思った以上に恋してる

CAST松尾そのま

作者：めめちゃん/////

2024.09.03

私、松尾ソノマ！
中学生１年生！

イルマとは、隣のクラス。

ヒナノに
「中学生にもなって、
まだ、恋してないの？」
って言われて
悔しかったから、

今年の夏は、本当に好きな人を
つくって両思いになりたい！

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

私は、リリカ！

ソノマとヒナノと
幼馴染だよ！

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

私は、十文字ヒナノ！

今、イルマが
気になってるけど・・・（照）

実は、人見知り！

人前で聞きたくないことを
つい言ってしまう
くせがあるんだ。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

俺は、安藤イルマ！
今、いろんな人に
モテまくってるけど、

まだ、本当に好きな人はいないけど、
ソノマに片思いしてるんだ。

＊‐　そのまside　‐＊

ある日の休み時間、

「好きな人いるの？」
と、ヒナノから聞かれた。

毎日、同じこと
しつこく聞いてくるから、
ホント、ムカつく！

私は、いつもこう答えて、
しつこく聞いてくるのを
防いでる。

「好きな人いるよ！」

まっ、好きな人いないけど（笑）

でも、リリカの目の前で
言ってくるから、
私は、人前でそんなこと言えて
恥ずかしくないのかと毎日思う。

リリカは、
「ソノマが、気まずい顔してるよ！
分かんないの？」
と、いつも
私の味方になってくれる。

味方になってくれることは
いつも、感謝してる。

数日後、私をからかうヒナノを
いつも守ってくれるリリカが
風邪で休みになってしまった。

いつも味方になってくれるから、
ショックを受けた。

また、ヒナノに

「好きな人いる～？
その人の個人情報も
教えてくれない？　教えて！
誰にも言わないから！　お願い！」

と、いつもより
しつこく聞かれた。

とても、嫌だった。

その時、イルマが
私のことを助けてくれた。

イルマの発言が
心にときめいた・・・/////

「やめろ！
ソノマ嫌がってるの
分かんないのか？
それ以上しつこくするなら、
優しくしてあげないぞ？」

ヒナノも、イルマに返す発言に
けっこう悩んだ様子。

実は、２人とも、完全に
両思いしてることに
気づかなかった。

その時、私は
「ありがとう！」
とイルマに照れながら、
微笑んだ。

それに気づいたイルマは、
１週間後、勇気を出して
ソノマの机の中に

─────────────────
───

明日の放課後、体育館裏に
来てくれませんか？」

───
─────────────────

と書いた１枚の封筒を置いた。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

私が言う通りに
ドキドキしながら
イルマの元に行ってみたら・・・、

イルマ「ソノマ！
ずいぶん遅かったけど、
授業が長引いちゃった？」

と優しく聞いてくれた。

「授業が長引いちゃったんです！
遅れてごめんなさい！」

私はドキドキしすぎて、
本当のことを言った。

私は、この時
本当に好きな人に質問されたから、
緊張しすぎて思わず
敬語でしゃべった。

イルマは

「良いよ！
全然大丈夫だよ！」
と言ってくれた。

そして、イルマから、
こう告げられた。

「ソノマのことが大好きです！
付き合ってもらえませんか？」

私は、こう言い返した。

「もちろんです！
私もイルマのことが好きでした！
これからも２人で
幸せな日々を過ごしましょう！」

イルマが私に
こう言ってきた。

「りょ、両思いしてる？」

私は、
「完全な両思いだよ！」
と言い返した。

私は、今気づいた。

「思った以上に恋をしてるんだ！」ってね☆

・＊。・　１ヶ月後　・。＊・

ヒナノが、
「私の彼氏誰かに取られた（怒）
悔しい！」

って、ソノマに向かって
言って来た。

こうして、私とイルマは
幸せな恋が出来ました/////

＊ｅｎｄ＊