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学校1のモテ王子

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:そのらぶ/////

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.10.05

私、松尾そのま。
中学3年生です!





元々は大阪の学校に通っていたんだけど、
お父さんの仕事の関係で
ここ、ニコラ学園に
転入することになったの。







・*。・ 3年生の始業式 ・。*・





Teacher「みなさーんっ。静かにー。
転入生が来ましたよ~」





Teacher「松尾さんです」





そのま「・・・・あっ。
松尾そのまです。
ニコ阪中学校から来ました。
よろしくお願いします」





・・・パチ・・・パチ・・・・





Teacher「・・・じゃあ、松尾さんは・・・・・・
あっ安藤さんの隣って、空いてるよね?
そこにしよっか」





松&安「・・・・はい・・・・・」





なんか静かなクラスだな~。
イヤーな感じ。





受験前だからかな?





Teacher「これでホームルーム終わります」













・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





いるま「松尾そのまちゃんだっけ?
俺、安藤いるま。イルマってよんで!」





そのま「よろしくお願いします。
イルマさん?」





いるま「(笑笑)イルマでいいって」





そのま「じゃあ、いるまくん。
この学校の校内全然わからないから、
案内してくれないかな?」





いるま「おぅ! いいよー。
じゃっ、昼休みな!」





どうしてだろう。





こんなにも胸が
ドキドキしてしまうのは・・・





・・・これってまさか! 恋?!?!





ドンっ。





そのま「ワッ、ごめんなさい!」





十文字&国本「どこ見て歩いてんの?
ってか転入生さんか、、、
あの学校1のモテ王子イルマ様の
隣になった。
今まで誰もなったことないのに、、、
まあ。自分の立場わかるよね?
でしゃばんないでね。(圧)」





そのま「・・・・はい・・・・・・」





どうしよー、
モテ王子なんて知らなかった・・・





まあでも顔もスタイルも良くて
おまけに運動も勉強もできそう。





納得だけど、、、
ってか、昼休みどーしよー。













・*。・ 昼 ・。*・





いるま「はぁっ。はぁっ。
いた! 松尾さん!」





そのま「はい?」





いるま「ねぇ松尾さん。
もしよかったらさ、そのまちゃんって
呼んでもいいかな?」





そのま「あっ。うんいいよ!
私もイルマくんって、呼んでもいいかな?」





いるま「もちろん!
そのまちゃん、俺からのお願い。
お弁当一緒に食べてくれない?」





そのま「えっ。っと、、、、」





いるま「あっ、ごめん。嫌だった?
無理しないでいいよ。
1人でも食べれるし」





そのま「ううん。全然。
でも、本当に私でいいの?」





いるま「もちろん!
そのまちゃんがよくて
誘ってるんだもん!
一緒に中庭行こ!」





(手を差し出す)





そのま「(照)はい!」





十文字&国本「クッ(にらむ)」













・*。・ 階段 ・。*・





いるま「気をつけてね、そのまちゃん」





そのま「(気にかけて声を小さく)
はぃっ。きゃっっっ」





(そのま、気絶)





いるま「そのまちゃん?
そのま? そのま!
えっ、だいじょうぶ?
保健室。保健室!」





カタカタカタ













・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





(そのま、目を開ける)





そのま「白白白。白しかない。
ここどこ!?」





いるま「よかった、
そのまちゃん無事で、、、」





そのま「えっ。あなた誰ですか?
なんで下の名前で気やすく?」





いるま「えっ。記憶喪失!?」





そのま「?」





いるま「(焦って)俺、安藤いるま。
中3、ニコ学の同級生。
席となりで、そのまちゃんが転入してきて
一緒にお弁当食べようとしたら
そのまちゃんが階段から落ちちゃったの」





そのま「、、、ウソっ、、」





いるま「(落ち着いて)
だいじょうぶ? 無理しないでね」





そのま「ごめんなさい。
今日は帰ってください」





いるま「うん。わかった。ごめんね」





医者「特に体に異常はないので
もう学校に行ってだいじょうぶですよー。
テストの結果、学力は何も問題なかったので
心配いらないですー。
あとは人間関係の記憶だけ。
思い出も含めてですが、まあそのうち戻るはずですよ!
自分を責めすぎず、新しい自分と向き合って
花、咲かせてきてください!」





そのま「はい。ありがとうございました。
お世話になりました」





医者「お大事にー」













・*。・ 下駄箱 ・。*・





クラスメート「転入早々記憶喪失って(笑笑)」





そのま「ぅ、、、、、」





いるま「(そのまの背中に手を当てて)
気にすんな。保健室行こ」





そのま「(名前を見て)安藤さん。
ありがとうございます」





なんか、このやさしさ、、、、
知ってる、、、、、、













・*。・ 保健室 ・。*・





保健室T「どうぞっ」





いるま「(机にこしかけながら)
先生は知ってんの?
そのまちゃんのこと」





保健室T「まあ。
ケガと記憶のことはほとんど」





いるま「じゃあさ、先生。
ちょっと手伝って。
今のそのまちゃんには
どうしても休む時間が必要だ。
だから授業、2人で休ませて。
次、体育だからさ、
テキトーに体調悪いって伝えてくんない?」





保健室T「まあいいよ。そのかわり、
有意義な時間にするんだぞ!」





いるま「はーい」













・*。・ 階段 ・。*・





いるま「ここが図書室で、
そっからすすんだここが
そのまの落ちた階段。
俺が手すりつかんでって言って
つかんでたから、自分では
絶対に落ちないはずなのに、、、」





そのま「うっ、痛っ」





いるま「えっ、だいじょうぶ?」





そのま「うん。ちょっと記憶が」





いるま「なにか思い出した?」





そのま「なんか一緒にお弁当箱持って
この廊下歩いてる」





いるま「うん。そうだよ。一緒に歩いた」





そのま「安藤さん。私。
記憶取り戻したい!」





いるま「おぅ! 行こ!」





そのま「えっ、どこに?」





いるま「はい。ここ。俺らの教室。
今、移動教室中だから戻ってこないよ」





そのま「うっ」





いるま「だいじょうぶ?」





そのま「うん。これは、、
初日かな? 自己紹介してる」





いるま「うん」





そのま「安藤さんに話しかけられてる。
あと今朝、下駄箱にいた、、、」





いるま「十文字と国本かな?
なんて?」





そのま「その十文字さんと国本さんに
『イルマ様は学校1のモテ王子なの。
自分の身わかるよね。
出しゃばんないで』って」





いるま「えっ、まぢかよ」





そのま「うっ、まただ。
うん? あっ、全部がつながった」





いるま「えっ?」





そのま「私は転校してきて何も知らずに
イルマくんの隣の席になって、一目惚れした。
で、十文字さんと国本さんに声掛けられて
イルマくんが学校1のモテ王子なことを知って
パニックになる」





そのま「その昼、約束してたとおりに
学校案内をしてもらう予定だったけど、
イルマくんに呼ばれて、
一緒に中庭に行くことになる。
その途中で、十文字さんと国本さんに呼ばれ
振り返ったときに、後ろから押されて
足を踏み外して病院へ、、」





いるま「えっ、それって、
俺のこと好きだったの?」





そのま「うん。そうだったみたい。
でも、記憶なくてもまた一瞬で
イルマくんのこと好きになっちゃった」





いるま「えっ、両片思いじゃん」





そのま「うそ!!」





いるま「えっ、じゃあ、たくさん
迷惑かけちゃうかもだけど
『俺とつきあってください!』」





そのま「はい! よろこんで!」





いるま「なんか俺、ダサくなかった?」





そのま「そんなことないよ、大好き/////」





*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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