予知できちゃうのは罪ですか？

CAST松尾そのま

作者：きょんきょん

2024.11.10

「おはよー」

私、松尾そのま、中２！

今、夢から覚めたばかり！

今日ね、すごい夢
見ちゃったの！

親友のゆあが
告白される夢！

しかも・・・
リョウスケに！

これ本当になって
ほしいな～。

・＊。・　通学路　・。＊・

たいよう「おはよ！
そのま」

そのま「おはよっ！」

たいよう「あっ！　時間！
俺急ぐわ！」

最近アプローチしてくる
たいよう！

今、走っている後ろ姿を見ると
ドキドキする・・・

これって恋？
って、言うのかな・・・

・＊。・　学校で　・。＊・

そのま「ねえ、ゆあ！」

ゆあ「どうした？」

そのま「今日の朝、
ゆあが告白される
夢見た！」

ゆあ「誰に？」

（紙に書いて渡す）
「リョウスケ」

ゆあ「・・・（小声で）
片思いの相手！」

そのま「マジ？」

ゆあ「うん」

リョウスケ「ゆあ！
ちょっと来てくれ！」

ゆあ「うん（照）」

そしてそのまは
こっそりついて行った。

・＊。・　屋上で　・。＊・

リョウスケ「ずっと前から
好きでした。
良ければ
付き合ってください！」

ゆあ「私こそ好きでした！
よろしくお願いします！」

陰で見ていた
そのまは・・・

「これって・・・予知夢？」

・＊。・　教室で　・。＊・

そのまは、いつの間にか
机の上でスヤスヤと
昼寝をしていた。

ハサッ

そのま「あーおはよ！
って、たっ、たいよう？」

たいよう「あーあ！
なんで起きた？
せっかくタオルかけて
やったのに」

そのとき、そのまは
たいように告白する夢を
見ていたのだった。

高鳴る鼓動、
抑えきれない思い。

そのまは、たいようが
本当の好きな人になった。

夢と同じことが
起きていた。

でも、それが本当なら・・・
私が告白しないといけない！

教室には、誰もいない・・・ね。

そのま「たいよう！
好きになりました。
もしよければ
付き合ってください！」

たいよう「俺も好きだった。
喜んで！」

そのま「そうだと思った！」

ゆあ「おめでと！」

リョウスケ「やったな、
たいよう！」

そのあとダブルデートの
約束をしました！

＊Happy end＊