Red vs Red Girl!?

CAST伊藤沙音

作者：orona

2024.05.10

「赤組がんばー!!」

初めまして！
私、伊藤シャノン！

今は運動会の真っ最中＊

白組に負けないように
頑張らなきゃ！

？「シャノン！」

シャノン「あ、リョータ！
やっぱ足速いねぇ。
余裕で１位だったよ」

こいつは松瀬ダイジ。
幼なじみ兼、私の片想いの相手。

ダイジ「そーでもねーよ。
白組の奴、結構速かったんだから。
って、それよりも次は女子の徒競走だろ」

・・・ああああああ!!
そうだ！
集合かかってるし！

シャノン「キャー！
もう、もっと早く言ってよー！
じゃ、行ってきます！」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

シャノン「ダイジーー!!
１位だったよー！」

ダイジ「おう！　見てたよ！
やっぱり速かったな」

シャノンは
黒い影が迫っていることを
知らなかった・・・

？「伊藤シャノン・・・
調子に乗りやがって・・・フッ」

ミユウ「伊藤さぁん」

ミユウちゃん軍団だ。

シャノン「あ！　ミユウちゃん」

ミユウ「そういえばぁ、
玉入れの集合場所がぁ、
サッカー場に変更になったらしいからぁ、
お知らせしとくねぇ」

シャノン「そうなんだ！
ありがとう！」

ミユウ（あーっはっはっはっはｗ
簡単に騙されたｗ）

放『次の競技は、玉入れです。
出場する選手は
集合場所に来てください・・・』

シャノン「よっし。頑張るぞ！」

あれ、みんな来ないなぁ？

放『赤組で出場予定の伊藤シャノンさん。
至急鉄棒前に集合してください・・・』

シャノン「えっ!?　ウチ!?　急がなきゃ！」

ミユウ（クソ！　何よ！）

審判『ヨーイ、ピピーッ！』

ひゃー！　始まった！
いっぱい入れなきゃ！

シャノン「えいっ！　えいっ！」

ダイジ「シャノンーー！　がんばー!!」

ダイジだ！
頑張らなきゃ！

ミユウ（伊藤シャノンめ！
懲らしめてやる！）

ミユウ「みんな、行くわよ！」

シャノン「えいっ！　えいっ！
・・・痛っ！」

誰かのが
落ちてきたのかな・・・

ミユウ「みんな！　もっとよ！
もっと投げて！」

・・・痛っ！　痛っ！
・・・誰が投げてるの・・・

ダイジ・・・
助けて・・・

ダイジ（シャノン・・・？
シャノンの様子が変だ・・・）

《バタン!!》

ダイジ（シャノン!!）

ダイジ「シャノン!?　大丈夫か!?
よいしょ」

―　保健室　―

ん・・・ここは保健室？

あ、そうだ。

誰かにボールを投げられて
倒れたんだ。って・・・

シャノン「ダイジ!?　運動会は!?」

ダイジ「シャノン。よかった、
無事だったのか」

シャノン「そーじゃなくて!!
運動会は!?」

ダイジ「終わったよ。
俺たちの赤組が優勝したって」

シャノン「え・・・？
もしかしてダイジ、
ずっとここにいてくれたの？」

ダイジ「当たり前だろ。
シャノンを見捨てられない」

シャノン「ダイジィ（泣）」

ダイジ「ｗｗ
かわいいな、シャノンは」

シャノン「え？」

ダイジ「・・・。
俺はちっちゃいときから
シャノンが好きです。
俺でよければ付き合ってください」

シャノン「・・・・・」

ダイジ「俺じゃ・・・イヤ？」

シャノン「ヤダ！
ダイジじゃなきゃダメ！」

ダイジ「キタ！　本音！　ヤバい！
超うれしい！」

シャノン「これからも
よろしくお願いしまーす♪」

ダイジ「おう！
・・・ねぇ。キス、していい？」

シャノン「う、うん」

kiss・・・///

＊ＥＮＤ＊