しいとことか、
イケメンで
運動神経抜群なとことか、

色んなところに
ひかれちゃった（照）

ちなみにミユウは、
リョウスケが好きみたい！

ミユウ、ミサキ、
リョウスケ、私の４人は、
休み時間に必ず人狼をする、

いわゆるイツメンってやつです。

ミユウ「文化祭の後夜祭の
ジンクス知ってる？」

シャノン「もちのろん！」

この学園の文化祭の
後夜祭には
ジンクスがあるの！

『文化祭の後夜祭で
好きな人に告白したら
結ばれる』

っていう内容で、
去年後夜祭で告白した
部活のセンパイが、
告白成功してたの！

やっぱジンクスは
本当なのかな・・・

文化祭、良い雰囲気に
なったらいいな！

ミサキ・リョウスケ「シャノン、
ミユウ、おはよー！」

シャノン・ミユウ「おはよー！」

ミサキ「今日、文化祭だね！
がんばろうね！」

シャノン「うん、がんばろ！」

その後、私たちは順調に
お店でクレープを売り、

自由行動の時間になった。

リョウスケ「ミユウ、
一緒にまわろう！」

ミユウ「うん！」

ミサキ「じゃ、
俺らも２人でまわろ」

シャノン「うん！
行きたいお店ある？」

ミサキ「ベビーカステラは
行きたいな！」

シャノン「いいね！」

ベビーカステラのとこに行って、
１５コ入りを注文する。

ミサキ「俺、おごるよ」

シャノン「いいよ！
私が払うよ！」

ミサキ「いいって、
てか、もうお金だしちゃった」

シャノン「ありがと」

あっつあつの
ベビーカステラ、
超美味しそう！

ミサキ「はい、あーん」

え!!!

シャノン「もぐもぐ」

ミサキ「どう？」

シャノン「めっちゃ美味しい！
これて良かった」

ミサキ「俺も」

シャノン「次、イチゴアメ行きたいな」

ミサキ「いいね！」

やったー！
イチゴアメは
食べておきたかったんだよね！

ミサキ「なぁシャノン、
後夜祭の時、
屋上来てくんない？
話がある」

シャノン「屋上？　いいよ！」

屋上？
まさか告白?!
いやいや、ないない。

期待しないでおこう。

・＊。・　後夜祭　・。＊・

シャノン「ごめん、
待たせたかな」

ミサキ「ううん、
来てくれてありがとう」

シャノン「今日の文化祭、
めっちゃ楽しかったね！」

ミサキ「うん。
一緒にまわってくれて
ありがとう」

シャノン「こちらこそ！
それで、話っていうのは？!?

ミサキ「俺、シャノンが好き。
俺と付き合って」

シャノン「え・・・！」

どういうこと?!
うれしすぎるんですけど!!!

シャノン「私でよければ・・・
よろしくね！」

ミサキ「よっしゃー！」

どうして君はそんなに
私の心を桃色に染めるの？

後夜祭のジンクスは
本当のようです。

＊ｅｎｄ＊