リボンで始まる恋物語

CAST伊藤沙音

作者：はむはむ

2021.10.27

こんにちは！
私はシャノン！

頭はあれだけど
一応中１です（笑）

話が変わっちゃうけど
私には好きな人がいるの。

名前は紀田直哉。

１ヶ月くらい前から
好きなんだ～。

じゃあ私がどう言う風に
好きになったか教えるね。

・＊。・　１ヶ月前　・。＊・

ミオコ「のん～
あっちのお店にもいこ～」

シャノン「あ～
あっちにも行きた～い」

ミオコ「ならあっちにも
行きたいよ～」

シャノン「ミオコ
行きたいところ多すぎない!?」

ミオコ「いや、のんもね」

シャノン「ま、いっか、
全部行こー！」

ミオコ「だよねー！」

まあ、今の見て
分かったと思うけど
ミオコは私の親友！

今日はミオコと
月１のショッピング！

いつもいろんなお店に行って
おしゃれなお洋服を
いっぱい買ってるんだ～♪

ついでに運命の人探しも（笑）

ミオコ「あれ？　のん
頭に付けてたリボンは？」

シャノン「え？
あれ？
・・・ない・・・」

ミオコ「あれって
亡くなったお母さんが
最後にくれたものでしょ!?
急いで探そ!!」

シャノン「・・・うん、ありがと、」

そう、私がなくしてしまったのは
２年前に病気でいなくなっちゃった
お母さんが大切にしていた
たった１つリボンだ。

お母さんがいなくなる前にくれたから
ずっとずっと大切にしていた
もののひとつだ。

ヤバい・・・
探さなきゃ・・・

直哉「あ、あの～
伊藤さんだよね？」

シャノン「え？　紀田？
どうかした？」

直哉「これ、
さっき落としたよ」

シャノン「・・・！
私のリボン！
拾ってくれてありがとう！」

ミオコ「あれ？　紀田？
何かいつもと
雰囲気違くない？」

シャノン「確かに！
何かかっこいい！」

直哉「///
いきなり恥ずいんだけど」

ドキッ

普通にかっこいいし
照れた顔
可愛いかも・・・

って何考えてんだろ・・・

でも・・・
ちょっと好きかも///

　　　　・
　　　　・
　　　　・

私が直哉を好きになったのは
こんな感じの理由。

一目惚れ？　かな？

最近はこの１件があってから
お礼も兼ねて
よく一緒に遊んでるの！

一緒にいるうちに
ミオコといるかのように
安心するし
めっちゃ楽しい！

ホントはすぐにでも
告白したいけど
なかなかタイミングが
つかめなくて・・・

って思ってたら
明日って直哉の
誕生日なんだって！

というわけで
今からミオコと作戦会議！

ミオコ「やっぱり明日が
告白するチャンスだよね～」

シャノン「告白って
どんなタイミングで
すればいいの？」

ミオコ「自分のタイミングで
いいんじゃない？」

シャノン「難しい～」

ミオコ「頑張ってー」

シャノン「頑張るー」

・＊。・　次の日　・。＊・

シャノン「おっはよー！」

ミオコ「おはよーって
とうとう今日だね！」

シャノン「うん、そうなの～」

ミオコ「放課後？」

シャノン「放課後～
緊張する～」

直哉「何が？
何の話してんの？」

ミオコ「おはよー
今日の放課後
楽しみだねー」

直哉「???」

・＊。・　放課後　・。＊・

シャノン「直哉！
ちょっといい？」

直哉「？　おう！」

・＊。・　屋上　・。＊・

シャノン「はい！
お誕生日おめでとう～！」

直哉「お～！　サンキュ！」

シャノン「それでさ～、
その～・・・」

直哉「？」

シャノン「１ヶ月前は
リボン拾ってくれてありがと！
私、その時から直哉ずっと
好きだったんだ！
もしよかったら私と
付き合ってくれませんか？」

直哉「///
俺も伊藤のこと
ずっと好きだったんだ。
よろしくお願いします！」

私はお母さんのリボンのおかげで
素敵な人と出会えたよ！
ありがとう！

＊ＥＮＤ＊