今日、恋が叶いました。

CAST稲垣 来泉稲垣 来泉

作者:あんバターねこトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.08.17

私、くるみ。
中学3年生。





なんと一般中高生が応募する、
数万人に男子3人、女子4人の
合計7人にしかあたらない、





恋を探し、恋を叶える旅、
「シンデレラの恋探し」
に応募したところ、





当選しました!!





詳しく説明すると、
「シンデレラの恋探し」は
Amakoiが主催する、
毎週月曜放送のリアリティー番組。





選ばれた7人は、とある場所での
2泊3日の旅で恋を探し、
恋を叶える。





もし、恋が叶わなかった場合は・・・
まぁ、ドンマイって感じ。





姉「くるみ、すごっ!
私は当選しなかったよ・・・」





くるみ「えへへっ//」





姉「あたしの分も楽しんで
彼氏つくってきてよ?」





くるみ「もちろん!」





母「くるみー、Amakoiから
封筒届いてるよー」





くるみ「え!? 待っててー」





母「はい、封筒」





くるみ「ありがと!」





姉「くるみ、
あたしも見せて!」





くるみ「いいよ!
一緒にみよ!」





今回はどこなんだろ?
いつも豪華な場所だから
気になるー!!





・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:

今日、恋が叶いました。
── 東京編 ──

日時:○月○日9時集合
場所:ニコラ広場
参加者:
男子 りょう、たいよう、だいじ、計3名
女子 くるみ、ふたば、こはな、しゃのん、計4名

・恋が叶わない可能性もあることを
ご理解いただけますようお願いします。
・恋が叶った場合のこれからについては
ご本人にお任せします。
・Amakoiにて撮影し、
毎週月曜にて計3回放送されます。

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





くるみ「・・・だって。
なんか、みんな
名前からして可愛いんだけど・・・
自信なくなってきた・・・」





姉「くるみは可愛いから
きっと大丈夫だよ!
とにかく楽しんで!」





くるみ「うん、頑張る!」





絶対彼氏ゲットして楽しむぞー!













―― そして迎えた1日目 ──





司会「男子から自己紹介をどうぞ」





うわぁ、カメラだ。
きんちょーするー!





りょう「中学3年生、りょうです」





たいよう「高校1年生、たいようです」





だいじ「高校1年生、だいじです」





くるみ「中学3年生、くるみです」





ふたば「高校1年生、ふたばです」





こはな「高校1年生、こはなです」





しゃのん「中学3年生、しゃのんです」





こ、高校生の方が多い・・・





司会「まずは仲良くなるために・・・
おしゃれなカフェに行きましょう!」





やったー! 楽しみ~!





司会「カフェまでバスの移動です。
隣の人を決めてくださいね!
ただし、1組は3人で座ってください」





え? 展開早くない?
やばーどうしよ!





気になったのは
りょう君だけど・・・





行動しなきゃ!





くるみ「りょ、りょう君!
一緒に座らない?」





りょう「いいよー」





や、やったあ!!





なんやかんやで

・くるみ&りょう
・しゃのん&だいじ
・こはな&ふたば&たいよう

に決定!





司会「それでは
おしゃれなカフェに
レッツゴー!」





これ、しゃべらないと
いけないやつだよね?





えーとえーと・・・





りょう「くるみ、なんか
あたふたしてて可愛いね」





くるみ「ふぇ!?
そんなことは
けっしてございまてぇん!」





りょう「ぶはっ笑笑」





くるみ「わ、笑わないでください~//」





あれ?
なんか楽しいかも?
空気が和んでよかった!





他の人もいい雰囲気だし、
楽しも!





りょう(くるみ、
めっちゃ可愛いな)





司会「着きましたー!」





す、すご~!
田舎とは違う・・・





こはな「めっちゃ映えてる!
可愛い!」





ふたば「それなー!」





しゃのん「・・・可愛い」





たいよう「ここ来るの初めて~」





司会「では、スイーツなど
用意しているので
自由に食べたり、しゃべったり
してくださいねっ!」





わいわい





カヌレ、チーズケーキ、タルト・・・
全部食べたい・・・!





とりあえず、まずは
カップケーキから!





お、美味しい!





くるみ「幸せ~」





りょう「甘いものすきなの?」





くるみ「うん!」





りょう「鼻に生クリームついてる」





くるみ「え!? 恥ずかしい//」





りょう「拭いてあげる」





え!? 手で!?





