彼女っぽい人・・・? 本当の意味とは・・・?

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:あかりニコラLove

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.11.13

皆さんこんにちは!





中学1年生の
松尾そのまです!





周りの子は皆
恋してるけど、





私は恋なんてしてない。





今は友達といるのと、
勉強と部活を頑張りたいんだ!





そのま「ルナー! おはよ!」





ルナ「おはよ!」





ルナは、私の心友!





ルナといるのが1番好き。





ルナ「あ、誰かが廊下で
そのま呼んでるよ?」





そのま「んー? ほんとだ!
行ってみよ」

















― 廊下 ―





そのま「あの、何ですか?
てか、どなた様ですか?
(あ、隣のクラスの人・・・)」





?「あぁ、俺は
隣のクラスの八神リョウスケ。
松尾さん・・・だよね?」





そのま「はい、そうですけど?」





リョウスケ「あのさ、
俺の彼女っぽいこと
してくんない?」





そのま「は、はぁ?!
彼女っぽいこと?」





リョウスケ「うん。お願い!」





そのま「全否定はしませんけど、
何でですか?」





リョウスケ「周りの奴ら
リア充だらけじゃん?
俺だけぼっち的な感じなんだよー。
なっ? いいだろ?」





そのま「なんでそんなことで
私があなたの彼女に・・・」





リョウスケ「帰りになんでも
おごってやろうと思ったのに」





そのま「ん?!
なんでもおごってくれるの?」





リョウスケ「おう!
どんなのでも、何円でもいいぜ」





そのま「なら、なります!」





リョウスケ「じゃあ、決まりな!」





――あ、つい、
『おごる』って言葉に釣られた・・・





なんか複雑なんですけどー!

















― 帰り ―





そのま「よし、帰ろーっと」





リョウスケ「そのま! 早く帰ろ?」





そのま「や、八神君?!」





ルナ「あれれ? そのまの彼氏?(ニヤッ)」





そのま「そんなのじゃ・・・!
また明日話すよ!」





ルナ「りょー」





リョウスケ「じゃあ帰るか!
ついでに何か欲しいもん
おごってやるから」





そのま「ほーい」





彼女っぽいことか・・・





ん? そもそも、なんで私が
八神君の彼女っぽい人に?

















― 放課後 ―





そのま「八神君、
質問いいですか?」





リョウスケ「いいよ?
あ、リョウスケって呼んで。
それと敬語禁止な!」





そのま「わかったよー。
まぁ、聞きたいこと聞きます。
なんで私が彼女っぽいこと
しないといけないの?」





リョウスケ「は? いまさらかよー」





そのま「いや、ついさっき
気になったからさ」





リョウスケ「そんなこともわかんないのかー。
てか、お前だから
彼女っぽいやつにしたの」





そのま「え・・・?
それってどういうこと?
(あれ、顔赤くなってない?
今日暑くないけど・・・)」





リョウスケ「まぁ、わかってくるさ!
で、何おごってほしい?」





そのま「あ、えっとね、アイス!
あと、ここのパフェと
ケーキもいいなぁ!」





リョウスケ「ぷっ、食いしん坊だなー(笑)」





そのま「お腹空いてるから
ついつい・・・(笑)」





リョウスケ「いいけどな(笑)
ほしいもん何でも頼め!」





そのま「やった」





こうして、
今日が終わった。





何かと楽しかったな!

















― 翌日 ―





そのま「昨日食べ過ぎたな(笑)」





ルナ「あ! そのま!
八神リョウスケとは
どういう関係なのよ?!」





そのま「え? 実は・・・」





昨日のことを全て話した。





ルナ「八神の彼女っぽい人に
なってんの?!」





そのま「うん」





ルナ「彼女ならまだしも、
彼女っぽいことって・・・
てか、なぜにそのま?」





そのま「それ私も聞いたの!
そしたら・・・、
お前だから彼女っぽいやつにしたの
って言われて・・・」





ルナ「それって本当に
そのまが好きだからじゃない?」





そのま「え? なんで?」





ルナ「彼女っぽい人なら
誰でもいいってことじゃん。
でもそのま以外はしないってことは、
好きってことだよ」





そのま「えぇぇぇぇ?
そんなことないって!」





ルナ「いや、あるかもよ?」





そのま「ないない・・・」





リョウスケ「そのま!
ちょっと来てー」





そのま「うん、待ってて!」





リョウスケ「あのさ、
英語の教科書貸して?」





そのま「貸してあげるから、
答えてね?」





リョウスケ「うん? 何?」





そのま「リョウスケは、
私のこと好き?
いや、違ったらごめんけど・・・」





リョウスケ「好きだけど?」





そのま「す、好き・・・?
それで私は彼女っぽい人・・・
に・・・?」





こんな真面目な
リョウスケの顔を
初めて見た。





リョウスケ「彼女っぽい人っていうか、
彼女になってってことだよ!
だからお前に頼んだんだろ」





そのま「ご、ごめん、
今思考ストップ・・・」





リョウスケ「はぁ?」





そのま「待って、
リョウスケは私のことが・・・」





リョウスケ「ねぇ、そんな話より、
教科書貸して?」





そのま「でも話が・・・」





リョウスケ「そんなの後だっていいだろ?!
授業遅れたらどーするんだよ。
早くしろよ!」





そのま「なんでそんな怒るの?
教科書忘れたあんたも悪いじゃん!
もう貸さないし!」





リョウスケ「おいっ・・・」





キーンコーンカーンコーン





チャイムと同時に
私とリョウスケの会話は終わった。

















― 昼休憩 ―





そのま「リョウスケにひどいこと
言い過ぎたかな・・・」





ルナ「もう、考えすぎだってー!」





そのま「でも・・・(汗)」





ルナ「ふふっ、ルナも
八神のこと好きなんだね」





そのま「え?!」





ルナ「そんなに考えてるんでしょ?
好きしかないじゃん」





そのま「そ、そうかな・・・?」





ルナ「そーだよ!
ほら、謝りにいきな!」





そのま「う、うん!」

















― リョウスケのクラス ―





そのま「リ、リョウスケ!」





リョウスケ「あぁ、今行くー」





そのま「さっきは
本当にごめんなさい!」





リョウスケ「俺も悪かったな・・・」





そのま「あの、私もリョウスケのこと、
好き・・・です」





リョウスケ「ほ、ほんとか?!」





そのま「うん。
彼女っぽいとかじゃなく、
彼女にして?」





リョウスケ「おう! もちろん!」





こうして、私らは本当の
カレカノというのになりました!







☆END☆

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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