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幸せになるよ

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:しおリーナ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.08.10

私は松尾そのま!
中学3年生。





私は1年前失恋して・・・
それからは恋することが
怖くなっていた。





そんな私をずっと支えてくれている
中学3年生、稲垣くるみちゃん。















・*。・ 学校 ・。*・





くるみ「ねえ、そのま!
私さ、八神リョウスケ君のこと
気になるんだよねー。
隣の席になったじゃん!
それから、おもしろいこととか
言ってくれて、
本当にやさしいの!」





そのま「そうなんだ?!
くるみ、初カレ出来るといいね!」





くるみ「ありがと・・・そのま!
私、アピール出来るようにがんばるね!」





くるみと話してると楽しくて
時間があっというまに過ぎて行く・・・















・*。・ 帰り ・。*・





くるみ「そのま、ゴメン。
今日塾で早く帰らないといけないから、
そのまと一緒に帰れないの!
ゴメンね」





そのま「あ、いいよ!
私1人で帰るから!」





とは言ったものの・・・
いつも笑ってるくるみが
いないのは、寂しい。





ポツン・・・ピチャッ。





そのま「あ、雨だ・・・
どうしよう。傘ないのに」





しだいに雨は強くなり、
雷も鳴り響いた・・・





そのま「走って帰るしかないや・・・」





そうして・・・私は走った。





あ・・・
目の前に石があるのに気がついた。
でも・・・遅かった。





ドカンっ





そのま「痛ーい」





??「だいじょうぶ? 血出てるじゃん!
傘入れてあげるから、一緒に帰ろ!」





そのま「あっ、だいじょうぶです!」





そう言って振り向くと・・・





そのま「え?
八神・・・リョウスケ・・・君?」





リョウスケ「あ・・・そのまだったのか!
早く立って! 傘入れてあげるから!」





ダメ! 絶対ダメ!
あいあい傘なんて、
もしくるみに見られたら・・・





その時だった。





そのま「え?」





私はリョウスケ君に
お姫様だっこされていた。





そのま「おろして!」





リョウスケ「ええって!
俺ん家そこやから、
ケガの処置したる」





わ!





そのま「え! でも」





私はリョウスケ君の家に
入れられてしまった・・・















・*。・ リョウスケ君の部屋 ・。*・





リョウスケ「そのま、そこで横になって!」





そのま「え? でも・・・
ここ、リョウスケ君のベッド・・・」





リョウスケ「いいから! はい。
もうこれで痛いの飛んで行くよ!」





リョウスケ君は私の足に
やさしくバンソウコウを貼ってくれた。





そのま「ありがと・・・もう帰るね!」





リョウスケ「うん・・・
あ、まだ雨降ってるから
俺の傘さして帰って!」















・*。・ 帰り道 ・。*・





そのま「あーリョウスケ君、
本当にやさしかったな~」





私は知らぬ間に恋に落ちていた。















・*。・ 次の日の学校 ・。*・





くるみ「昨日はゴメンね!
1人で帰れた?」





そのま「う、うん」





絶対に秘密!
昨日の帰りにあったことは
誰にも言わない。





くるみ「ね! そのま!
明日の放課後、
『男子から行きましょ、告白大会』
があるんだよ!
それにね! リョウスケ君
エントリーしてるの!」





そのま「そんなのあったんだ・・・」





そういえば、最近、
そんな貼り紙をよく見ていた。





リョウスケ君、くるみちゃん好きですって
いうんだろうな。
だって、昨日も・・・





「稲垣って、めっちゃ
s面白いやつだよなー」





って、言ってたもん!















・*。・ 次の日の放課後 ・。*・





司会者「さあ、それでは
始めましょう!
『男子から行きましょ、告白大会』」





女子たち「キャ~、キャ~」





告白され、両想いになっていく・・・
女子たち。





司会者「エントリーナンバー7、
八神リョウスケ!」





ああ、どうしよう。
くるみが隣で手を合わせている。





きっと・・・
両想いでありますようにって
願ってるんだろうな?





リョウスケ「俺は・・・ずっと前から」





ああ、また失恋しちゃう。
言わないでリョウスケ君・・・





リョウスケ「そのまのことが好きやった!」





そのま「え?!」





そして、このイベントの最後は
両想い同士でハグし合うのだ・・・





司会者「さあ、告白された方は
舞台に上がってください」





そのま「ゴメン、くるみ」





そして、私は舞台にあがって
リョウスケ君にハグされた・・・















・*。・ 帰り道 ・。*・





そのま「ゴメン、くるみ・・・」





くるみ「いいよ!
すっごく切ないけど!
好きなんでしょ! そのまも!」





そのま「うん・・・」





くるみ「絶対幸せになってよ!」





そのま「ありがと・・・くるみ。
大好きだよ」





くるみ「じゃあ、帰ろ!」





そうして・・・
私はリョウスケ君とつきあい、
幸せに暮らしてます。







*終わり*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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