憧れたキミから

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:はなたば大好きのんのん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.09.08

中学校初めての
掃除の日。





髪の毛がサラサラで
整った容姿、
きらきらなオーラが漂っている
先輩に目が釘づけになってしまった。





私は、恋の雷に
うたれたみたいに
その先輩で頭がいっぱいに
なってしまった。





私、ニコラ学園に通う
中学1年生の松尾そのま!





女子バスケットボール部に
入っています!





こうみえて、
学級委員をやっています!





性格は、明るくて
ポジティブでハッピー!





それで、ドジ・・・
誰かが困っている時には、
ほおっておけないタイプだよ笑!





でも、好きな人の前だと、
うまく話せなくなっちゃうのが
悩みなんだよねぇ・・・





?「そのま~!
そろそろ掃除の時間だよ!
先輩見たいなら急がないと!」





めっちゃ急かしてる彼女は
崎浜リコ。





おんなじ部活で、
小学生のときから仲が良い
親友なんだよね!





そのま「そうだった!
今日掃除あるんだった!
急げ~!」





とうとう掃除の時間が
来てしまった。





放課後の掃除の時間は、
昼休みよりも楽しみな時間だ。





それは・・・





リコ「あ、いたよ」





私が一目惚れした、掃除場所が
隣のイケメンの先輩・
2年生の安藤イルマ先輩を
見ることができるから。





部活は、
男子バスケットボール部だ。





ちなみに、週に1回は
告白されているんだとか。





全校の女子が狙っているらしい。





まぁ、話したこともない私なんて
気にしてもいないと思うけどね。





床を一通り拭き終わって、
雑巾を洗いに水道へ向かった。





リコは頑固な汚れと戦っていたから
1人で行った。





水道には、イルマ先輩がいた。





イルマ先輩の隣が空いていた。





そこに行くと、
足が凍りついたかのように
動かなくなってしまった。





その直後、





イルマ「キミ、リコの友達?」





と聞かれた。





すぐに





ソノマ「そうですけど・・・
リコと知り合いなんですか?」





イルマ「そうだよ!
保育園が同じで、
めっちゃ仲良かったんだよね。
でも、小学校が離れちゃって、
中学校で同じになったと思ったら、
全然話しかけてくれなく
なっちゃったんだよね。
だから、リコと仲良さそうなキミに
お願いがあるんだ。
キミの名前は?」





ソノマ「ソノマです。
私にです、か?」





イルマ「キミに・・・
ソノマちゃんに
リコがおれのこと覚えているか
聞いてほしいんだ」





ソノマ「私でよければ・・・」





イルマ「ほんとにありがとう!
じゃあ、LINE交換しよう」





ソノマ「は、はい!」





イルマ「またね」





私は、先輩に手を振りながら
清掃場所に戻った。













・*。・ ~~~~~~~~~~~~~ ・。*・





清掃が終わったあと、
教室に戻った。





まだ、イルマ先輩と
LINEを交換したことが
信じられない。





まだ、胸のドキドキが
おさまらない。





帰りの会が終わり、
リコと一緒に
部活に向かった。













・*。・ ~~~~~~~~~~~~~ ・。*・





今日は、
男子バスケットボール部と
合同部活だった。





それぞれ半分に分けて、
試合をすることになった。





リコとは、違うチームに
なってしまった。





でも、とっても
うれしいことがある。





それは、イルマ先輩と
同じチームになれたことだ。





イルマ「よ! よろしくな!
どう? リコに聞けた?」





ソノマ「先輩!
まだ、チャンスがなくて
聞けてないんです・・・」





イルマ「そうか。
今日、一緒に帰って良い?
リコと家が近いなら
方向同じだよね」





ソノマ「家は、近いです!
もちろんです!
よろしくお願いします!」





イルマ「じゃあ、部活頑張ろうな」













・*。・ ~~~~~~~~~~~~~ ・。*・





部活が終わって、
リコと先輩と一緒に帰った。





私は、2人の間に歩いた。





ソノマ(き、気まずい・・・)





イルマ「(小声で)
リコに聞いてみて」





ソノマ「リ、リコ。
あのさ、イルマ先輩のこと
覚えてる?」





リコ「・・・覚えてるよ。
ていうかイルマ、
何ソノマに言わせてるの!」





イルマ「リコに話しかけづらかったから」





リコ「まぁ、いいわ。
イルマだって、
早く言ったらどうなのよ!」





イルマ「な、なにを?」





リコ「ソノマに」





ソノマ「えっ?! なんで私?!」





イルマ「さすがリコ。
わかったよ」





イルマ先輩は立ち止まって
私の方を見た。





イルマ「明日の放課後、
屋上に来て」





私は、うなずいた。













・*。・ ~~~~~~~~~~~~~ ・。*・





夜になっても、
全然眠れない。





ドキドキするな。





告白かな?
さすがにないか。













・*。・ ~~~~~~~~~~~~~ ・。*・





ついに、次の日の放課後になった。





イルマ「ソノマちゃん、来た!」





ソノマ「遅れてすみません」





イルマ「大丈夫だよ!
あのさ・・・」





先輩は、顔を赤くして言った。





イルマ「最初に見たときから
可愛くて、優しくて、
ちょっとドジなソノマちゃんが
大好きです!
俺で良かったら
付き合ってください!」





頭の中が“?”で
埋めつくされた。





ソノマ「えっ!
う、うれしい?」





イルマ「ほんとに?!」





ソノマ「わ、私でよければ
お願いします!」





イルマ「じゃあソノマ、
これからは先輩呼び禁止な。
『イルマ』って呼ぶこと。
いい?」





ソノマ「はい!
イルマ・・・くん」





イルマ「(小声で)
できれば呼び捨てが
良いけど・・・」





ソノマ「ん? なんか言った?」





イルマ「ううん。
このまま、デートいこ!」





ソノマ「うん!」







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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