ハッピーエンドな体育祭

CAST伊藤沙音

作者：しゃのみゆ

2023.12.21

私、伊藤沙音!!
ニコ学に通っている
中学２年生!!

ニコラっていう雑誌の
モデルもやっているの！

親友の美優はいつも優しくて、
仕事で休んだ日のノートとかも
見せてもらっているの！

実は・・・
私には好きな人がいるの・・・

ニコラのメンモの
はると!!

はるとは、かっこいいし、
優しいし、運動もできるから、
めっちゃモテる・・・

無理だって
わかってるけど、
大好きなんだ～。

もうすぐ、体育祭！

私は、借り物競争にでるよ～。
はるとも出るらしい！

男子だから、
一緒のレースには
出ないけどね!!

でも、私、運動苦手だから・・・

クラス対抗リレーで
足引っ張らないようにしないと・・・

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・

体育祭３日前。

今日の体育の時間は
クラス対抗リレーの練習なんだ・・・

足引っ張らないといいな・・・

私の番がきた。

私のクラスは１番だ！
頑張って全力で走った・・・

だけど、２人にも
抜かされちゃって、
その後追いつけずに
３位になっちゃった・・・

沙音「私のせいで
負けちゃった・・・」

美優「大丈夫だよ！
本番はきっと大丈夫！」

やっぱり美優は優しいな～。

放課後、トイレから戻ったら
クラスの女子達が集まっていた。

どうしたんだろう？
って思って
教室に入ろうとした・・・

そしたら・・・

美優「沙音遅すぎなかった？（笑）
沙音さえいなかったら
１位だったのに、（笑）
走り方やばかったわ（笑）
違うクラスに行ってほしいわ（笑）」

っえ??

ふたば「でも、美優ちゃんって
沙音ちゃんと仲良しじゃん？」

美優「沙音はニコモだからって
男子から好かれてるじゃん??
私が沙音に優しくしてたら
男子も私のほうを
見るようになるじゃん（笑）
仲良くなんてないわ～」

私は、悲しくなって
逃げるようにして家に帰った。

・＊。・　次の日　・。＊・

美優には
話しにいかなかった・・・

美優と話すのが怖かった。

でも、昼休み
美優が話しかけてきた。

美優「昨日の、聞いてた？」

沙音「うん・・・」

美優は何も言わずに
去っていった・・・

・＊。・　体育祭当日　・。＊・

クラス対抗リレーが
はじまった・・・

どうしよう??
また迷惑かけちゃう。

そう思いながら
バトンを受け取った。

今はまだ１位だ。

また抜かされた・・・

もうやだって思った・・・
その時、

「沙音頑張れー」

はるとだ。

「沙音ならできる！
頑張れー」

みんなに
やっていることだって
わかってる。

だけど、はるとが
応援してくれるだけで
できる気がする!!

私はその後、抜かされずに
２位でバトンを渡せた。

アンカーは、はるとだ！

まだ２位だけど
数メートルの差だ。

「はると頑張れー」

私は大声で応援した！

はるとが抜かした！
１位だ！

みんな喜びあった！

・。・:・°・。・:・

そして、借り物競争。

男子からはじまる!!

次は、はるとのばんだ！

はるとは、何のお題を
引くんだろう？

はるとがお題をひいた!!

あれ？
こっちに走ってきている？

でも、こっちには
たくさんの人がいる。
気のせいだろう。

でも、何のお題で
誰を選ぶんだろう？

私は気になって
しょうがなかった。

はるとが止まった。
私の目の前で・・・

っえ？

はると「沙音来て！」

沙音「っえ？　なんで～」

私は、はるとに引っ張られて
ゴールについた!!

沙音「お題何だったの？」

はると「好きな人・・・
ほんとうは言わないつもり
だったんだけど・・・
好きだった!!
付き合ってください！」

沙音「もちろん！」

はると「借り物頑張って！
応援してる！」

・。・:・°・。・:・

私の借り物リレーの
番が来た。

お題は・・・「親友」

っえ？
どうしよう？

私は美優のほうに
走っていった！

沙音「美優来て！」

美優「っえ？」

私は無理やり美優を
引っ張っていった。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

［ゴールした後］

美優「何のお題だったの？」

沙音「親友!!」

美優「っえ??
私が言ってた言葉
聞いてたんだよね？」

沙音「聞いてたよ。
でも、美優が
私は大好きだから！」

美優「ごめんね・・・
私もほんとうは沙音が
大好きだよ・・・
これから仲良くしてくれる？」

沙音「もちろん♪」

美優とも仲直りできたし、
はるととも付き合えることになって
最高すぎる体育祭です!!

＊ｅｎｄ＊