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たとえ何もなくてもあなたさえいれば

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:にゅうめん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.03.18

───この世界では、
 魔法が使える────





むしろそれが、当たり前。





誰もが魔法を持って
生まれる。





魔法が使えるのは
1つではなく、たくさん。





だけど・・・





沙音「ちょっと!
早く手を動かしなさいよ」





そのま「はい・・」





私は、魔法が使えない。





私が生まれた家は、
強い魔力を持つ家系。





父と母、両方有名な
家の子どもで
結婚したらしい。





でも小さい頃
母が死んだ。





それから父は、
再婚した。





継母は、私が魔力を
使えないことを見下してか
いつもいじめをしてくる。





継母には
私より2歳年上の
娘がいた。





名前は、沙音。





沙音お嬢様は、
なんでもできる。





美人で、要領もいい、
そして、魔力も使える。





お嬢様は5歳になる前に
才能を開花した。





だからかな───





お嬢様もいじめてくる。





そして、あのとき
あんなにやさしかったお父様も
見て見ぬふり。





魔法が使えないのに、
私は魔法学校に通う。





あいにく、いじめとかは
受けてないけど
よく言われる。





『なんで魔法も使えないのに
いるわけ?』って。





でも私は、今日も笑う。





私は、不器用で
頭も悪くて
要領も悪いけど





この性格と顔だけには
自信がある。





なんで私は、
魔法が使えないのかな───





そう考えていると、
何かにぶつかった。





そのま「うわ! さーせん」





岬「だいじょうぶ?
ケガない?」





その人の顔は
すごいきれいだった。





そのま「はい。だいじょうぶです」





岬「俺は、岬。
ニコラ寮の寮生。
よろしくな」





そのま「私は・・・そのま」





岬「あ・・・君、たしか
魔法が使えないんだよね?」





そのま「え? あ・・・はい」





岬「それなのに
顔はかわいいって
聞いてたとおりだね」





こいつ、ちゃらくね。





そのま「んじゃあ、これで!」





そのとき、岬が
腕をつかんだ。





岬「まって。
お前さ、俺と
つきあってみない?」





は?





そのま「え、ちょま・・・は?
突然過ぎじゃね」





岬「お前は今日から
俺の彼氏。おけ?
じゃあそゆことで」





そのま「ねえ、ちょっと!」





何あの人。











* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





それから何日かたって。





そのま「じゃあ、ばいばい」





友達「ばいばい!」





友達は、たくさんいる。





でも表面的なもんであって
『なんでも相談できる』
そんな友達はいない。





岬「よ! 帰ろうぜ」





そのま「またあんた?」





岬「そんなこと言うなよー」





お互いからかい合ったりするけど、
すごい仲がよくなった。





そして、彼といる時間が
何より1番楽しかった。













・*。・ 家に帰って ・。*・





沙音「そのま、ちょっと
こちらにいらっしゃって」





そのま「なんでしょうか?」





沙音「ねぇ、岬って知ってる?」





そのま「はい」





沙音「そりゃ
知ってるわよね。
つきあってんでしょ?」





そう静かに言って笑った。





目が笑ってなかった。
怖かった。





そのま「え? ・・・・」





沙音「ねぇ、不思議だと思わない?
なんであなたみたいな無能が
岬とつきあっているのか?」





私は、どうすることもできず、
ただうつむくことしかできなかった。





沙音「また下を向いてばっかね。
まぁいいわ。
とにかくあなたとあの人は
釣り合わない。
別れてくださらないかしら?」





そのま「それは、無理です」





沙音お嬢様の前では
敬語になってしまう。





沙音「あら、私に口ごたえする気?
まぁ明日までに別れなさいよ」





別れるわけないでしょ、





よく言われた。





『お前は、何もできない』って。





いつも姉に比べられる。





うんざりだった。





どれだけいい賞をとっても
誰もほめてくれない。





自分に自信は
ちょっとある。





でも、自分のことを好きには、
なれなかった。





岬「じゃあ俺が
ずっとそばにいるよ」





そう言ってくれた彼と
別れることはできない。













・*。・ 何日かたって ・。*・





結局、別れてはいない。





もちろん岬には、
言っていない。





気づいたら、
真っ暗な場所にいた。





どこ? ここ。





あっ・・・思い出した。





ここは私が小さい頃、
継母の言うことを
聞かなかったときに
よく閉じこめられた場所。





すごく怖くなった。





沙音「やっと起きたのね。
あまりにも起きないもんだから
ついに息が止まったかと
思ったのに、残念ね」





継母「聞いたわよ。
沙音の言うことを
聞かないってあなた、
何様のつもりよ」





そう言いながら
髪を引っぱった。





そのま「絶対に聞きません」





継母は、それから
私を殴ったり
蹴ったりして
もう限界だったけど、
うなずきはしなかった。





そんなときに
光がさした。





青色のやさしい光。
回復魔法だ。





使える家系はめずらしい。





岬「そのま!」





彼は私を背負って
おだやかに笑った。





めずらしく
その後わかった。





私は、魔法が使えた。





1000人に1人の
めずらしい魔法。





そして、魔力も強い。





お嬢様はこういった。





「本当は知っていたの。
あなたが魔法を使えるって。
でも越されるのが怖かった。
あなたは、なんでもできるから」





お互いある意味
同じことを
思っていたのかもしれない。













* それから何年かたって *





あんなこともあったけど
私は彼と、今日結婚した。





沙音とはあれから
仲よくなった。





もちろん継母とも。





お父さんは・・・いい。





相変わらずなチャラ男だけど
それと裏腹にやさしい。





よかった、
この人と出会って。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





そして、娘が生まれた。





名前はサナ。





サナ「ねぇなんで
ママはパパと結婚したの?」





そのま「えー?
なんでかなー。
まあ顔かなww」





岬「顔だけ?
ひどくね。
じゃあ、俺はね・・・」





そのま「ほんと?////」





「ママ照れてるの?
ねぇ、なんて
言われたの?」





そのま「何だと思う?
秘密!」





サナ「私、大きくなったらパパと
結婚する!」





岬「それは、無理かなー。
パパにはもうママがいるから」





そう言って笑った。





そのま「私にはねー、私がいるから」





「じゃあパパと結婚する!」





そのま「えー!
だめだって。
パパはママの!」





岬「いまなんてった?」





そのま「なんでもないでーす」





岬「もっかい言って」





そのま「いや!」





*end*/////

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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