りょう「ん、あまいね」





くるみ「あ、ありがと//」





行動がイケメン・・・





だいじ「しゃのん、これ
半分こしよ。
俺1個食べれないから」





しゃのん「笑・・・だいじとなら」





こはな「たいよう、
これ美味しいよ!」





ふたば「これも美味しいよ!」





たいよう「食べてみるねー」





司会「いろいろ
発展があったところで
今回は早めに宿に行きまーす!」













―― 宿泊施設 ──





司会「女子は女子、
男子は男子の部屋です!
今日の振り返りを
一緒にしてくださーい!」





女子会ってことかぁ。





こはな「くるみ、しゃのん、
部屋こっちだよー」





しゃのん・くるみ
「ありがとうございます」





ふたば「もう敬語じゃなくていいよ~。
あと、呼び捨てでいいよ~」





こはな、ふたば、優しい・・・





ベットでか!
部屋広!
最高だぁー!!





ふたば「早速だけど恋バナしよ!
みんなは誰が気になってる?」





しゃのん「私は同い年だと
安心感があるから
ダイジがいいなって」





くるみ「そーだねー
半分こしてたもんね!」





しゃのん「//
くるみもりょう君と
いい感じだったよね?」





こはな「そうそう、
ガチイケメン行動やばい」





くるみ「まー初めて会ったときから
いいなって思ったけど
ここまでとは・・・//」





ふたば「照れちゃって~」





くるみ「こはなとふたばは?
誰が気になるの?」





たいよう君と一緒にいた
イメージだけど・・・?





ふたば「・・・実は」





こはな「私たち幼馴染で親友でさ、
たまたま2人して当選したの」





しゃのん「え! すごい!」





ふたば「でもね、好きな人が
たいようで被っちゃった」





あ・・・だからなのか・・・





こはな「私たち幼馴染で
親友だからこそ、
互いに頑張るって約束したんだ」





くるみ「そう、なんだ・・・」





親友に好きな人が取られるって
どんな気持ち・・・なんだろう。





本当に納得できているのかな・・・?





私たちの恋バナはそこで終了した。





次の日のために眠りについた。













―― 2日目 ──





司会「昨日の夜は
ゆっくりすることは
できましたかー?
今日は遊園地で
みんなで遊びまくりますよー!
AとBの2チームに分かれるから
くじを引いてねー!」





くじ引きで決めるの・・・!?
りょう君と同じがいいな・・・!





くるみ「B・・・?」





りょう君と同じであれ・・・!





結果。





────────────────
○A
たいよう、しゃのん、だいじ

○B
くるみ、こはな、ふたば、りょう
────────────────





りょう君と一緒なのは
うれしいけど、女子が多い!!





昨日話してくれたとはいえ、
好きな人が変わる可能性もあるから
ライバルには変わりないんだよね・・・





りょう(くるみと一緒だ! やった!)





ふたば(たいようと離れた・・・)





こはな(まだチャンスは、たくさんある)





司会「はーい!
ここでどちらかが
ジェットコースター行きですよー!」





は? ジェットコースター
苦手なんだけど?





司会「くじ引きを引きまーす!
結果は・・・B!」





終わった・・・





司会「Aは自由に行動してくださいね!
17時にはここに戻ってきてください!
Bはジェットコースターへレッツゴー!」





りょう「すんごい顔してるけど
大丈夫か?」





くるみ「ちょっと
ジェットコースター苦手で」





りょう「そっか、無理すんな」





くるみ「ありがと」





こはな・ふたば「あの2人・・・」





こはな「え? でか・・・」





ふたば「なが・・・」





司会「日本で1番大きな
ジェットコースター楽しんでね!」





わぁ、なんてやばそうなの!
こんなの無理・・・





でも、乗りたい!!
乗る機会ないし!!





りょう「大丈夫?」





くるみ「大丈夫!」













―― 数分後 ──





くるみ「おぇ、吐き気が・・・」





こはな「めまいが・・・」





ふたば「頭痛が・・・」





りょう「ふらふらする・・・」





司会「どーでしたか?笑」





りょう「楽しかったです」





こはな「なんかめっちゃ
目が回る感じです・・・」





くるみ「私は・・・」





やばい、限界・・・





バタンッ





こはな・ふたば・りょう「くるみ!」





ん、真っ暗なんだけど?
私なにがあったんだっけ?





