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何年たっても大好き!!

CAST稲垣 来泉稲垣 来泉

作者:ブルーライン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.04.05

ねぇ、君が言ってた言葉は
なあに?





君に聞きたいよ・・・





君に会いたいよ・・・





いつか、会える。





そう、信じてる。











*・*・・・*・・・*・*





?「おはよー!! クルミ!」





クルミ「おはよー! リリカ!」





こんにちは!
私、中学2年生の
稲垣クルミです!





この子は、
親友のリリカ!





?「あの、
クルミちゃんですよね?」





クルミ「あ、はい。なんですか?」





ハルト「あの、僕、
今井ハルトって言います。
放課後屋上来てくれない?」





クルミ「いいですよ」





ハルト「本当!? ありがとう!」





タタタッ





リリカ「絶対、告白だよ!
いいなぁ・・・
しかも、イケメンから・・・」





クルミ「えっ!? ないない。
もし、そうでも、パスだね」





リリカ「まだ、2年前の人のこと
好きなの?」





クルミ「うーん、
違うとは言えない」





2年前の人とは・・・















― 2022年3月 ―





クルミ「リョウスケー」





リョウスケ「あっ! クルミー!」





リョウスケは私の幼なじみ。
そして、好きな人・・・





リョウスケ「クルミ、どうしたの?
何か、元気なくない?」





クルミ「ハハハッ、
リョウスケはなんでもお見通しか。
私の心読みすぎw」





クルミ「でも、今回は言わないよ!
いずれ、気づくから。バイバイ」





リョウスケ「・・・・・」





なんで?





ただ、引っ越すから、
「ありがとう」と「好き」を
言うだけなのに。





なんで言えないの?





私のバカ・・・















― 出発当日 ―





ボーッボーッ





クルミ「発車だ・・・行こう。
心残りは沢山あるけど」





発車のベルが鳴り響いて
走り出したとき、





?「・・・か!」





クルミ「えっ!?
誰にも言ってないのに」





窓から顔を出すと、
大好きな人がいた。





リョウスケ「クルミーー!」





息を切らしながら、
苦しそうにしながら、
かけてきた。





クルミ「リョウスケーー!」





すると、泣いているような、
ほほえんでいるような顔で
何か言っている。





リョウスケ「クルミーー! ・・・!」





最後が聞こえない・・・





聞こえるか分からない、
届くか分からない、





けど・・・、伝えよう!





クルミ「リョウスケー!
いままでありがとう!
好きー! 大好きー!
ずっと・・・」





聞こえないみたい。





そうだよね。
でも、いつか、会えるよね!





そう、信じてる・・・















・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・





こうゆうことです。





リリカ「早く新しい恋しなって!」





クルミ「うーん、考えておくw」





リリカ「もー。
あっ! ハルト君と
つきあってみたら?」





クルミ「・・・・・」















― 放課後 ―





ハルト「好きです。
つきあって下さい!」





クルミ「・・・はい」





ハルト「本当!? うれしい!」





ハルト「よろしくな!」





クルミ「うん!」





それからは、ハルトとも順調にいき、
自分では、ハルトのことを
好きになったと思っていた・・・















― 1ヵ月後 ―





私たちは
中学3年生になった。





そんな、ある日・・・





先生「今日は転校生がいる。
入れ!」





ガラガラッ





女子「キャー! 格好いい!」





?「八神リョウスケです。
よろしくお願いします」





先生「えーっと・・・席は、」





リリカ「先生!
隣の席、空いてます!」





先生「じゃあ、
席はリリカの隣な」





えっ!? リョウスケ?





声も背も違うけど・・・、
リョウスケだ!















― 放課後 ―





クルミ「リョ、リョウスケ」





リョウスケ「あぁ、クルミ。久しぶり」





何か冷たくない?





クルミ「リリカ!
話したいことがあるんだけど?」





リリカ「ん? 何?」





クルミ「あの、リョウスケって人
来たじゃん。
あれ2年前の人なの」





リリカ「そ、そうなんだ!
あっ! 私、用事あるから、、」





どうしたんだろ?





何かイヤな予感がする。















― 帰り道 ―





予感はあたった。
なぜかって?





だって、リョウスケの腕を
うれしそうに組みながら
歩いている、リリカがいるから。





ハルト「クルミ? どーした?
だいじょうぶ?」





クルミ「えっ! あ、うん。
大丈・・・うぅ・・・、
グスン・・・」





ハルト「えっ! ク、クルミ」





クルミ「ハルト、ゴメン。別れよう。
私、ハルトの彼女なのに、
ほかの人が心の中にいる」





ハルト「そうか。がんばれよ!
俺をふったこと後悔するなよ!w」





クルミ「うん! ありがとう!」





よし。
自分のことは、けじめつけたぞ。





後は・・・、リリカだな・・・















― 翌日 ―





リリカ「クルミー! おはよー!」





クルミ「お、おはよー・・・」





ガラガラッ





リリカ「あっ!
リョウスケ君だぁ・・・
格好いい!」





クルミ「リリカ?
もし、隠し事があるなら言って?」





リリカ「・・・クルミに
隠し事しない方がいいよね。
私・・・ハルト君とつきあってるの!
昨日、夜、告白したらOKだって・・・」





すると、リリカは
泣きはじめた。





リリカ「うわーん」





クルミ「リリカ? どーしたの?」





リリカ「なんで怒らないの?」





クルミ「だって、私、
ハルトの彼女じゃないよ。
昨日振った!」





リリカ「えっ! そうだったの?
よかった・・・」





ん? じゃあ、
昨日の人は誰だ?





リリカ「クルミ、
リョウスケ君のこと
まだ好き?」





クルミ「う、うん!」





リリカ「じゃあ、行って来なよ」





クルミ「うん!」





タタタッ





君にやっと会えた!





君に聞きたいこと、
言いたいこと、
伝えるよ!





クルミ「リョウスケー!」





リョウスケ「クルミ、どーしたの?」





クルミ「2年前に、
電車が発車するとき言ってた言葉は
なあに?」





リョウスケ「クルミは、
なんて叫んでたの?」





クルミ「いままでありがとう!
好き、大好き、ずっと・・・好き」





リョウスケ「クルミ大好き、これからも」





クルミ「えっ!? うそ、うれしい」





私はうれしすぎて涙が出た。





リョウスケ「俺、クルミのこと
いまも好きだよ。
つきあって下さい!」





クルミ「もちろん!
私も、いまも・・・
これからも大好きだよ!」





ちなみに、リョウスケと
腕を組んで歩いていたのは、
妹のミクちゃんだったようです!





後ろ姿だけで
判断するんじゃなかった、、、w







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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