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推しと一般人なんて結ばれていいんですか?

CAST伊藤 沙音伊藤 沙音

作者:わか

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.06.24

「え、当選?!」





私、伊藤シャノンはスマホを
見て驚いた。





「みゆー!
アイラブミーのライブ
当たった!!!」





ミユウ「マジで?! おめでと!」





シャノン「チケット2枚あるけど・・・
行く?」





ミユウ「行くに決まってるでしょ!」





私はいま大ブレイク中の
男女混合アーティストの
アイラブミーを推しているんだ!













・*。・ ライブ ・。*・





リコ「みんな
会いたかったよー!」





ハルト「今日は
楽しんでってなー!」





リリ「みんな
掛け声はいいかな~?」





シャノン、ミユウ「いぇーい!!」





リコ、リリ、ハルト「今日は
本当にありがとうございました!!
またね~!」





シャノン「うわ!
銀テだ! 取れた!」





ミユウ「後でじっくり読も!」





シャノン「ん? これって・・・」





『今日はライブに
来てくれてありがとう!
ライブ終わったら3番出口で
待ってて!
ハルトより』





ミユウ「なにそれ!
もしかして抽選サイン会に
当たる人だけの銀テとか?」





シャノン「え、最高なんだけど・・・/////」













・。・:・°・。・:・°・。・
:・°・。・:





シャノン「ここ、だよね・・?」





ハルト「あ、いたいた!」





シャノン「うわっ!
ハルト君!
こ、こんにちは・・・」





ハルト「どーも!
あ、もしかして
抽選に当たった人かな?
おめでとう!」





シャノン「何が当たったんですか?」





ハルト「直筆サインだよ!
これどうぞ!」





シャノン「え、えぇー?!
いいんですか?!
ありがとうございますっ!!
私、ハルト君の
大ファンなんです・・・!」





ハルト「マジ?! ありがとう!
よかったら、ライン交換?」





シャノン「え、でもそんなことしたら
スタッフさんに怒られるんじゃ・・・」





ハルト「ちゃんと
許可は取ってるから
だいじょうぶ!」





シャノン「こんなの
夢じゃん・・・!」





ハルト「また会えたらいいね!
ばいばい!」





シャノン「うん、またね~」





いや、こんなことある?!





推しとライン交換したんだよ!?





私、何してんの?!





まぁいいけど。





ミユウ「で、あの後
どーなったのよ!」





シャノン「えっとね・・・
サインもらってライン交換した・・・
でも、スタッフさんは
許可得てるんだって」





ミユウ「なにそれぇー!
最高じゃん!」





シャノン「でもこのことは
誰にも言わないでね!」





ミユウ「もちろん!
親友だからね♪」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





1週間後・・





シャノン「あれ?
いつの間にかこんなのが・・」





『推しと友達が
ライン交換したんだって!
しかもサインももらえて
うらやましすぎなんだけど、
サイン欲しーなぁ!』





コメント「私もライブ行った!
もしかして友達ってあの子?」





「分かった!
一緒に取りに行こ!」





え、取りに行くって
どーゆーこと?





ピンポーン





シャノン「宅配かな?」





ガチャ





シャノン「はーい、
なんですか?」





??「ちょっとごめんね~!」





え、何されるの?
うわっ、目隠しされた!





シャノン「ちょっと
やめてください!」





??「ごめんね!
虫がついてたから
ちょっと捕るね!
ほら早く行って!」





??「う、うん!」





え、ミユウの声?





ハルト「おい?
なにしてんだ!」





え、この声って・・・





??「ちょ、ミユ・・・
あんた早くしてよ!」





絶対ミユウだよね・・・





ハルト「邪魔だよ!
どけ!」





シャノン「うわっ!」





ハルト「え、この前ライブに来てた・・・
シャノンちゃん?
ってそれ、俺のサイン!
なんで奪ってんの?」





??、??「っ・・・ごめんなさい!」





ハルト「ごめんなさいじゃ
済まないんだよ!」





??「うわっ!」





シャノン「え、やっぱりミユウじゃん・・・
それに・・・リコちゃん?!」





ハルト「は?
お前、何してんだよ?」





リコ「だってこの子が
あなたのサインほしいって
言ってたから
この子の家に・・・・」





シャノン「でもなんで
家知ってるんですか?」





ミユウ「だってこの人が
教えてっていったから・・・」





ハルト「お前ら最低だな」





リコ、ミユウ「え」





ハルト「まずなんで
人のもの奪おうとするのがよく
分かんないんだけど。
人の家に入ることなんて
よくそんなこことしようとする
心があるな?」





リコ、ミユウ「・・・ごめんなさいっ!」





ハルト「ごめんなさいじゃ
済まないから、
もう警察呼んでおいたよ」





ピーポーピーポー





それで2人は
警察に連れて行かれた。





ハルト「シャノン、だいじょうぶか?」





シャノン「う、うん・・
だいじょうぶ・・・」





ハルト「やっぱりあの2人は
警察署に行ってもらわないとだな」





シャノン「え、なんで?」





ハルト「だってアイラブミーが
結成される前のオーディションで
ミユウちゃんだっけ?
いたんだよ」





シャノン「そ、そうだったの?!」





ハルト「うん、でもその2人さ、
人のもの盗んだりしそうで
指導されててさ、
リコがデビューするの
皆心配してたんだけど
約束するって言っておいて
こんなことするなんてな・・・」





シャノン「そうなんだ・・・」





ハルト「これでアイラブミーも解散か」





シャノン「え、そうなの・・・」





ハルト「でも、俺、シャノンがいると
絶対に幸せになれる気がするんだよな」





シャノン「え、本当に?」





ハルト「だから、
俺とつきあってくれませんか?」





シャノン「でも、いいの?
そんなことして」





ハルト「だって一応
もう解散届だしてるし、
何したっていいんだよ」





シャノン「なら、
お言葉に甘えて・・・」





ハルト「じゃ、よろしくね。
シャノン!」





シャノン「こちらこそ!」





ハルト「せっかくだし
俺たち2人でデビューする?」





シャノン「それも夢じゃないかも・・・」





5年後、私たちは
シャノハルという
初のカップルユニットアイドルとして
デビューしたのであった・・・







~END~

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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