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忘れられないあの人

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:さなころりん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.10.24

私、高校1年生のシャノン。





私には、忘れられない人がいます。





小学生の時、私は初めての
恋をしました。





名前は、安藤イルマ。





彼は、私の隣の席で
たくさん笑わせてくれたし、
周りも見れるやさしい子でした。





時には、帰り道が同じだったので、
偶然後ろにいた私を見つけては
「よ! シャノン!」と言い、





私のことを
待っててくれました。





私は、そんな彼が大好きでした。





ところが数日後、私と彼を含む
4人ほどで話していた時、
好きピの話題になりました。





私は、彼に聞きました。





「好きな人とかいるの?」





「まぁ、いるかな」





「誰なのー?」





しかし、その答えを
聞かなければよかったと
後悔しました。





「アンナ。
アンナが好きなんだ」





そう、アンナこと星乃アンナは
クラスの中でもトップクラスで
モテる女の子。





そして、私が少し
ライバル視している女の子。





シャノン「あ、そうなんだー・・・」





笑顔だったつもりだけど、
どう思われたかな。





私の初めての恋は
もう終わりだ。





そうして、スッキリしない
気もちのまま
卒業式を迎えてしまいました。





私は勇気を振り絞って
イルマに話しかけました。





「もう卒業だね」





「早かったよなー」





「ね。私ね、私・・・」





「ん、なんだよ」





「私、イルマのこと好きだったんだ。
でも、アンナのこと好きって
聞いたから、応援しようと思って。
だから・・・」





「俺、アンナに告白したんだ。
でも他に好きな人がいる、って。
フラれちゃった笑」





「そうなんだ、なんかごめん」





「ううん。もう卒業だし
切り替えるよ」





「一緒に写真撮らない?」





「撮ろうぜ」





そして、私たちは
卒業しました。





もう卒業して4年も経つけど、
忘れられません。





私には今、彼氏がいます。





でも、頭の隅には
いつも彼がいます。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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