I only you. ~君のとなり~

CAST稲垣 来泉稲垣 来泉

作者:メーダー@

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.01.05

?「おはよ」





君からの
“おはよう”で始まる
いつもの朝。





ただそれだけでも
うれしくて。





クルミ「おはよっ」





でもね、
こうしているとたまに、
『もっと君と近い距離になりたい』とか
『他の女子と仲良くしないでよ・・・』って





どんどんよくばりに
なっちゃうんだ。





でも、わたし、こうして君と
どうでもいい話して、笑って、
一緒にいるだけでもいいって思うの。





でも、いつまでもこの関係が
続くわけじゃない。





いつかは言わないと
後悔する日が来るんだ。





だから、いつか君に
伝えられるといいな。













+:・*+:・*+:・*+:・*+:・*+





リョウスケ「おはよ」





クルミ「おはよっ」





となりにいるのはわたしの
『好きな人』兼『幼なじみ』の
リョウスケ。





学校では、1番モテてまぁ、
王子のようなもの。





確かに性格はいいし、
かっこいいし。完璧。





でもね、リョウスケは超鈍感で
わたしの気持ちにも
気づいてくれない。





だからこうやって
わたしがとなりにいること、
リョウスケは多分
ただの幼なじみとしか
思ってないと思う。





いつかは伝えたいけど
今はそんな感じじゃない。













・*。・ 昼休み ・。*・





リョウスケ「なぁ、クルミ」





クルミ「なに?」





リョウスケ「もーらいっ!」





クルミ「あっ!
わたしのからあげ食べた~!
食べるの楽しみだったのに・・・」





ちょっとリョウスケに
イタズラしてみる。





リョウスケ「まじごめんって!
その代わりこれやるから」





いつもは
「だってうまいんだもん」
なのに。





今日は何か違う。





クルミ「何もないじゃん」





リョウスケ「クルミ。目、つぶって」





クルミ「えっ」





リョウスケ「いいから、早く」





クルミ「うん・・・」





ガサガサ





なになに?
すごい気になるんだけど! 





フワッ





ん? 頭触った??





パチッ





リョウスケ「いいよ。目、開けて」





クルミ「何これ// 可愛い、
リョウスケが選んでくれたの・・・?」





私の髪には
可愛い花がついたピン。





リョウスケ「誕生日おめでと。クルミ」





そういえば今日、
自分の誕生日忘れてた。





リョウスケにいってもらえるなんて
わたし、幸せだな。





クルミ「うれしい、ありがとっ!
これからつけるね」





リョウスケ「よろこんでもらえてよかった。
俺、クルミの笑ってる顔、好き」





クルミ「え?」





リョウスケ「あっ、えっと・・・
そういうことじゃないから!」





クルミ「/////」





リョウスケ「今いったこと
忘れろよなっ」





頭ポンポン





クルミ「忘れないよっ。
うれしいから」





リョウスケ「なら俺もうれしい」





2人で笑いあった。





明日にはこの気もち、
君に伝えるから





待っててね。











・*。・ 次の日・放課後 ・。*・





誰もいない教室の中、
わたしとリョウスケ、2人きり。





先生に委員会の仕事たのまれて
居のこり中。





リョウスケ「なぁ、クルミ」





クルミ「なに?」





リョウスケ「俺にもし、
好きな人がいるっていったら
どうする?」





えっ、リョウスケ、
好きな人いたんだ・・・





クルミ「お、応援するよ」





違う。





ホントは応援なんて
したくない。





でも思ってることと
ちがうことを言っちゃう。





強がっちゃう。





リョウスケ「もし、」





クルミ「まって!」





わたしはリョウスケの言葉を
さえぎるように言った。





クルミ「リョウスケに
好きな人がいても、
わたしの気持ちは
リョウスケに聞いてほしいの。
だから・・・聞いてね?」





リョウスケ「ん」





クルミ「わたしね、
リョウスケのとなりにいるだけで
うれしくて、幸せだった。
だけど、会いたいときに会えるような、
もっと近い距離になりたい」





リョウスケ「うん」





違う。





言いたいことは
もっとシンプルなはず。





多分2文字とか
それくらいでも
言えることがある。





クルミ「あのね、わたし、
リョウスケのことが・・・」





どうなってもいい。





今はただ、
気持ちを伝えたい。





―――――――――届け





クルミ「好き」





ぎゅっ





気づいたら、わたしは
リョウスケに抱きしめられてた。





リョウスケ「ばかっ。俺もだよ」





kiss///





リョウスケ「ずっと一緒にいような」





クルミ「うん//」







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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