ジェットコースター乗って・・・
倒れた?





「シンデレラの恋探し」





? Amakoi・・・





くるみ「んあ!?」





りょう「よ、よかった・・・」





ふたば「くるみ、
急に倒れるから・・・」





こはな「心配させないでよ!」





くるみ「なんかごめん・・・」





りょう「体調大丈夫?」





くるみ「うん!
元気モリモリ!
遊園地行こ!」





ふたば「くるみらしい笑」





この後みんなで楽しく
アトラクションに乗ったりして
楽しんだ。













―― 宿泊施設にて ──





こはな・ふたば「しゃーのーんー!!」





しゃのん「え!?」





こはな「しゃのん!
たいようはどんな感じ!?」





ふたば「今日は何をしたの!?」





しゃのんに、今日の
たいよう君についての質問攻め笑





しゃのん「どうって普通だよ」





くるみ「え?」





しゃのん「3人できんちょうしすぎて
飲み物買って歩いて
アトラクションちょっと
乗ったくらい」





こはな・ふたば「いいなー!!」





くるみ「ストープッ!
しゃのんは、だいじとどうだった?」





しゃのん「えーと//」





ふたば「なにかあったの!?」





しゃのん「なんもなかった」





こはな「へっ!?
今完全に照れてたでしょ!?」





しゃのん「ドリンク買ってくれて、
ほっぺたにやられただけ//」





くるみ・こはな・ふたば
「うらやましい・・・!」





しゃのん「くるみは?」





くるみ「んー、しゃべったくらい?」





ふたば「嘘つけー!」





こはな「くるみが倒れたとき、
りょうがお姫様抱っこしてたー!」





くるみ「・・・え? えー!!!!」





しゃのん「まじか」





くるみ「知らなかった・・・」





ふたば「明日の告白
楽しみになってきたー!」





こはな「男子か女子か
どっちが言うか
分からないけどね」













―― 3日目 ──





司会「ついに3日目です!
メインイベント
告白をしてもらいます!
今回告白するのは・・・女子!
準備ができた人から言ってください!」





女子かぁ・・・
りょうに告白・・・//





まだ緊張してるから無理・・・





こはな・ふたば「行きます」





こはなとふたば、すごいなぁ。





本当に仲が良いんだ・・・





こはな「たいよう、最初に会ったとき
優しくしてくれてうれしかったです。
それでもっと知りたいと思いました」





ふたば「私は、たいようと同い年だから
気がゆるんで安心感がありました。
誰にでも同じように振る舞うたいようが
素敵だなと思いました」





こはな・ふたば「私と付き合ってください!」





たいよう「・・・」





たいよう「・・・ごめんなさい!」





たいよう「2人にたくさん
アピールしてもらえてうれしかった。
でも、何をどうしたらいいのか
よく分からなくて・・・
もっと恋のことを知ってから
応募すれば良かったなって思いました。
ごめんなさい!」





こはな・ふたば「気持ちを伝えれて
よかったです・・・」





どうしよう。
あとは、私としゃのん。





もし、NOだったらどうしよう。





しゃのん「私、行きます」





しゃのん「くるみ、私行くから
次がんばって」





くるみ「うん・・・」





しゃのん「だいじ、この3日間
私はだいじで
頭がいっぱいだったよ。
この人が彼氏だったら幸せだなって。
これからもだいじと一緒に過ごしたいです。
私とこれからも一緒にいてください!」





だいじ「・・・」





だいじ「・・・これからも一緒にすごそう。
しゃのん大好き」





しゃのん「!」





しゃのん「ありがとー!!」





今度は私の番・・・





しゃのん・・・ありがとう。
勇気持てた。





くるみ「私・・・行きます!」





くるみ「りょう君、
最初は私なんかが
恋してもいいのかなって思ってた。
でもりょう君と過ごしてるうちに
私、この人が好きって思った。
だから私と・・・」





ぎゅっっ





くるみ(ハグ!?)





りょう「くるみの新しい一面を
見るたびに可愛いって思った。
もっと知りたいって思った。
もっと過ごしたいって思った。
これからもよろしくね!」





くるみ「ありがと!」





今日、私の恋が叶いました//





司会「今回は2つのカップルが
誕生しましたね!
おめでとうございます!
次、叶うのは
あなたの恋かもしれませんね!」







―the end―

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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