推し＝彼氏

CAST松尾そのま

作者：グリーンアップル

2024.09.10

わたしは、そのま!!
中学２年生です！

家でも学校でも
元気で明るいキャラ。

お母さんと私の
２人暮らし。

私、推しがいるんです！

「About you」っていう
アイドルグループ。

そのなかでも好きなのは
リョウくん。

めっちゃかっこいいんよ/////

—：あるひ：—

そのま「学校行ってきまーす」

母「いってらっしゃーい！
今日は、会社の人との
飲み会があるから
帰りおそくなる」

そのま「はーい」

—：学校：—

そのま「あんな～おはよ」

あんな「おはよ！」

あんなとは
小学校からの友達。

わたしが大阪から
引っ越してきたときに
仲良くしてくれたの。

あんなも私と同じ
お母さんとの２人暮らし。

あんな「そのま！　聞いてよ」

そのま「何？」

あんな「お母さんに
彼氏ができたんだって」

そのま「え!!」

あんな「まじでうれしい！」

そのま「いいな～
わたしのお母さんにも
彼氏できないかな？」

あんな「だね！」

—：夜になって：—

そのま「お母さんまだかな？」

母「ただいま！」

そのま「おかえり・・・ってだれ？」

母「そのま！　急にごめん。
これまえからの私の彼氏。
韓国人なんだけど。
これからこの人を
お父さんとして生活してほしい」

そのま「え???」

（これどういう状況？
でも、だれかに似てるような）

父「これからよろしく
おねがいします」

そのま「まあ、別にいいんだけど。
ちょっとびっくりしちゃった」

母「ごめん。こんな中いうのは
もっとびっくりしちゃうと思うんだけど
じつは１７歳のお子さんがいるんだって」

そのま「え？
ますますびっくりしたよ」

父「リョウっていう名前なんだけど。
あ！　来た」

そのま「え???????
もしかして、
アイドルのリョウくんですか？」

リョウ「そうだよ」

そのま「私、リョウくんが
推しなの」

リョウ「ありがとう。
でも、僕そろそろ
家でようかなって」

そのま「え！
そうなんですか？」

リョウ「でも、アイドルの
仕事はやめないよ」

そのま「よかった」

（これはもしかして
告白するチャンス??）

リョウ「どした？」

そのま「よかったら
私とつきあってください」

リョウ「ＯＫ。
俺もそのまをみた瞬間
ひとめぼれした」

こうしてわたしと
リョウくんはつきあった。

＊ｅｎｄ＊